ジャニーズWESTが歌う言葉と、私
言葉では、命を生み出せない。
でも、言葉で命を繋ぐことはできるし、その逆も。
言葉では伝えられないことが数え切れないほど存在する代わりに、言葉でしか伝えられないことも数え切れないほど存在する。
私はたまに「ポエマー」と揶揄されるけど、ポエム(詩)でしか伝えられないことも数え切れないほど存在するはずだ。
とにかく、私は言葉を信じているし、日々言葉に生かされている。
そんな私に響いたジャニーズWEST楽曲の歌詞*2を今回は、自身の人生を顧みながら、自分の言葉でまとめてみた。
届かない声はない、そう確信して、楽しみながら。
「"大丈夫""大丈夫" 君の声がきっと誰かを笑顔にする」*3
→私は良くも悪くも、言わずにいられない側の人間だと自覚してる。だから、余計なことをたくさん言ってるんじゃないかって、一度不安になり出すと止まらなくなる。でも、大好きな桐山照史くんも歌うこの言葉は、そんな私を優しく労ってくれる。言わないと癒せない傷もあれば、言ったから残す傷もある。難しい、とても。でも、言わずに一生の悔いを残すのがいちばん怖い。だから結局これからも、私は誰かを笑顔にするための言葉を探し続けたいし、誰かのために挑戦を続ける自分や誰かを、その挑戦自体を労っていきたい。
「人生はとんとんやん」*4
→そうか、人生はとんとんか、とシンプルに人生の凸凹を均してくれるパワーワード。
「生まれたことが チャンスの始まりさ」*5
→偉大なる濵田師匠のパート。一生はチャンス。一生はピンチじゃない。ピンチもあるけど、それさえもチャンスの中の出来事。私はこれをすぐに忘れるから、何度だって歌い聞かせてほしい。
「何も持たずに生まれてきたのに」*6
→これもすぐに忘れる。そうだよ、元々は真面目さもお金も優しさもスキルも地位も愛も何もかもゼロだったんだよ。失って困るのは命だけだよ。究極、今日も生きている、それだけでもう何もいらない。
「吹っ切れてないのにまた今日が始まるのか」*7
→果てしないブラックホールに飲まれ続ける夜もつらいけど、絶望のまま迎えて世界を恨む朝の方が個人的には地獄。眩しい朝日は何も解決しないし、むしろ残酷なほどに人を追い詰めうる。今日よ始まるなと何度も願った私よ、貴方よ、これからも消えてはいけない。消えそうになったら、消えずに全力で逃げろ。
「消えたくなった夜も 逃げたくなった朝も まぁまぁカッコいいんじゃない」*8
→自らこの言葉に辿り着いた同い年の青年、それが私の応援するジャニーズWESTのセンターであることが何より誇らしい。私もそんな夜やそんな朝を数え切れないほど過ごしてきたから、それを肯定することの難しさは自分なりに知ってるつもりだ。だから、彼が私と同じように、そんな人々を、何より自分の脆い部分をポジティブに受け入れ(ようとし)たことがすごく嬉しいというか、大きな安堵を感じるというか。私にとって重岡大毅くんは『人生』というフィールドにおける戦友だから、昨日までお互いあらゆることを乗り越えながら、今日もお互い生きている、それがとても幸せで、明日からもそうでありたくて、ずっと。
「間違ってもいいんだよ」*9
→「間違っちゃいない」は自分や他人のすべてを肯定する言葉として使われていたから、正解だけを良しとする意味には全く捉えていなかった。でも、"自分や他人のすべて"の中には、過ちも含まれているのだと、この歌詞が追加されたことでより鮮明になった。本当にパワーワード。私もこの先、いくら視点を変えても絶対に覆せない過ちをしてしまうかもしれない。いや、既にいろんな間違いをたくさんしてるに決まってる。でも、それも全部、いいんだ。多分、元々のユニット曲『間違っちゃいない』のときよりも、作者である重岡くんの器がまたひとつ広がった。間違っちゃいない。
「I Love you ほら愛ならある」*10
→自分にも世界にも絶望した人と、そんな相手をなんとかして救いたい人。この歌詞で愛に縋ってるのは、多分後者なんだろうな。でも、私がこの世に別れを告げたいと思いながら道路を走る車を見つめるとき、いつも浮かぶのは"終わる自分"より"終わらない誰か"のことだった。自分のことを愛してくれている人をこの先、悲しませたくない、苦しませたくないという感情のパワーが、たとえ瞬間的にでも強く大きな生命力になるというのを私は身をもって知ってる。だから、この歌詞はすごい。だから、君に届け。
「君らしくいる事 難しいけど その方が好きだよ」*11
→自分らしさを見つけて貫くこと、その難しさを受け止めてくれた時点で私も貴方が好きです。真理も愛もある、これぞ究極。
「愛せ 君の人生」*12
→一生の課題だと思う。特に不幸な人生を送ってる感覚はなかったけど、20代前半までは生きてること自体に愛着もありがたみもあまり感じてなかった。楽しい日がたくさんあっても、根本的には誰も悲しませずに早くその幕が閉じればいいのにといつも思ってた。最近30代を前にしてやっと生きる楽しさや喜びが少しずつわかってきたけど、それでも人生は面倒だ、なぜ時間やお金や労力をこんなにかけてまで生き続けなきゃいけないんだろうって感覚はつい先日まで残っていた。でも、私だけの人生を愛せないのなら、私だけの人生にしなければ愛せるのかもしれない。誰かの幸せ願う想いを、自分にも反射させよう。これは、誰かを想うのが得意で、自分を想うのが苦手な、私だけにしか歩めない人生。君に人生を愛してほしいなら、私も人生を愛さなきゃ。君は君の人生をきっと愛せる、だから私も、私の人生を愛す。
「どいつもこいつもいい顔で」*13
→どうしても避けられない別れなら、せめてみんな幸せであってほしい。みんなが幸せになれる別れなら、涙も結局笑顔になるから。
「本当は誰だって やればできる子や 僕たちの未来は 輝くダイヤモンド (ギラギラ)」*14
→今の自分はダメダメなんだと思ってた2014〜2015年の私に、未来の自分はダイヤモンドなんだと教えてくれた大切な歌詞。そういえば、ラジオで蜷川幸雄さんと語り合ってたジャニーさんも同じようなことを言っていた気がする。ノリで聴き流すにはもったいないほど深くて温かい、自分にも他人にも響かせたい言葉だ。
「大事な事はベストを尽くすことさ 積み重ねてく 今日がその日になるかどうかは わからなくても」*15
→結果は後からでもついてくるけど、悔いを残さない行動ができるのはいつだってその瞬間だけ。それに本当の自信は、ベストを積み重ねた未来でしか得られない。だからコツコツ、焦らず、腐らず、楽観的に。これまでも、これからも、私はそうやって生きていく。
「待つのもたまにはいい景色」*16
→私は去年の秋から、焦りを禁じるポスターを自身の胸に掲げた*17。これまで生きてきて、焦ってよかったという経験が何一つ思いつかなかったし。むしろデメリットしかなかったと気づいたから。でも世界も自分も、まるで邪悪魔法みたいにとにかく焦らせてくる。だからこの歌詞を聴いたとき、回復魔法を浴びたようだった。未来は誰にもわからないから、早い遅いの良し悪しだって誰にもわからないはず。何でも急ぐのではなくて、待つことも大事にして、どこまでも悠々と進んでいきたい。
「上手く生きるのがすべてじゃないから」*18
→ず〜っと、ず〜っと、自分で言い聞かせてきた呪文だった。私は本当に生きるのが下手だ。理想も目標も計画も、私の前ではすべて破綻するのが常。なぜ思った通りに生きないのかと自他から責められるたび、できるものなら誰より私がそうしたいのだと何度も嘆き苦しんだ。でも、不器用こそが私の人生、遠回りこそが私の進路、上手く生きないことで広がってゆく景色、そういう価値観を自分に対しても認められるようになってきて、やっと自分の生き方を肯定的に捉えられるようになった。そしてその考え方を今、あろうことか大好きなジャニーズWESTが歌ってくれている。やっぱりそうだったんだ、そんな思いで私はこの歌詞に笑顔で両手を広げた。
「信じた自分 見えたなら それだけできっと 未来はGREATだろ」*19
→未来は誰にもわからないけど、最高の未来を確信することは誰にだってできる。未来への確信は、自分への確信だ。私はあるときから、自分が宇宙一無敵だと本気で信じることに決めた。いや、本当にそうだし。もちろん私がそうなら、他の人だってそう。自分を信じるってことは、何が起きても絶対幸せになれる力が自分に備わってるという事実を強く抱きしめること。迷いを捨てよう、誇りを持とう、それだけで絶対未来はGREATになるぞ。(と私は今日も自分に言い聞かせる)
「勝っても負けてもお前は ドラゴンドッグ!」*20
→めちゃめちゃゴリゴリな兄さんたちに、どう転んでも人生の勝者一択と言い切られたら、もうそれは、そういうこと。強い。
「甘ダレばかりじゃ物足んねぇ」*21
→しんどいこと、大変なこと、苦労、その他負荷かかる系の出来事を肯定する言葉として重宝してる。甘ダレばかりが恋しくなってしまうとき、"そうそう、人生イージーモードじゃ生き甲斐もないよねえ"と自分に言い聞かせてどうにか成長の糧を欲する心を保つための漢方薬。
「感謝感謝 感謝のこころ 忘れずに」*22
→2019年5月、当時26歳の私は自動車免許合宿でこの曲のMVと涙を同時に流しながら部屋で1人教官の指導内容をメモ帳に書き連ねる日々を過ごした。思い通りにいかないことを突かれる悔しさや苛立ち、それを乗り越えるために必要なのはどこまでも感謝だと何度もこの歌詞が教えてくれていた。ありがたくも自分のために怒ってくれる、指摘してくれる、刺激を与えてくれる、そんな考え方が身に付いたのは間違いなくこの言葉と過ごしたあの日々のおかげだ。
「たまには自分をホメチギろうぜ」*23
→『ホメチギリスト』という曲名自体が神ワード的新概念。その上で、自分のことも遠慮せずガンガン褒めちぎっていいんだということを教えてくれたこのフレーズは私にとってポジティブな稲妻。気づけばセルフホメチギツイートが多くなってきたけれど、それがTwitterのホメチギリスト勢にいいねされると冗談抜きで自信と自己肯定感が爆上がりする。これぞホメチギ相乗効果。まじでありがとう。
「考えるな、燃えろー!」*24
→大体、考えすぎて水底に沈むのが私。だから必要以上に身構えたり思考がぐるぐるして目が回りそうになったらこの曲を流して全て一掃することにしてる。そうやって腹を括るというか、未知を楽しむというか、とにかく考えずに燃えればいいんだという良い意味での自棄。
「真面目になりすぎはダメダメ 肩の力をほぐして」*25
→昔から"そんなに真面目じゃなくてもいいよ"とか"もっと肩の力抜いていいよ"とかは散々言われてきた。でもこの歌詞は「真面目になりすぎはダメダメ」だと言った、言い切った。しかも信頼する濵田崇裕さんからポップなダミ声で怒られるのだから、響かないわけがなかった。主に通勤中、自然と真面目を貫こうとする私はいつもこのお叱りを受けては肩の力をほぐし、あえてがんばらないことを決意したり、朝からコンビニアイスを食べ歩きしたり。真面目になりすぎる私の顔に彼がホースの水をぶっかけてくれるたび、私はもう真面目でいてやるものかと好き放題スイッチを押し、いつの間にか肩の力なんてほぐれてる。まさに魔法の言葉。
「世間はDangerous ゆえのTenderness」*26
→あんな爆イケ曲の中に、こんなにも温かい歌詞が紛れ込んでることに気づいた当初の衝撃たるや、はかりしれん。しかもそれを、あの重岡大毅くんが歌ってくれるなんて、ありがとう。内容として好きな理由は、危険なのに戦闘態勢にならず味方を作ろうしているところと、"優しさ"の強大な価値を心得ているところ。
「幸せのカケラ拾い集めて 誰かに分けられる人になろう」*27
→この歌詞をおそらく綺麗事じゃなく本心で発した小瀧望くん、末恐ろしい末っ子。自分が幸せになるだけでなく、他人も幸せにしようという価値観。わかっていたけど、わかっていなかった部分だったし、そっちがその気なら、私はこれからより一層全力で自他幸福のために生きるよ。よろしく。
「いま誰のために生きて この日々を何に捧ぐ」*28
→自分も含めた世界中の人が幸せになるために生きたい。嘘じゃない。綺麗事でもない。そのために日々を捧げたい。でも、簡単なことではないし、無理や自己犠牲もいけない。大きな目的をもちながら自分らしく生活を楽しむ方法、それは自分にしか見つけられないはずだし、一生懸けて見つけてゆくものだと思う。だから焦らない、見失わない、ひとつずつ、少しずつ。でも、絶対実現させる。
「生きてゆくことの半分は壁にぶちあたるばかりだ 残された半分はそれを乗り越えてゆくためだ」*29
→私の感覚は、"人生楽ありゃ苦もあるさ"ではない。基本人生は辛く苦しい。だからこの歌詞の前半部分に大きく頷いた。壁にぶちあたった分だけ人は成長するし、若いうちの苦労は買ってでもした方がいいという言葉は魂に刻んでいる、でも正直それだけでは相当しんどい。だからこの歌詞の後半の意味を自分なりに理解したとき、私はもっともっと癒やしや喜びや楽しさを追求していいんだ、がんばるだけじゃがんばれないんだ、とすごく腑に落ちた。まだまだ実践途中だけど、いつか本当に半分だと思えるくらい、いや、どうせなら壁を勝ち越すくらい人生を謳歌したいぜ。
番外編
「夜の芯まで冷えた」*30
→言葉の内容が響いたというより、言葉の芸術として感動した。1番サビ「夜の銀河を超えて」では煌めく夜空が奥ゆかしい宇宙へと広がって、2番サビでも「夜の」まではそんなイメージを、想像してたら「芯まで冷えた」でいっきにピントが急降下してアスファルト上のちっぽけな心に冷たい空気が通ってゆく。同じメロディ、同じリズムという制約の中でこんなにも気持ちよく衝撃的ギャップを生み出したJINさん、天才だ。
『その先へ…』*31
→特定の歌詞はピックアップできなかったけど、迷いや不安を抱えながらも未来へなんとか進んでゆく姿勢が、大学卒業後の進路に悩んだ私に深く深く刺さったこと、今でもずっと忘れない。当時、お風呂で聴きながら何度も泣いたことも。この曲の言葉たちのおかげで、その先へ命を繋げられたといっても過言ではない。大学時代の恩曲。
『ごっつえーFriday』*32
→社会人である今の恩曲。朝のしんどさ、残業の無理さ、叫びたいけど叫べない叫びを全部代弁してくれるからそれだけでもうありがたすぎ。結局毎日華金、職場もクラブに変えちゃえという、世界変えるレベルの新概念が神々しい。その言葉通りにはなかなか実践できないけど、実践への挑戦は労働の限り続けていく決意。*33
『アメノチハレ』*34
→存在自体を抱きしめてくれる曲。雨はいずれ上がること、それに雨だって必要であることを優しく諭してくれるから、この言葉たちのおかげで私は人生の雨をより肯定できるようになった。
『証拠』*35
→頑張りたくても頑張れない、やりたいはずなのにできない、そんな葛藤を讃えてくれる言葉まで歌うジャニーズWEST、味方のプロ。頑張ったけど結果が出なかった、ということは許されても、目に見える形で頑張れなかったことに対して世界はまだまだ厳しい。私が最も生きづらかった頃、私は自分で決めたことを頑張れなかった自分を、これでもかというほど毎日自分自身で責め続けていた。本当に、今生きてるのが奇跡なんじゃないかってくらい、あの日々は地獄でしかなかった。母に、ジャニーズに、友に、世界に、生かしてもらってなんとか、ね。とにかく、簡単に自分や他人へ「頑張ってない」とか言うなよ。むしろ、血眼になってでも"頑張っている"証拠を探せ。偏見や卑下はもってのほかだし、遠慮も恥もいらない。他人に対しても、自分に対しても、小さなことから褒め称える癖をつけよう。そうすれば、生きられるから。大丈夫だから。その証拠が今の私。
『ええじゃないか』*36
→そういえば、自分や他人の根本を否定することがほぼなくなったと、こないだふと気付いたことがあった。知らぬ間に自分の魂へ、この曲の言葉たちが刷り込まれている。「なんでやねん!」と吐いても、「どないやねん!」とぼやいても、それに「ほんまやねん!」と追い打ちをかけても、結局は「ええじゃないか」と笑い飛ばせるようになってきた。これって、すごく、すごい。この地球上最強の浪速武士による、この地球上最強の浪速節、参りました。チャンチャン。
*1:書き始めたのは2020/6/8だけど、内容のほとんどを書き上げたのは2020/7/20
https://sp.uta-net.com/artist/16404/5/0/
*3:『青空願ってまた明日』
https://sp.uta-net.com/song/245373/
*4:『大阪とんとんダンス』
https://sp.uta-net.com/song/262439/
*5:『もう1%』
https://sp.uta-net.com/song/242355/
*6:『僕ら今日も生きている』
https://sp.uta-net.com/song/240237/
*7:『ANS』
https://sp.uta-net.com/song/287019/
*8:『間違っちゃいない』
https://sp.uta-net.com/song/259856/
*9:『間違っちゃいない。』
https://sp.uta-net.com/song/287020/
*10:『サヨナラなんかじゃ終わらせないから』
https://sp.uta-net.com/song/287021/
https://sp.uta-net.com/song/245375/
*12:『アンジョーヤリーナ』
https://sp.uta-net.com/song/266894/
*13:『to you』
https://sp.uta-net.com/song/283240/
*14:『ちゃうねんっ‼』
https://sp.uta-net.com/song/168247/
*15:『one chance』
https://sp.uta-net.com/song/219772/
*16:『HEY!!!!!!!』
https://sp.uta-net.com/song/283044/
*17:
*18:『証拠』
https://sp.uta-net.com/song/287026/
*19:『Big Shot!!』
https://sp.uta-net.com/song/275482/
*20:『ドラゴンドッグ』
https://sp.uta-net.com/song/245374/
*21:『ホルモン〜関西に伝わりしダイヤモンド〜』
https://sp.uta-net.com/song/199080/
https://sp.uta-net.com/song/171592/
*23:『ホメチギリスト』
https://sp.uta-net.com/song/262441/
*24:『考えるな、燃えろ‼』
https://sp.uta-net.com/song/240236/
*25:『OH LA LA』
https://sp.uta-net.com/song/242351/
*26:『W trouble』
https://sp.uta-net.com/song/283050/
*27:『はんぶんこ』
https://sp.uta-net.com/song/287023/
*28:『虹の旅』
https://sp.uta-net.com/song/275481/
*29:『人生は素晴らしい』
https://sp.uta-net.com/song/211925/
*30:『HEY!!!!!!!』
https://sp.uta-net.com/song/283044/
*31:『その先へ…』
https://sp.uta-net.com/song/162987/
*32:『ごっつえーFriday』
https://sp.uta-net.com/song/283045/
*33:残業に苦しむ濵田会社員の横から登場するMCコター、個人的超ツボ
*34:『アメノチハレ』
https://sp.uta-net.com/song/266897/
*35:『証拠』
https://sp.uta-net.com/song/287026/
*36:『ええじゃないか』
https://sp.uta-net.com/song/162989/
*37:2019/9/4 ジャニーさんお別れ会に送ったメッセージ
アナタは、ワタシ
少し前に、ふと自分自身の行動で違和感を覚えたことがありました。
それは、Twitterで私がフォローしようとしたファンアカウントのツイートに無断転載を見つけたときに「"この人"はダメだ」と勝手に偏見の烙印を押して相手との関係を拒んでしまったことです。
理由はどうであれ、何も知らない他人のことを一側面だけ見て卑下するような生き方を自分は知らぬ間にしていたのだと、ふと気づいて一人悲しくなりました。
最近ではありがたいことに、私の周りにも推し事におけるルール・マナー喚起を積極的に行う人が増え、それによって私自身やフォロイーの方々の意識が高まってきているように感じます。
しかし、前の私は、紛れもなく無断転載する側の人間でした。
大学時代に著作権法の単位を得ているにも関わらず、その知識や考え方を自身の生活に反映しようとは微塵も思わずに、何も疑わずに、"みんながやっていた"という理由だけで推し関連を含めた無断転載を当たり前にやっていました。
今となってはそれが悪いことだと認識できていますが、ついこの間までは、無断転載によって自分が法律違反や権利侵害をしているという自覚はほぼ無く、むしろ推し事を楽しむために必要な手段として、何の悪気もなく好きな画像や動画をSNSやブログに掲載していました。
もちろん、その過ちを正当化するつもりは1ミリもないけれど、自分で経験しているからこそ無断転載をしている人の気持ちや感覚は少なからずわかるし、そもそも同じ罪を犯している私がそういった人を見下すなんて、一体自分は何様なんだろうという疑問を抱かざるを得ません。
こんな風に考えた結果、私は無断転載している人を蔑むような言動は今後一切しないようにしようと決めました。
でも、罪を赦すわけにもいきません。
いろんな人が訴えているように、ダメなものはダメ、なのです。
ルール・マナーの詳細やそれらを違反した場合の影響に関しては、私よりもわかりやすく説明してくれている人が既にたくさんいるので、あまりわかっていないという方はあとから自分自身で調べて把握・理解してもらえればと思います。
そのうえで私が今言いたいこと、それは"ルールやマナーを守れば自分自身も守れる"ということです。
今回、私は過去に自分が無断転載した画像・動画を片っ端から消去しました。
Twitterだけでも9年分、しかも複数アカウントを所有しているし、その他SNSアカウントやブログもあります。
膨大な量の投稿を対象とした消去作業は本当に大変で、でもそれもまた自身のやってきたことに対する償いのひとつだから、どれだけ時間や労力がかかっても最後までやり通すしかありませんでした。
それから消去した投稿の中には、記念日や楽しい出来事に関するものも数多くありました。
もしも無断転載さえしていなければ、当時の想いや表現も含めていつか振り返ることのできた思い出を、私は自分の浅はかさのせいで失いました。
しかもこうして、大変でつらい思いをしながらなんとか過去の無断転載を消したけれど、それで私の罪が消えるということには決してなりません。
自分にも他人にも後ろめたさを抱えながらこの先ずっと生きていかなければならないし、未だに消しきれていない無断転載を見た誰かにある日突然通報されても、私は何も言えないのです。
目先の楽しさしか考えない軽薄さは、結果的に自分に傷を残し、悔いを残し、リスクを残すのだと、私は身をもって知りました。
だから、私と同じような思いをしてしまう人が1人でも少なく済むように、私はこれから、ルールやマナーを守る大切さを訴え続けていきたいです。
最後に、今回の話は決して無断転載や推し事に限ったことではありません。
過去に一度だけファンの清廉さを踏みにじり自分の事情を押し通して高額転売のチケットで現場に赴いたこと、私より先に今の界隈にハマっていた友人に対して偏見の眼差しや冷たい言葉を向けたこと、子供時代に本人には聞こえないだろうと思って何気なく言った悪口を大人になって仲良くなったその同級生が覚えていたこと、そういった類のことすべてに私は今でも取り返しのつかない傷と後悔を感じ続けています。
軽薄で心無い言動は、その場で誰かを傷つけるだけでなく、必ず自分自身も傷つけることになるのです。
だから私は、みんなで笑い合うために、みんなで気を付け合って、みんなで受け入れ合っていきたいです。
国を取り合い、命を奪い合ってきた私たち人類も時を経て現在の姿まで進化してこれたのだから、これからだって更に高尚な平和をきっともっと目指してゆけるはずです。
罪を犯したアナタは昨日のワタシ、大切なアナタは今日のワタシ、罪を赦さないアナタは明日のワタシ…そうやって、私がこの世界を自分自身だと思い続ける限り。
おいでよ ジャス民の森
これを読んでるどこかのあなたへ
私はジャス民*1が大好きです。
ジャス民には色んな人がいるし、ジャス民は色んなところにいるし、私の知らないジャス民だってたくさんいるけど、それでもやっぱり私は、ジャス民が大好きです。
ジャス民大好きポイント①
「All My Love」*2
グループも事務所もその他もまるっと平和に愛する人たちで溢れかえっている、それがジャス民の森です。自分の好きも、誰かの好きも、ぜんぶ大切に抱き締めているうちに宝物が果てしなく増えてゆきます。
☑要するに、推しや担当や界隈に関係なく"世界推しヲタク" *3がたくさんいます
ジャス民大好きポイント②
「Seven Powers」*4
唯一無二のユーモアを多種多様に繰り出す人たちで溢れかえっている、それがジャス民の森です。ひとり言、会話、文筆、絵、音楽、工作、概念収集など、虹色の表現がいつも世界を彩っています。
☑要するに、おもしろいこと大好きな奇才変態がたくさんいます *5
ジャス民大好きポイント③
「ええじゃないか」*6
あらゆる事柄を"祭り"に仕立てる人たちで溢れかえっている、それがジャス民の森です。世にも誇れる『ノリの良さ』が持ち前のユーモアと合わさることで、夢・笑い・愛のセッション*7が鳴り響き、皆がそろって踊り狂い、時には獅子舞も並びます*8。
☑要するに、いつでもなんでも楽しく盛り上がり隊員がたくさんいます *9
ジャス民大好きポイント④
「King of Chance」*10
どんなときでも抜かりなく自軍を売り込む人たちで溢れかえっている、それがジャス民の森です。謙虚・寛容でありつつもチャンスは決して逃さず、堅実に味方を増やし続ける仕事人揃いです。
☑要するに、熱もセンスも高い布教係がたくさんいます *11
ジャス民大好きポイント⑤
「僕ら今日も生きている」*12
『感謝激励ホメわらい』によって自他の一生を大切にする人たちで溢れかえっている、それがジャス民の森です。希望・勇気・愛のセッション*13を轟かせながら皆で仲良く朗らかに生活するうち、気づけば相関図が"幸せの恩人"だらけになっています。
☑要するに、温かくて前向きな共生仲間がたくさんいます *14
ジャス民大好きポイント⑥
「Big Shot!!」*15
自軍の過去現在未来がGREATであることを常に確信する人たちで溢れかえっている、それがジャス民の森です。ジャニーズWESTのことを誰よりも強く信じることで、夢の青春をどこまでも勝ち飾ってゆけます。
☑要するに、決して揺るがない屈強なスペシャルサポーターがたくさんいます *16
ジャス民の大好きポイント⑦
「We are WEST!!!!!!!」*17
"チームジャニーズWEST"の一員という自覚を胸に生きる人たちで溢れかえっている、それがジャス民の森です。生活・仕事・遊びなどのあらゆる場面において、誇り高きWEST魂を発揮しながら世界を虹色へと染めてゆきます。
☑要するに、無敵の七福神ファイターがたくさんいます *18
私はそんなジャス民が、大大大大大大大好きです。
色んな人がいるし、色んなところにいるし、私の知らないジャス民だってたくさんいるけど、それでもやっぱり私は、
最高最強VivaBravoな
ジャス民が大好きです *19
P.S.*20
*1:ジャニーズWESTファンのこと。性別は問わないが、男性ファンは「ジャスメン」と呼ばれることもある
*2:ジャニーズWEST『All My Love』より。http://j-lyric.net/artist/a058b38/l04760e.html
*3:もはや箱推しの規模を超えてしまっている
*4:ジャニーズWEST『Seven Powers』より。http://j-lyric.net/artist/a058b38/l038b4e.html
*5:推しアイドルならぬ推しヲタクもたくさんできる
*6:ジャニーズWEST『ええじゃないか』より。http://j-lyric.net/artist/a058b38/l031220.html
*7:ジャニーズWEST『WESTォォォォ!!!〜愛のセッション〜』より。http://j-lyric.net/artist/a058b38/l04dcd1.html
*8:「ジャニーズWEST LIVE TOUR 2019 WESTV!」における星座コントでの獅子舞登場が発祥。https://books.rakuten.co.jp/rb/15936465/
*9:このスキルが公式からも高く評価された結果、コンサートでのパラパラ・C&Rを超える歌唱への参加、セトリ回答を含む楽曲アンケートなどが課されることとなった
*10:ジャニーズWEST『King of Chance』より。http://j-lyric.net/artist/a058b38/l03a5b2.html
*11:Twitterで「#ジャニーズWESTダイマ部」と検索すれば布教活動の一部が見られる
*12:ジャニーズWEST『僕ら今日も生きている』より。http://j-lyric.net/artist/a058b38/l043aca.html
*13:注釈7に同じ
*14:私もいろんなジャス民の方々に、命や心を幾度となく救ってもらった
*15:ジャニーズWEST『Big Shot!!』より。http://j-lyric.net/artist/a058b38/l04dccf.html
*16:ワールドカップバレー2019におけるジャニーズWESTの応援スタイル、それこそがまさに自軍に対するファンの姿。(Twitterで「#バレチャンWEST」と検索すればその一面が見られる)
*17:ジャニーズWEST『We are WEST!!!!!!!』より。http://j-lyric.net/artist/a058b38/l049db2.html
*18:Twitterで「#諦めへんで」と検索すれば少なくともその色と輝きは伝わるはず
*19:ジャニーズWEST『W trouble』より。https://twitter.com/Wtrouble2020/status/1224890270145114114?s=09
*20:ジャニーズWESTデビュー6周年を祝して、ずっとブログに書きたかったジャス民愛を思う存分詰め込んでみました。私はジャニーズWESTを好きになってから、本当にたくさんのジャス民に支えられて今日まで生きてこれました。顔も名前も知らない、絡んだこともないジャス民の方からの親身な励ましによって、深くて苦しい心の闇から抜け出せたこともありました。互いの励まし合いを通じて、友達として仲良くなれたジャス民もたくさんいます。自分自身が日々を懸命に誠実に生きているからこそ、いろんな人の涙や苦労に気づける、そんな人間味溢れるジャス民の方々を、私は心から尊敬しています。今は大変な世界になってしまったけど、だからこそ、どんなときでも明るく楽しく、ありのままに、希望を忘れず夢を信じて笑顔で進んでゆくジャス民がいれば、どんな状況も恐くないと本気で確信しました。私にとってもはや"ジャス民の森"は、心の帰るべき場所のひとつです。これからも、何があっても、ジャス民として、チームジャニーズWESTとして、永遠の別れなどない、永遠に別れなどない道を、一緒に笑って生きてゆけたら、私はめちゃめちゃ幸せです。
魂の奥底から、ありがとうございます。
今日もヴェローナは
※観劇レポではありませんがネタバレを含みます
ジャニーズWEST桐山照史くん主演舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』*1を観劇してから、気づけば1ヶ月以上も経ってる。
少し時間を置いて記憶を整理してから…なんて思ってる間に世界が変わってしまった。
悲しいことは増え続け、楽しいことは消え続ける、心がどんどん暗雲に覆われてゆく日々。
"こんな世界、地獄だ"
2020年2月21日、前日の全力ディズニーシーの疲れを栄養ドリンクでもみ消して、私は友達とシアターコクーンへ向かった。*2
めちゃめちゃ近い、でも舞台全体も見渡せる、感謝カンゲキ観劇席。
いろんな覚悟を決め、私は大人しく物語を見守ることにした。
やっぱり悲劇だった、しかも事前に予想してた種類のしんどさ。
誰もが人知れず大変な思いをしてるのが世の常だというのはわかる、わかるけど、あまりにも過酷すぎて泣くことしかできなかった。
でもそんな舞台上の辛すぎて苦しすぎる世界と、私が生きる楽しくて幸せな現実には、正直、天と地ほどの差を感じるしかなかった。
だから観劇後、私はヴェローナとそこに生きる彼らをどうやったら救えるか、そんな目線でこの悲劇を振り返ってばかりいた。
すぐ乱闘騒ぎを起こす人も、私情で贔屓する警察も、非人道的行いで家族に見限られた人も、人の命を奪った悲しみを抱く人も、最愛の相手を嫉妬で死に追いやる人も、配偶者の死に絶望して自ら命を絶つ人も、無我夢中で殺し合う人も、私の日常には全く登場してこない。
もしも自分が戦後の関西、ヴェローナという鉛色の工場街に飛び込んだら、一体どうなるんだろう。
ロミオにとっても、私にとっても、ジュリエットは"希望"だった。
ジュリエットは、お母さんからもらった"希望を信じる心"を大事に生きていたし、それが決め手となってロミオとの愛も築いた。
でも最後、ロミオを失った彼女は、健気に希望を探しているつもりで実は絶望を嘆き続けていて、その結果、深い悲しみの底に沈んでそのままこの世を去ってしまった。
とても、とてもとてもとてもつらかった。
ロミオにとっての、私にとっての"希望"がついに消えてしまった。
前向きに生きようとしていた女性が迷わず死を選んだとき、それは私がもっとも涙した瞬間で、あとから考えれば考えるほど、自分もあの世界ではまともに幸せになんてなれない、誰も救えやしない、そう思わざるを得ないくらいの衝撃とダメージを持つ場面だった。
"憎しみ"と"諦め"が渦巻くヴェローナは、時代においても、場所においても、私から遠く掛け離れた街でしかない。
だけど、"憎しみ"と"諦め"は、果たして私から遠く掛け離れているのだろうか。
私が生きる今日は、突如現れたコロナウイルスによって、幸せを感じづらい日々になった。
みんなの"楽しみ"が"悲しみ"に、"希望"が"絶望"に変わり果ててゆく。
私が愛する人の主演舞台、まさしく今触れている『泣くロミオと怒るジュリエット』も道半ばで幕を閉じてしまった。
主催者側から最初に公演中止を発表されたときの私は、皆の落ち込みを少しでも軽くしようと無理に明るく振る舞っていたけれど、愛する人が綴った文章で事実を読んだ瞬間、声を出して泣きじゃくり、ズタボロになって、ついに私は闇落ち*3した。
政府からのイベント自粛要請によって一律に涙を飲んだ人がたくさんいるのに愛する人も周りの人たちもこんなに悲しんでいるのに、なんで商業施設は普段と変わりなく大勢の人で溢れてるんだよ、なんで幕は降ろされたのにシャッターは降りないんだよ、お偉方の会食もまあまあ人集まってるじゃんふざけんな、どうせ娯楽は不要不急なんですよねふざけんな、感染防止のために人生かけて決断した人たちがたくさんいるのに感染リスクにさらされながらいつも通り店頭に立ってる自分ってなんなの……………etc.
深い悲しみは、あっという間に
強い憎しみへと変わり得る。
"憎しみ"はいつだって人の心に潜んでいるのだと、私は初めて思い知らされた。
その後、逆にもうイベントが開催されないことが当たり前の世界になって、私はさらなる悲しみに対しての予防線を張るため、"諦め"を心に宿すようになった。
期待しないでおこう、どうせ中止に決まってる、信じた分だけダメージが大きくなるならもう信じたくない…………etc.
深い悲しみを感じないための手段、
そのひとつが"諦め"なんだ。
悲しみがもたらす弊害を生まないことが幸せに繋がる、そう信じて人は"希望"を諦めるのだと、ようやく私は理解した。
"憎しみ"も"諦め"も、決して私から掛け離れたものではない。
ヴェローナは今日も私の心の中にあるし、彼らと私には微塵の差もなかった。
『泣くロミオと怒るジュリエット』を観た私がずっと求めていた答え、それを教えてくれたのは皮肉なことにコロナウイルスだった。
私がヴェローナの幸せのためにできること、それは私自身が"憎しみ"と"諦め"に勝ち続けることなのかもしれない。
生きている限り、深い悲しみに襲われる出来事は数え切れないほど起こるはず。
でもそのときに私は、彼らのことを思い出して、彼らの仇をとって、彼らの分まで幸せになってあげたい。
憎んで決別すべきは"憎しみ"だ。
諦めて決別すべきは"諦め"だ。
だから私はこれから、もう、誰も憎まない、コロナにさえも感謝してやる。
そして私はこれから、もう、何も諦めない、コロナなんか相手にしてやるもんか。
悲しみを発散するための娯楽が足りないように感じた戦後の工場街でさえ、ダンスホールや映画館はあったし、声があれば歌える、身体があれば踊れる、手があれば絵も描けるし、口があれば妄言だって楽しめるんだ。
だから娯楽に溢れる今の現実世界から、どれだけイベントが消えようと、私たちの楽しみが奪われることなんて全くもってあり得ないんだ。
それに私たちには、芸術が一切禁止された世界すらも再び色彩豊かな感動で包み込んでゆく、そんな最高最強の7人がついてるじゃないか。*4
「俺らは諦めへんで!!!!!!!」*5と強く生きて皆に希望を与えてくれる、無敵の7人がいるじゃないか。
悲しいことが増え続けるなら、楽しいことも増やし続ければいい。
心が暗雲に覆われたって、その上に必ず太陽はある。
"こんな世界、天国だ"
P.S. ヴェローナの貴方と『』に捧ぐ。
*1:『泣くロミオと怒るジュリエット』
◆東京公演HP
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/20_romeo-juliet/
◆大阪公演HP
https://kyodo-osaka.co.jp/search/detail/622
*2:詳しい旅行記はこちら
coh-extacy.hatenablog.com
*3:「闇落ち」といえばドラマ『知らなくていいコト』の闇落ちキャラ野中春樹役を演じたジャニーズWEST重岡大毅は最高でしたよね!他の作品では全く違うキャラなのでぜひご覧あれ、そしてハマれ。
愛されるべきは、外見か、中身か―『宇宙を駆けるよだか』予告編
*4:ジャニーズWEST 6th Album「W trouble」https://www.jehp.jp/wtrouble/
*5:FCサイトより。https://www.fc-member.johnnys-net.jp/information/view/id/148
工場街ヴェローナに或るハヌマーン
※舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』のネタバレあり。
それは大学時代に片想いしていた同期からオススメされて以来、私の心の奥に刺さっているバンド。
曲を聴けば当時の苦酸っぱい恋心を思い出すのは確かだけど、もうそんなことも関係ないくらいに私はボーカル*2山田亮一さんが紡ぐ叙情詩的な言葉たちと中毒性のある予測不可能なメロディを既に自身の生存要素として取り込んでしまっている。
昨日は、眠れずにいたら面白いタグを見つけたから私も参加。
#好きなバンド10組晒すと好みが分かる
— こー@So happy (@genichi505) 2020年2月24日
サカナクション
サンボマスター
10-FEET
ハヌマーン
相対性理論
NICO Touches the Walls
BUMP OF CHICKEN
KANA-BOON
androp
マキシマム ザ ホルモン
そしてこれをきっかけになんとなく「ハヌマーン」と検索して、そこでたまたま出てきた『幸福のしっぽ』という彼らの楽曲に重なる何処かの誰かのエピソード*3を読んだらいっきに感情と思考が動かされてしまい、そのまま歌詞カードを開いて該当曲を聴き始めた。
“また転んで 日々が行く『なんで僕だけ』と呟く
運命って言葉が浮かぶ 手も足も出せずに笑う
(いつも)”
あろうことかそこには、私がついこの間観た舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』*4の主人公ロミオ*5がいた。
まさか、でも聴けば聴くほど、思えば思うほど、もうこれは間違いなく、関西にある鉛色の工場街ヴェローナのカストリ屋台で働きながら明日を模索して生き、そして死んでいった、真面目で哀れな青年ロミオの曲でしかなかった。
“伝えられない事ばかりが 性懲りもなく溢れ出す”
“それでもまだ人間でいたくて
明日もまた同じ場所へ 同じ手段で行く
それでもまだ人間でいたくて
彼らの理不尽さも 品性の無さも受け入れてかなきゃ”
上に書いた歌詞が、ジュリエットに出会う前。
それから次の歌詞は、ジュリエットに出会った直後のロミオ。
“ようやく掴んだ幸福のしっぽ
もう離すもんか幸福のしっぽ
お前が逃げるせいで散々な目にあった
想えばお前のせいで信用を失くした”
彼はようやく、ジュリエットという名の生きる希望を見つけた。
それなのにロミオは、すぐに"すべて"を失い、自らこの世を去ってしまう。
“あくまで只の人間であって ごめんよ
もう自分でなんていたくもなくなったよ
さよならもう夢でさえ逢えないアナタ
伝えられなかったまま 行間の中で腐敗する愛”
そして個人的には、さらに下の一文が最も彼の最期にリンクしていて、とにかくとてもつらくなった。
“近づいてたつもりが 高速ですれ違っていただけ”
ロミオとジュリエット。ロミオと幸福。どちらのことにも当て嵌まって、底無しに悲しくなる。
愛した人と、幸せな日々を、ただ生き続けることがこんなにも難しいことだとは知らなかった。当然ではなかった。「生」は"苦"だ。
ちなみにこの『幸福のしっぽ』の終盤には、今回の舞台とは違う結末を迎えるかもしれないロミオがいて、でも最後の最後の一文で私は彼を抱きしめたくなったから、気になる人がいたらぜひ近くのCDレンタルショップでハヌマーンの『RE DISTORTION』というアルバムを探してみてほしい。*6
最後に、同じアルバムの中に入っている『リボルバー』という曲も、
“そういちいち怒鳴るなって 誰だって誰かを殺したい”
から歌詞が始まって、最後にはまるで『泣くロミオと怒るジュリエット』の舞台であるヴェローナという街そのものが歌っているかのような展開を迎えるからぜひぜひ聴いてほしい。そしてもし興味があるなら、これは歌詞カードだけじゃなくて必ず、曲も最後まで聴いてほしい。『泣くロミオと怒るジュリエット』にエンディングテーマがあるとしたら、それはこの曲以外にあり得ないとさえ思う。ぜひ。
〜おまけ〜
ハヌマーンのアルバム『RE DISTORTION』に収録されている楽曲をすべて舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』の登場人物に勝手に当て嵌め、妄想してみた。
・Nice to meet you:ロミオとジュリエットの2人。舞台のオープニングテーマにも合うと思う。
・Fever Believer Feedback:ロミオ。真面目に働きながらも人間の愚かさや人生への虚無を心に抱く。
・今夜、貴方とマトンシチュー:マキューシオ。狂ったフリをして世界の儚さを嘆く。
・ワンナイト·アルカホリック:ベンヴォーリオ。生きてヴェローナを出た数年後のある日。
・RE DISTORTION:マキューシオ。真理を掴んでいるがゆえに世の中を蔑む。
おしまい
*1:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%B3_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)
*2:Gt.&Vo.
*3:「それでもまだ、人間でいたい」http://ongakubun.com/archives/11565
*4:舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』公式HP https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/20_romeo-juliet/
*5:演じたのは私が愛してやまない自担、ジャニーズWEST桐山照史くん
*6:インターネットの公式歌詞サイトには掲載がなかったので、TSUTAYAのレンタルCD在庫検索ページを貼っておきます。→https://store-tsutaya.tsite.jp/item/rental_cd/195156399.html
ダブトラ初回K╰( trouble×travel )╯
私の大好きなジャニーズWEST桐山照史くん主演舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』*1の観劇遠征と、私にとっての古株である桐山担とめちゃめちゃ前から夢見てたディズニーリゾート、そんな2大イベントが詰まった旅行『こー侍 ハローTOKYO‼』*2が先日ついに開幕し、そして「あっ」と言う間に大千秋楽の幕を閉じました。
※この記事は『泣くロミオと怒るジュリエット』について少しだけ触れますが、今回はとりあえず旅行記だけにしたので本筋に触れるようなネタバレは書いてないつもりです。でも私自身の観劇中の様子と抽象的な感想くらいは書いたので、読むかどうか自己責任で判断してもらえると助かります。
2月前半の激務を必死に生き抜いて、旅行前の連休でひと息ついたらそれまでの疲れがどっと押し寄せてしまい、本当に待ちに待った大切な自担舞台&夢のTDSを目前に控えてる人間なのかと自分でも疑ってしまうほどの、鬱モード発症。
疲れた…もう限界だあ…って思うたびに「げ〜んか〜い♪こ〜っちの方さ〜♪」って流れてくるけど、脳内に疲れてる人ふたりも要らないよ。
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月14日
直近の繁忙期出勤がおわったーーーーー!心身ズタボロだーーーー!明日からシフト上そうなったリフレッシュ休暇です✌✌✌
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月15日
ほんと謎なんだけど、生きる希望にしてるほどの旅行なのにその前日はいつだって憂鬱。なんで???
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月18日
旅行の準備しなきゃなのに、当落でソワソワしてできない(ということにしてる)
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月18日
何もかもが面倒で全てから逃げたいという状態の中、少しでも前に進もうとしたら…これ。
なけなしのやる気で仕事の制服を洗濯したら、ポケットに付箋入ったままだったみたいです。HP-100
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月18日
誰か私の代わりに旅行の準備と制服に付いた紙ゴミ取ってくれえええ
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月18日
それでもやっぱり近い未来の自分や他人をひどく悲しませるような今の自分であってはいけない、絶対にちゃんと楽しく旅行ができるようにと何度も何度も自身の心を奮い立たせて、とりあえず前日の準備はなんとか完了。
たった今、布団に入りました!とりあえずいつもの持ち物リストをもとに用意したから多分大丈夫なはず!あとは荷物が計7kg未満なら俺の勝ちだ(最重要項目) https://t.co/1c43ZhjAWF
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月18日
当日、LCCの鬼門である荷物重量問題に不安を覚えながらもいよいよ旅行がスタートして、でもやっぱり荷物の件が解決してなくて、出発空港までの電車内で改めて調べてみたら算定ルールの誤認識が判明して、もう明らかに重量オーバーでしかないとわかった。でもそれに気づいたのは、比較的安価で済むネット予約可能時間がほんの数分前に終了した頃。泣く泣く高いお金を払って空港での荷物預け手続きをすることになったけど、なるべく低予算での旅行を目指して色々頑張ってただけに過去の自分への申し訳なさとか、やるせなさとか、悔しさとか、そんなひどく暗い感情が旅行序盤で自分を覆ってしまいました。
それでも、今いる場所から少しでも幸せな方向へ進めるように、荷物のことはその場で最大限の工夫と努力を重ねてなんとか最低限のお金と悔しさで留めることができたから、セルフホメチギしてありのままの自分を受け入れることで、暗く悲しい落胆を、明るく楽しい歓喜に、焦らずコツコツ変換していきました。*3
やっと荷物の重量オーバー問題を気持ち的にも乗り越え始めたところで、今度は持参したお土産に問題発生。事前に下見までして、贈る相手のことを真剣に考えながら地元のお店で張り切って厳選してきたお菓子の中に、形が絶望的に崩れてしまってるものと、前日に賞味期限が切れたものがあることに、あろうことか飛行機搭乗直前で気づいた私。買った物への思い入れは強いのに、相手へ無事に渡すまでの管理体制は"ずさん"そのもの…そんな自分自身の最低矛盾状態に心はどんどん沈んでいき、明るく楽しい旅行がまたしても遠ざかってしまいました。
今振り返って考えると、自分が込めた思いだけを優先してまともでない状態の物を相手に渡したがるのを、冷静な誰かにちゃんと止めて欲しかったのかもしれない…私と贈る相手の幸せのために。でもその時はただ話を聞いてほしくて、大丈夫だよと肯定してもらいたくて、悲しみのままに家にいる母にLINEで相談。もちろん私の感情を理解してるだろう母からは、渡さない方がいいと言われてしまった……それも迷い無く厳然と。でも「これから同じ時間使うなら切り替えて帰ってきてから落ち込みな(笑)」と叱咤激励されて、若干まだ悔しさに後ろ髪を引かれつつも確かにそうだと納得。だからもう、くよくよしないと決めることに、した。決意が揺らがぬうちに、あげる予定だったお菓子を子供達が楽しそうに鬼ごっこしてた心地の良い公園で食べました。形がボロボロでも賞味期限切れでもすごく美味しいと感動して、やっぱり相手に食べてほしかったなあと少し苦笑して、でもプレゼントできてたら公園で過ごしてる今の自分はいなかったんだよなとまた自分を説得して、相手と母に感謝して、"これでよかったんだ"と心の中で穏やかに頷いておきました。*4
こうして、やっと平穏な時間が訪れて、私の悩みや悲しみは旅行の楽しさで吹き飛んで、なんてことで終わるほど今回の旅は優しくなかった。
実は出発前、念願のディズニーシーを3日前に控えた時点で、一緒に入る桐山担から急遽予定変更との連絡。どうしても抜けられない用事が突然決まったらしく、シーに行く日はやむを得ず夕方からの園内合流に。一日券を購入していながら実際は半日しかディズニーシーを楽しめなくなってしまった友達の、そのダメージは言うまでもなく私以上に絶大だったはず。でも私は恥ずかしながら、同じく一日券購入済みの自分がそれを独りで最大限価値的に使うにはどうしたらいいかという悩みと不安とで、とにかくもう頭の中が埋め尽くされてしまって。
東京に着いた日、"ジャニーズアイドル写真美術館"*5で優雅な時間を満喫した後、私は中心街でわざわざ本屋に赴き、翌日の人気アトラク長時間孤独スタンバイのために血眼でディズニーシーに関する雑学本を探し歩きました。でもお目当ての本は見当たらず、在庫がヒットした渋谷スクランブルスクエアのTSUTAYAに行こうとしたらまさかの全館休館日……いやいやいやいやなんでやねん*6。しょうがないから気持ちを切り替え、ディズニー系に絞らず今後重宝できそうな本を探すことに決めて、結果、これ*7を買いました*8。
その日の夜は、半年前から2大イベントに匹敵するくらい楽しみにしてたお食事会へ。めったに会うことのできない、元職場の取引先の方々との貴重な時間でした。でもそれが始まる直前、参加メンバーの中で唯一個人的に連絡を取り合ってる*9年上女性Aさんと2人で先に待ち合わせをしてるときに話の流れで「夕方までひとりディズニーすることになった」と伝えたところ、Aさんからは「え?!もっと早く言ってくれれば私も付き合ったのに…でも明日休みで何もないから行こうと思えば行けるけど」との返答。いやいやいやいやなんでやねん!……………え、マジでもしかして本当に幸運にも一緒に行ってくれたりするの?!?!?!?!?まさかの展開でした。
明日は急遽夕方までひとりディズニーになる予定だったんですけど、今日食事した元職場の取引先の方が急遽夕方まで付き合ってくれることになり、私はつくづく人に生かされてるなあと。(未知の展開にわくわくどきどき)
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月19日
それまでずっと頭の中を支配してた"ひとりディズニー問題"*10が予想外の形で解決して、よかったよかったと一安心。さらに食事会中、年パス所持者のディズニーヲタクBさんがオススメ情報や回り方のコツを紙に書いてまで教えてくれて、最後まで楽しみながら感謝と幸せに包まれました。
翌朝、早起きしていよいよ東京ディズニーリゾートへ。食事会以前の計画では、地元にいるディズニー大好き小瀧担からのアドバイスで開園2時間前には並び始める予定だった。でも、前日の夜に年パス所持者Bさんへそれを伝えたら「それは早すぎて誰もいないですよ。今の時期なら30分前で大丈夫です」と念押しされ、私はいかんせんビギナーだから関東住みの年パス所持者を信じない理由がなくて、一緒に入ってくれるAさんにこれ以上負担をかけるのも心苦しいから結局開園30分前にシーへ到着する旅程を選んだ。でも地元の友達やネット情報とはあまりにも違う内容だったから、わりと不安になってたのは正直否定できない。しかもロッカー代さえも惜しい私は2時間前の時点で一旦TDRに到着してから敢えてその日宿泊するホテルへ無料送迎バスで向かい、キャリーケースをホテルに預けてからまた無料送迎バスでシーへ戻る…というルートで動いてたから、やっぱりロッカー代を払って2時間前に並んでしまおうと思えばスムーズにそれが実現できる状況だった。だからこそ、まあまあ強い覚悟で腹を決めてBさんのアドバイスに身を委ね、私はホテルにキャリーケースを預けてから開園30分前にシーの入場列へと並びました。
一緒に入る予定のAさんとも当然開園30分前に待ち合わせをしてたので、無料送迎バスでホテルから再びシーに向かうときに予定通り連絡。シーのゲート前に着いて、Aさんと合流するために連絡を取り合ってると、まあまあな人数が入場待ちしてる光景が目に映った……これって空いてる………?Aさんとは全然合流できず別々に入場することになってしまったし、入場列も全然進まず、嘘でしょ、こんなはずじゃ……結局私がゲートをくぐったのは開園してから30分も経った頃でした。アプリでアトラクションのスタンバイ時間を確認してみたら、みんなに勧められて乗る気満々だった一番人気最新アトラクションの「ソアリン」はもう4時間待ち。私にとって数年越しの念願だったアトラクション「トイストーリーマニア」も3時間待ちで、本当はどちらかに並んでどちらかのファストパスを取る計画だったのに、この2つのファストパスは入場時点で既に発券終了。これまでの準備が全て水泡に帰したショック、それを抱えきれなくなった私には悲しみを通り越して怒りが芽生え、その矛先を私は、本当に情けないことに、年パス所持者Bさんへと向けました。Aさんと合流できてないことで余裕や安心を失い、心の中で"Bさんの嘘つき、信じた自分が馬鹿だった"と愚痴をこぼし、こんなに混んでるなら一人で2時間前に並んどけばよかったと何度も何度も後悔。本当に、最悪だった。
開園40分後にやっとAさんと合流できてからは、私が楽しめるようAさんがもう申し訳ないくらいに協力し尽くしてくれて、夢だったトイマニにもスタンバイで乗れて、しかも2人で遊ぶことも初めてだったのに前々から友達だったかの如くお互い自然な姿で笑顔の時を過ごせて、やりたいことがほぼできて、ソアリンに乗らなくても十分大満足で夕方を迎えることができた。
5年半ぶり、2度目のディズニーシー!大好きなピクサー!トイストーリー!ウッディ!甥Bに似てるピノキオ!#TDS pic.twitter.com/djVkDirFu6
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月23日
最初に乗ったアトラクションがトイストーリーマニアだったのは本当に最高だった。ターゲットとともにそれまでの色々が全部ぶっ飛びました。自分用のお土産であるスーベニアプレートも無事入手できたし、リトルグリーンまんは見かけより100倍美味しくて感動したし、開始早々HAPPY🧸🌟#TDS pic.twitter.com/lDxZ1oCUTv
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月23日
目の前に楽しい相手、右手に日本酒&グレープティー、左手にスモークターキーレッグ、こんなん最高でしかないじゃん、勝ったんだWIN👑
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月23日
そしてディズニーシーにいてもオレンジを見つければ反応する、それがジャニヲタという愛の奴隷。#TDS pic.twitter.com/1mk7ywvOPu
タワテラって、あの不吉なおどろおどろしさだけでもう心拍数上がっちゃう。だからアンリミテッドは結構怖かったです。めちゃめちゃ叫んだ。隣の仲間は終始爆笑してた。楽しかったけど、終わった瞬間の手はシュワシュワしてた。#TDS pic.twitter.com/SX9XY7gibv
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月24日
桐山担も無事到着してAさんとはお互い楽しみきった姿でお別れして、Aさんに改めて魂の奥底から感謝…と同時に私たちのシー最適ルートを食事の席でわざわざ紙とペンを持ってまで真剣に考えてくれたBさんのことを一瞬でも恨んでしまった自分のことが猛烈に許せなくなった。TDR常連のBさんでさえも予想できなかったほどの混雑がそもそもの原因なのに、しかも億が一Bさんの見当違いだったとしても最終的に決断を下したのは自分自身なのに、それなのに、私はBさんの恩を仇で返すような感情を抱いてしまって、ほんとに、最低でした。
人として惨めな過ちを犯したことでまた私の心は暗くなって、でも桐山担とのディズニーシーでの楽しく平和な時間がそれをほんの一瞬だけ忘れさせてくれました。
濵田さん寄りのきりはま、照史くん寄りのきりはま、唐沢さん、人を飲み込む唐沢さん。私の推したちinディズニーシーです。#TDS pic.twitter.com/KKR3GIBp0Q
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月23日
正直、ステラ・ルーが可愛すぎてこれは多分ハマッてしまった、紫のウサギに、はまっ#TDS #濵田崇裕 pic.twitter.com/wMrXEYll54
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月23日
マーメイドラグーンシアター、入場してすぐ桐山担と「コンサート会場みたい」って話してたらトリトンから「コンサートへようこそ」と言われて心でめちゃ笑った。想像以上に素晴らしく、幼少期から大好きな『アンダー・ザ・シー』が始まった瞬間、冗談抜きで泣きそうになった。夢が叶った。#TDS pic.twitter.com/jNRLaPZCNI
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月23日
かみじゅん2ショットと奇跡的に同じ写真を撮れたこと、しかもそれがジャスミンのフライングカーペットだとわかったこと、私たちはどこまでもジャス民であること、ヲタク冥利に尽きます。(私、勝手に壁イラストがおめめクリクリ可愛い白猫ちゃんだと思い込んでたけど、それは神ちゃんでした🐈💚)#TDS pic.twitter.com/WwpBPvKQeV
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月23日
シンドバッドのチャンドゥ(虎)が可愛すぎて一緒に旅したかったし、ダッフィーも可愛い枠のアイドルすぎてズルかったし、タートルトークのクラッシュも天才すぎて一緒にお酒飲みたかった。ディズニーって、キャラ沼なんだね。#TDS pic.twitter.com/Brx9PJOAfN
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月24日
旅行も後半となり、夢にまで見た*11大大大好きな舞台俳優姿の照史くんを目に魂に焼き付ける時間がついにやってきました。
ディズニーシーで体力を使いきり翌日昼に舞台観劇を控える夜、一刻も早く就寝したかったところを入浴や荷物整理や準備等をしている間に気づけば時が過ぎ、事前に用意して来なかったことを恨みながらもAM3:00〜5:00に曖昧模糊な状態で綴った、今生間違いなく一期一会のファンレターならぬヲタクレター。 pic.twitter.com/n3euyVYGMf
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月22日
https://twitter.com/genichi505/status/1230737969494937601
舞台観劇では、ベンヴォーリオ役の橋本淳さんの見た目も演技もそのすべてが"どストライク"すぎて心を奪われ、でもやっぱり浮気なんてできないくらいに魅力的グッドルッキングな自担ロミオに萌え悶え、双眼鏡で細かい演技や表情を覗きまくり、時には静かに涙を頬へと流し、時には肩を揺らしながら笑い、時には感情を失くして放心状態となって、カーテンコールでオレンジ色のハンカチ片手に泣き崩れながらスタオベで大感動の拍手を送って本作品に関わる全ての方々を称え、そして、照史くんへの愛と尊敬を一段と深めた。幸せでした。幸せです。
これはめっっっっっっっちゃネタバレなんですけど、ジャニーズWESTの桐山照史くんという男性は本当にイケメン魅力的グッドルッキングすきすきすきすきすきすきすき🧡🌺#泣くロミオと怒るジュリエット#桐山照史#ジャニーズWEST
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月21日
「一生忘れません。」と最後に書き足した。しあわせです。#泣くロミオと怒るジュリエット pic.twitter.com/yejstGKNYx
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年2月21日
その後は"心と空腹を満たすことでなんとか今を生き延びねば"とのまさに縋る思いでタピり*12、初109でプリクラを撮って、桐山担と笑顔で解散し、東京に住む元桐山担と待ち合わせてヒルナンデスロケ地巡り。3150。
気づけば『こー侍 ハローTOKYO‼』も大千秋楽を迎え、あとは飛行機で地元へ帰るだけ。初日の失敗を生かして、荷物重量問題の苦しみから早めに解き放たれるために預け荷物の重量追加をネット予約して、空港に着いてから一応重さを測定したら、今度は追加しなくても無問題だった…お金の無駄…じゃなくて私は安心を買ったからコレデイイノダ╰( W )╯*13
そうしてとうとう、帰りの飛行機に搭乗。SAKEROCK聴きながら旅行のひとつひとつを思い出してたら、今回は自分の失敗やどうにもならない事情でたくさん悲しい思いをしたけどよく最後まで幸せな感情になることを諦めなかったなと思って、結構ハードだったけどよく頑張ったなと思って、でも結構本当に辛かったなと思って、必死だったなと思って………気づけば涙を流して鼻をすすってました*14。自分でもびっくりするくらい涙が止まらない中、ふと去年の初夏に関西へ行ったときの出来事が想起された。
ベンチで休んでたら隣りに座った外国人の女の人がとめどなく泣き出してしまったのでティッシュとチョコレートをあげた。英語ができたら話聞いてあげられたのかな。
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年5月28日
あとで帰宅してから機内で泣いたことを母に打ち明けたとき、私が何も言わずとも「前にあんたが言ってたあの外国人の女の人のこと思い出したわ」と返してきた*15。やっぱりあの出来事は今回と繋がってて、あの女の人にも旅行の楽しさを凌駕してしまうくらいのつらい何かが起こって、自分でもよくわからないくらいにあの場で号泣して…あのときの女の人は今日の私なんだ、そう確信しました。そしてそう考えると、言葉が通じずとも心配して自分なりにできる限りのことで励ましたあの時の自分の行動がいかに大きな意味を持っていたか、やっと身をもってちゃんと知ることができて、巡り巡って過去の自分が今回の自分をも励ましてくれたように感じることができました。よかった。
号泣フライトを終え、もうあとは家に帰るだけだからと安堵しながら空港内の駅へ向かっていると、手元にある荷物の数に違和感を覚えた。直前に寄ったトイレにディズニーシーのお土産を忘れたのだと気づいてからは、悪い人の手に渡っていないことを祈りながら必死で走って戻り、そしてトイレに到着………手洗い場の台に置いてあった…………よかった…………本当に。そういえばAさんがくれた可愛いイラスト付きの瓦せんべいをクッション性も何もないこのお土産袋に入れて預け荷物として出してしまったけど大丈夫だろうかとこのタイミングで思い出して確認してみたら見事に木っ端微塵だった…でももう落ち込んだりしない自分がそこにはいて、綺麗だった状態はもらったときにちゃんと目に焼き付けてたから、あとは美味しく食べれたらそれでいいんだと楽観的に捉えることができた…明らかに旅行中に自分の生き方が変わりました*16。そして空腹だったから焦らず桜餅を食べました。
再び帰路につき、地元駅まで迎えに来てくれた母の車に乗って深く安堵した途端、もう尋常じゃないくらいに泣きじゃくりながら今回の旅行がいかにハードだったかを全部母に聞いてもらった。ディズニーシーで年パス所持者Bさんを恨んでしまったこと、そんな最低な自分自身にひどく落胆してしまったことも母に伝えたら、母は私のことを責めずただ頷いて聞いてくれてて。そして「もしも開園2時間前に並んでたら、たとえソアリンに乗ることはできたとしても、今後Bさんには後ろめたさを感じてしまうから、今回30分前に並んだのは正解だよ」と言ってくれた。正論だった。私は、決断する時点でちゃんとBさんとの関係を尊重することができていたんだと、母の言葉になんだかそう思えてきて、少しだけ自分を許せた気がした…本当に私の母は、すごい。今回は、誰にだって自分の悲しみを他人への怒りや憎しみとしてぶつけてしまう時がある、ということを教えてもらう機会だったのだと自分なりに片を付けることができて、気持ち的にも割り切れて、今後に活かそうと前を向くことまでできた。よかった。
本当にたくさんのトラブルに見舞われた今回のトラベル、こんな旅行は多分初めてで。でもこれでもかというほどに悲しくやるせない出来事が起こっても、九転び十起き、自分の方がつらさを乗り越え続けることを決して諦めなければ絶対に絶対に絶対にハッピーエンドが待ってる、そんなかけがえのないことを、人生を幸せに進んでいくために必要不可欠なことを私に叩き込んでくれた"ダブトラ"は、まさに、一生の宝ともいえる思い出と体験になりました。でも、私にとって『旅行』とは、その時だけでどうにかなるものではなく、それまでどんな日々を過ごし成長を重ねて来たかを試す『人生力テスト』のようなものだと思ってて。だから今回、こうしてとてつもない幸せを感じることができたということは、それまでの生き方が私なりに正しく豊かなものだったということを証明してくれた気がして、実はそれが何よりいちばん嬉しかったりします。
は〜〜〜、僕ら今日も生きている*17。
そんな今日もいろいろあるけど、希望と幸せは握り締め続ける限りどこまでも自分の手の中にあって、"死ぬこと以外はかすり傷"*18で、だから、つまり、私と貴方にとって
*1:舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』公式HP https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/20_romeo-juliet/
*2:元ネタはこれ
*3: (´◇`)自分、えらいなぁ
*4: (´◇`)うんうん、その方がええわ
*5:またの名を「ジャニーズショップ」
*6:ジャニーズWEST全国ツアー2018WESTival北海道公演で誕生した定番フレーズ。詳しくは円盤で!
*7:
*8:奥さん、注釈6の使いどきですよ!
*9:長く関係を続けたくて今年から年賀状も送った
*10:ただでさえランドとシー1回ずつしか行ったことないTDRビギナーなのにそれを一人で半日過ごすとかマジで難易度高すぎて無計画で当日を迎えるのが怖すぎて、毎日アトラクション&食べ物&お土産のことを下調べしつつ「ひとりディズニー」と検索しまくっては参考になりそうな経験者ブログをひたすらチェックしてた、それくらい大きな懸念事項でした笑
*11:照史くん主演舞台の夢を本当に見ました。
照史くんの舞台がまもなく始まるのにギリギリまでしげと照史くんとロビーで駄弁ってたり、舞台終了後に照史くんが3階から見下ろしながらメキシコについて教えてくれるのを私は螺旋階段上で真剣に聞いたりしてました。階段登った先にしゃがんでる照史くんの光景、一生ものですね。#今日の夢
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2020年1月15日
*12:渋谷でタピオカ片手に歩いてる楽しそうな見た目とは裏腹すぎる私たちの壮絶な実態…振り返ると…じわります。
*13: (´◇`)肯定力上がってるやん!えらい成長したなぁ
*14:寝ようとしてパーカーのフード被ってたしマスクもしてたから周りには見えないようになってたと信じてるけど、隣の2席の女の子たちには完全に気づかれてたんじゃないかな、びっくりさせてごめんよ。
*15: (θヮθ)ミラクルドーターアンドマザーテレパシーやん
*16: (´◇`)すごいねぇ、ようがんばったな
*17:ジャニーズWEST8枚目シングル『僕ら今日も生きている/考えるな、燃えろ‼』
*19:ジャニーズWEST6枚目シングル『人生は素晴らしい』
*20:Special Thanks
☆旅行前にディズニーシーで使える帽子やカチューシャを貸してくれて、持参するお土産購入にも付き合ってくれて、ディズニーシーに関する有力情報をたくさん教えてくれた、運命的マブダチ小瀧担
☆仕事繁忙期でしにそうになっていた時にわざわざ遠いところから私のいる売り場まで会いに来てくれて、商品も買ってくれて、さらに私が最も欲してた身体労りグッズ(かわいくておもしろい獅子舞の入浴剤、まじで尋常じゃないくらい肌が蘇って照史くんに至近距離で見られる恐怖をゼロにしてくれたフェイスマスク)をくれて、たくさん励ましてくれた、私が日々推してる桐山担
☆急遽私のディズニーシーに付き合ってくれて、ひとりディズニーを回避させてくれて、めちゃめちゃ楽しい時間を一緒に過ごしてくれて、念願だったディズニーシーでの飲酒を最高のシチュエーションで実現させてくれた、もはや私にとっての叔母さん(母の妹)のような元職場の取引先Aさん
☆食事中もディズニーアプリとペンを両手に真剣な顔で私のディズニーシーのことを親身に考えてくれて、私の未熟な部分を浮き彫りにしてくれて、大きく成長させてくれた、元職場の取引先にいる年パス所持者Bさん
☆午前中に関西で大学のテスト受けてから15分後に電車乗ってダッシュでディズニーシーに来てくれて、短時間になってしまったディズニーシーを心から楽しんでくれて、ホテルで一緒に泊まってくれて、照史くん舞台で連番してくれて、渋谷でタピらせてくれて、109でプリ撮らせてくれて、本当にたくさんの思い出を作ってくれた、真面目で優しい妹のような桐山担
☆仕事終わりで私のヒルナンデスロケ巡りに付き合ってくれて、Google Map片手に先導してくれて、家に泊めてくれて、お風呂にお湯溜めて私の身体を労ってくれて、朝食まで用意してくれたまるで姉のような年下の元桐山担(現・岩本担)
☆マイマザー
☆私の旅行や毎日を支え励ましてくれた、すべての人・物・状況
☆愛する自担、自慢の自担、格好良すぎる自担、ハードな舞台で堂々と主演を楽しむ自担、いつまでも幸せでいてほしい人、どこまでも幸せをくれる人、ジャニーズWEST桐山照史くん
泣くのはロミオだけでいい
ついに明日から、ジャニーズWEST桐山照史くん主演舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』*1が始まります。
今回は言わずと知れたシェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』が元になってる舞台だから、来たる1回きりの観劇に対する予習としてその原作*2、映画*3、舞台*4に目を通しておきました。
それから同じく今回の舞台で作品設定に大きく反映されている『ウエスト・サイド物語』*5と、脚本・演出を担当する鄭義信さん作の話題映画『焼肉ドラゴン』*6も鑑賞し、できる限りで頭と心を観劇当日に向けて備えてきました。
でも、だめです。
肝心の覚悟が全くできてません。*7
というのも、今回の舞台はもう、観る前からたまらなくつらいのです、辛いのです。
傷口に塩の沁みるしんどさ、でも泣く暇を与えてはくれない悲しすぎる現実、そんな"塩味"と"渇き"が私たちの繊細な部分に癒えぬ痕を刻んでしまう気がするのです。
もう上の文を書いただけでまた胸が締めつけられてしまったので、個人的につらい(辛い)ポイントをアウトプットさせてください。
①設定
戦後5年の関西、港を擁する鉛色の工場街ヴェローナ。今の時代や自分の境遇に悩みや閉塞感を感じながら過ごす若者たち。顔を合わせる度に揉め事を起こす2つの愚連隊、その片方は戦争中に日本へ連れて来られ帰国できずにいる韓国人青年の集まり。
……いや、もうつらい。伝わりますか、この塩辛さ。本来若者たちには可能性と希望に満ち溢れた姿でいてほしい、それなのに彼らは「一寸先は闇」が「一生先も闇」にも思えるような日々を送ってる。不満や不安が自分自身を傷付けてしまわぬよう、ナイフの矛先を余所へ向けることで自我を保つ人々。そんな悲しい中に、あろうことか私の自担がいる世界線。ああ、目眩がします。
②鄭義信さんの世界観と表現
あくまで『焼肉ドラゴン』を観ただけの印象だけど、個人的には相当"エグかった"です。戦争によって意図せず日本に在住することとなった人たち。彼らは間違いなく一生懸命に日々を過ごしてるのに、なぜか歯車が噛み合わず悲しい出来事やつらい思いを重ねてしまう。不満も怒りも飲み込んで生きるしかないと腹を括っても、それさえ通用しない厳しすぎる現実。逆に感情を吐き出せば、瞬く間に壊れてしまう平穏。私は「気楽に生きる」という言葉が存在しない息苦しさをこの作品から突き付けられ、正直心が参ってしまいました。
たとえ架空の作品だとわかっていても、"希望的明日"を信じて生きる人たちの報われない"今日"を目の当たりにするのはとてもつらい。しかも『焼肉ドラゴン』は辛うじて笑顔で終わるのに対し、今回の舞台の元となるロミジュリとウエストサイドはどちらも死で終わるアンハッピーエンド。ましてや、舞台ではおそらく、自担の死が、最後に待ってる……つらい嫌だ無理です。*8
ただし唯一の救いとして、『焼肉ドラゴン』の会話劇の中には日常的なユーモアも含まれてて、思わずクスッと笑った場面もあります。それが作品全体を照らしたとまでは言えないけど、塩辛い中に一瞬甘みを感じるような癒やし要素ではありました。
今回の舞台でも鄭義信さんがテンポの良い関西弁を生かした笑えるシーンを用意してくれてるようで、個人的にそれが本当に救いだと感じてます。なのでその場面が来たときは、笑いながらしっかり息継ぎをして、暗い水底に引き込まれすぎないように顔晴りたいです。
③自担の役どころ
今回の舞台がロミジュリやウエストサイドのストーリーに忠実であるなら、自担は役中で人を殺し、そして自分を死に追いやります。愚連隊から足を洗って真面目に働いてたのに、"希望"とも呼べる最愛の人とついに巡り会えたのに、それら全てを一瞬で闇へ葬り去る、他でもない自分自身の過ちで。
復讐するということは、親友マキューシオを殺したティボルトへの憎悪が、もしかしたらその前からずっと胸の底に隠してたキャピレットや日本人への嫌悪感が、役中の自担を支配し、そして滅ぼすということです。
私が初めて生の自担を見たミュージカル『ブラッド・ブラザース』でも、彼は舞台上で人を殺し、人に殺されました。だけど私が思うにそれはある意味事故のようなもので、確固たる憎しみや殺意はそこまで感じられませんでした。
だから、私は怖いのです。
奥手で真面目な青年でありながら他人の命を自らの意志で奪う役の自担を見るのが、他人の命を奪ったことよりも自身の境遇や恋愛の行く末ばかり嘆く浅はかな役の自担を見るのが、恋人が何故この世を去ったのかを確かめることもせず無我夢中で自身の人生を終わらせる役の自担を、見てしまうのが怖い。
「幸せ」の定義が人それぞれだとしても、ロミオの人生が幸せだったと言える人はほとんどいないはず。そんな境遇を生きる世界線の自担を、私は一体どうやって心に迎え入れたらいいのでしょうか。殺人を犯し、それを省みることもなく自分のために死んだロミオの頭を撫でるには、時代を憎むか、国を憎むか、駆け落ちに関する情報の伝達を阻んだ要因を憎むしかない…憎むしか………こうやって憎しみの連鎖が生まれるのですね。。
よし!おわり!
つらい(辛い)ポイントのアウトプットはもうここらへんにしておきます。
ロミオやティボルトが死んでも、力強く生きてゆくジュリエットやソフィアがいたらいいな。もしそうじゃなくても、私がみんなの分まで幸せに生きてゆこう。
燃えるように惹かれ合い、小説の一節のような長文で愛を語り合うロミオとジュリエット、それはまるで互いが自担のヲタク同士みたいな姿でもあるから、素敵で滑稽な最高カップルを脳内Twitter稼働させて楽しんでみよう。
とにもかくにも、大好きな大好きな照史くんが初めて担う大事な新作主演舞台、初日から大千穐楽までキャストもスタッフも観客もみんなが絶対無事故・健康無事故で、心ゆくまで楽しんで未来へ繋げてゆけますように。
それでは皆様ご一緒に。
よ〜っ、パン👏!*9
*1:舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』公式HP https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/20_romeo-juliet/
*2:『ロミオとジュリエット』(中野好夫訳, 新潮文庫)https://www.shinchosha.co.jp/sp/book/202001/
*3:『ロミオとジュリエット』(オリビア・ハッセー, レナード・ホワイティング)https://g.co/kgs/EXUWo8
『ロミオ+ジュリエット』https://g.co/kgs/tccLo4
*4:『ロミオとジュリエット 蜷川幸雄×藤原竜也×鈴木杏』https://www.ponycanyon.co.jp/visual/PCBE000051512
*5:『ウエスト・サイド物語』https://g.co/kgs/5qpSER
*6:『焼肉ドラゴン』https://g.co/kgs/H6CoiQ
*7:ぴえん(б∀б)
*8:ぴえん(б∀б)
*9:ただただ勝手に思考し妄想し杞憂するヲタクの戯言に付き合っていただき、ありがとうございました!観劇を終えたらまたそのときは感想を綴らせてください!