虹追人が撫でる傷
目が痛い。
Twitterで酷使し過ぎたようだ。
ホットアイマスクを着けて寝転がる。
『Rainbow Chaser』を流すと、アイマスクの中から雫が流れた。
思い出した。
目が痛いのは、さっきまで泣いていたからだ。
ジャニーズWESTを応援する中で最もつらかったことは、他と比べられることではなく、彼らの色を黒く塗り潰されることだった。
ジャニーズWESTの"明るさ"は、デビュー直後の宿命でも、関西の呪いでも、事務所にハマっていない印でもない。
ジャニーズWESTの"明るさ"は、世界の明日に虹を架けるための希望だ。
笑顔で信じ抜くしかなかった。
卑下されて泣いたら負けだから。
そうやって日々押し込めてきた涙、それが『Rainbow Chaser』を聴くたびに溢れ出す。
真価を理解されないのは悔しい。
でも、彼らはそれを「ピカソみたい」と歌った。
黒い傷が虹色に癒えてゆく。
世界が知らない、世界を塗り替える七色。
私は知っている。
大好きな虹を追い続けてきた一人だから。