理由なんてきっと

理由なんてきっと

桐山照史くんに転がされるblog

宇宙を駆ける、水火の烈戦



※これでもかというほどのネタバレを含みますので、作品を一通り観終えてから読むことをお勧めします*1

 

今年の8月に全世界配信されたこの作品を私が初めて鑑賞したのは同じく8月。

 

これはもう一度観る必要がある作品だと感じた鑑賞直後からは既に数カ月が経過したけれど、最近ようやっと2巡目の鑑賞を終えることができた。

 

Netflixオリジナルドラマとして世に生み出されたジャニーズWEST×「駆」の第二作*2

 

宇宙を駆けるよだか*3

 

 

外見と内面をめぐる高校生男女の激しい日々を目の当たりにして、ある人は自身の学生時代を思い出し、ある人は価値観や偏見についての真理を見つける。

 

私も他の人と同様に、「呪い文化とかあったよなあ」「たしかに美形は勝ち組」「でも中身が良くないと台無し」等の様々な思いを自分の中に巡らせた。

 

それから一周目の鑑賞では、ただひたすらに火賀くんが温かくて眩しくて格好良かった。

 

映画『溺れるナイフ*4の大友勝利に続いてまたもや最高の当て馬を演じるジャニーズWEST重岡大毅のポテンシャルと人間力に心奪われ、報われない彼の片想いに切なさと需要を感じた。

 

だけれども全話を見終えた瞬間から、今度はジャニーズWEST神山智洋が演じるしろちゃんの様子が気になって仕方なくなった。

 

物語が終盤に差し掛かる頃、それまで敵のように振る舞っていた彼の行動理由が初めて明らかになる。

 

「もしかしてあのとき…」「あの場面ではどんな顔を…」しろちゃんの本心を知ってしまった瞬間、彼の一挙手一投足を改めて確認しなければこの作品を楽しみきることはできないと思った。

 

ヒロインは最初も最後もしろちゃんを選んでいる…にもかかわらず途中の火賀くんによる愛情表現がまっすぐに映りすぎて、ヒロインとしろちゃんとの恋模様にはあまり注力できていなかった。

 

だからこそ2巡目の鑑賞は、しろちゃんに視点を移してみた。

 

そうして、その結果、この作品の中で2人の主人公たちがいかにヒロインをめぐる烈戦を繰り広げていたかということに、私はついに気づいてしまった…。

 

 

というわけでここから先は、しろちゃんもとい水本公史郎くんと、火賀俊平くんによる激しい恋のマウント合戦に注目していきます。*5

 



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〜第1話〜

水『俺…あゆみちゃんのことがずっと好きだった』

水『つきあってほしい』

水『ごめん、気を持たせてしまったなら謝る』

いつからという明確な時期はわからないけれど、幼馴染であるならそれはもう物心ついた頃からなのでは…。そしてその想いをついに具現化させ、しろちゃんはヒロインの恋人という地位を手に入れた。しかもヒロインにとっても彼の告白は呼吸を忘れるほどの喜びで、早速デートの約束もしてしまうほど2人の関係は相思相愛。

…だったけれど、海根然子の命がけの謀略によって姿を変えられてしまったヒロイン。しかもその訴えをしろちゃんは全く信じることができずに、ヒロインを悲しい孤独の闇へと突き落としてしまった。

 

火『でもあいつといい勝負やな』

火『俺の好きな子もすっごい絵ヘタ』

火『誤解っつってるやろ!』

火『まあ勘違いは仕方ないとして、海根さんにしっかり謝れよ、ほら』

火『あゆみ…あゆみなんやろ?』

火『どんな姿してても分かるよ』

火『あゆみは…あゆみなんやから』

クラスの人気者で誰に対しても分け隔てなく接する火賀くんであるがゆえ、目の前で楽しそうに笑う海根さんの中に大好きなヒロインの姿を見つけてしまう。絵の下手さや文字の特徴を知っているのも、片想い相手であるヒロインのことを誰よりもまっすぐに見てきた火賀くんだからこそ。

そして一番の恋人であるしろちゃんのその目の前で、火賀くんは秘密に誰よりも早く気づいてヒロインを悪意と暗闇から救う。失いかけていた自分という存在が認められた気がしたというほど、ヒロインにとっては火賀くんの存在が希望の光となった。

 

戦況:
しろちゃんが海根さん(の姿をしたヒロイン)を敬遠してしまっているその間に、火賀くんは真実に気づきそしてヒロインの心の支えとして存在感を高めたのでした。しろちゃんにとってはこの上ない痛手、火賀くんにとっては逆転大チャンスの始まり!!!

 

 

〜第2話〜

火『あ…こういうのよく分からんからさ、姉貴に選んでもらったんやけど』

火『俺、断然こっちの方が好きやけどね』

火『友達ね…』

大好きな片想い相手の容姿が変わってしまったとわかったその翌日、火賀くんは早速ヒロインにバレッタをプレゼント。*6 当事者以外でヒロインの在り処を知っているのが自分だけという自信が少なからず感じられる大胆な行動。ヒロインに「友達」と明言されて撃沈したものの、暗闇からの救世主としてやはり火賀くんは絶対的存在を確立したのだった。

 

水『俺が好きなのはあゆみちゃんの顔だ』

水『だからこのまま海根さんと付き合うことにした』

火『今どんだけあゆみが苦しんでんのか分からんのか!』

火『あゆみはな…あゆみは体奪われてんぞ!』

水『なら…お前があゆみちゃんを支えてやれよ』

恋敵である2人が真っ向から対峙するシーン。恋人ではないけれど初めに入れ替わりに気づいた火賀くんと、恋人でさらには直接打ち明けられたにもかかわらずヒロインの言葉を信じることができなかったしろちゃん。その事実を意識してのことなのか、しろちゃんは心の支えとしての役割を火賀くんに譲り、火賀くんも自分が誰よりもヒロインの苦しみを理解していると無意識に主張する。互いにヒロインを想いながら恋敵に対して自分のポジションを模索するような、この作品で一番の激しくアツい駆け引きだった。

 

水『あゆみちゃんは暗所恐怖症なんだよ』

水『今すぐ教室に行け。あゆみちゃんを見つけたらすぐカーテンを開けるんだ』

火『俺にはな、あいつがあゆみを裏切るとはどうしても思われへん』

火『だってな…ほら…だってそういうヤツやんけ、昔から』

お化け屋敷の暗闇に怯えるヒロインが必死に助けを求めた相手はしろちゃんで、でも実際に助けに来たのは火賀くんで、でも暗所恐怖症と知っていて助けに向かわせたのはやっぱりしろちゃんで。幼なじみ兼恋人と、一番近くで支える希望の存在との静かな攻防が繰り広げられるこのシーン。

さらに正直者の火賀くんがしろちゃんの性善説を唱えながらも決定打となるメールについては打ち明けなかったという事実。これはヒロインにとっての一番になりたいという、火賀くん自身の強い願望の表れでしかない。

 

水『このままでいい』

水『あゆみちゃんの中身を好きになったことなんて一度もない』

火『心配すんな!俺が絶対お前の体取り返したる』
火『お前がどんな姿でも関係ない。俺はお前の味方や!』

火『なあ、俺とつきあわへんか』

自分のせいで恋人が体を奪われたと悟ったしろちゃんは、全てを犠牲にしてヒロインの体を取り戻すべく、海根然子が入った小日向あゆみのままでもいいと肯定し、説得する。

一方、火賀くんは逆に海根然子の姿になった小日向あゆみを肯定し、自分こそが体を取り戻すとヒロインに宣言する。そしてついに今まで秘めていた、「ヒロインの恋人になりたい」という想いを口にしてしまったのだった*7

 

戦況:

しろちゃんという恋人がいたヒロインに対して、唯一無二の存在になろうとする欲がいっきに剥き出しになってゆく火賀くん…!目に見えて味方となっているのは間違いなく火賀くんだけど、大切な恋人や親友を罵り、さらには好きでもない相手と唇を重ね、自身の心を痛めてまで敵の懐に潜り込み責任を果たそうとするしろちゃんの愛の深さは計り知れません!さらに火賀くんの想いも虚しく、ヒロインの心に浮かぶのはやっぱりしろちゃんとの幸せな思い出…。というわけで、攻める火!守る水!両者の勝敗やいかに…!

 

 

〜第3話〜

火『元に戻られへんくていい』

火『俺が1人であゆみの周りにいた全員分愛したる』

火『好きなんや、あゆみが』

火『悪かった、こんなゴタゴタしてるときに自分の気持ちぶつけちゃって』
火『あいつ入れ替わったあともお前のこと気にかけてた。あんとき助けに行けたんもあいつのおかげなんや』
火『何したって俺は…お前の隣で応援してるから』

二度と元の姿には戻れないと知って失意の底に沈むヒロインに、その全てを受け入れた上で周りの分まで自分が愛すると告白した火賀くん。しかしそのあとすぐに後悔し、自分の一方的な告白をヒロインに詫びる。文化祭でのしろちゃんのアシストも正直に話し、恋人になりたいという叫びを胸にしまってまた味方に徹する火賀くん。ヒロインの気持ちを第一に考え始めたその姿を私は、映画『溺れるナイフ』ですぐに「友達」に戻ろうとする大友くんと重ねずにはいられなかった。

 

水『火賀と付き合うの?』

水『前から思ってたんだ、2人の方がお似合いだって』

火賀くんの告白直後、いてもたってもいられないかのごとくヒロインを無言で連れ去るしろちゃん*8。甘い言葉こそ無いけれど、自分のコートをかける、イチゴオレを渡すなど、ヒロインへの愛情や優しさをその行動で示していたように思う。真っ先に聞きたかったであろう火賀くんとの恋の行方についても、自ら切り出したかと思えば自信を失ってしまったかのように身を引こうとする。ヒロインから元の姿に戻れないと聞いて、それでもまだ諦めていないその言動には、必ずやヒロインの体を取り戻すという強い意志が感じられる。

 

戦況:

もはや告白というよりもプロポーズに近い言葉でヒロインの人生を背負おうとする火賀くん!対してしろちゃんは、瞬間的な動揺はあれどヒロインの真っ当な人生のため一心不乱に進み続けていて…。どちらも衝動に駆られてヒロインへの愛情を見せつけたかと思えば、急に冷静になって恋人の立場を譲り合っちゃう…!まるで高校生とは思えないほどの両者の愛の深さ、まさにこれは恋の大三角形や〜!!!*9

 

 

〜第4話〜

火『気にすんな、食ってまえ』

火『あゆみ、俺に遠慮せんでええぞ』

火『俺らカップルに見えんのかなあ』
火『他の誰と比べても俺の好きなあゆみここにしかおらんから』

火『そんときは俺が絶対守ったるから、な?』

火『放課後、教室で待っとけよ』

しろちゃんを信じようとするヒロインの後ろ盾になる火賀くん。でもそれによって、ヒロインにとってのしろちゃんの存在がどれだけ絶対的であるかを痛いほど思い知らされてしまう。交わすやりとりだけを見れば恋人そのもの*10、だけれども火賀くんが掴むのはヒロインの"手首"で、素直にヒロインを好きと言えるのは入れ替わりがあってのことで、さらにヒロインへの誓いも虚しく、火賀くんの放課後の待ち合わせは叶わない…。

 

火『それやったらなあ、誰よりも先にあゆみの良さに気づけてたかもな』

水『なんで俺が一番に…火賀よりも早くあゆみちゃんに気づいてやれなかったんだろうってずっと悔しさと後悔に押し潰されてる』

他の誰より、幼馴染みのしろちゃんよりも先にヒロインの魅力に気づきたかった火賀くんと、誰より一番に、火賀くんよりも早くヒロインの姿や苦しみに気づきたかったしろちゃん。火賀くんが気づいたときにはしろちゃんはヒロインの幼馴染みで、しろちゃんが気づいたときには火賀くんはヒロインが秘める苦しみに寄り添っていた。

特にしろちゃんは真っ先にヒロインの異変を見抜かねばならない立場だったにもかかわらず、見抜けなかった上にヒロイン本人の言葉を信じることすらできなかった。だからこそこのシーンのしろちゃんの言葉は、たとえそれが入れ替わり計画を実行するためのものだったとはいえ、しろちゃん自身のやりきれない後悔や自信のなさが本音となってヒロインにぶつけられたように思えてならない。

 

火『お前、あゆみに何した!』
火『あゆみに手ぇ出してみろ、ただじゃおかんからな』

水『そんなにあゆみちゃんが大事か?』

ついにしろちゃんへの一切の遠慮が無くなったヒロインの彼氏(仮)のような火賀くん…。ヒロインのことで熱くなる彼の姿はしろちゃんにどう映ったのか、わからないけれど返す言葉からは状況への苛立ちを少なからず感じる。

 

水『お前はいいよな』

水『いつだっていいとこ取りで』

水『今回だって俺からあゆみちゃんを奪った』
火『何勝手なこと言ってんねん』
火『あゆみから離れていったのはお前のほうやんけ!』

水『よく言うよそうなることを望んでたくせに』

水『もう俺を応援するフリとかやめろよ』

水『ずっと好きだったんだろ?あゆみちゃんが』

水『あの2人が入れ替わって一番得をしたのは誰だ?』

水『よかったなあゆみちゃんに振り向いてもらえて』

火『あゆみの気持ち考えたことあんのか!』

それまで口数の少なかったしろちゃんが吐き出したとめどない感情は、果たして誰に向かっていたのだろう。「作戦実行のために火賀くんを捲し立てる」という口実を借りて、絶対的に器の大きい親友火賀のその胸を借りて、しろちゃんが心の奥底の本音を自身に曝け出したシーンだと思う。自分が最も欲しいものを手にする火賀くんを、最も奪われたくなかったヒロインすら手にした火賀くんを、そんな火賀くんに圧倒的敗北を感じる自分自身を許せないしろちゃんの嘆き。でも、それに対して火賀くんはシンプルに、ヒロインとしろちゃんが両想いであることを示唆するだけ。火賀くんにとってヒロインは純粋に「恋しい人」、だけどしろちゃんにとっては「自己肯定の要」としても大きな役割を担っていたのかもしれない。

戦況:

ヒロインの彼氏(仮)のような存在として、だけど告白への答えは迫らない距離感を保つ火賀くんは、大好きなヒロインを守るためだけにただ生きているようでした。対してしろちゃんは、自分の弱さに絶望しながら、ヒロインを元に戻すために生きることを自身の唯一の希望としているようで…うーん、書き分けが難しい!!

両者の境遇も違えば、それぞれにとってのヒロインの存在意義もまた違って…それがすごく明確になった展開かなあと!*11

 

 

〜第5話〜

水『家族も今までの生活も全て取り戻すんだ』

水『お前があゆみちゃんのそばにいてくれたからな』

水『俺はただ、責任を果たしただけだよ』

水『何を犠牲にしてもあゆみちゃんを元に戻すと決めたんだ』

「何を犠牲にしても」という言葉、ヒロインとの関係を犠牲にした場面を思い返してはつらそうな表情を見せるしろちゃん…きっとしろちゃんの言う取り戻すべきヒロインの「今までの生活」には、自分との恋人関係は含まれていないのだろう、そう思ってしまった。

 

戦況:

「責任」という二文字のみで脇目も振らずにヒロインを救おうとしていたしろちゃん、そしてそんなしろちゃんを前に、火賀くんはまるで敵わないと言わんばかりの表情でした。火賀くんがあれだけ守ろうとしていたヒロインに今度は自身が守られそうになっていたり、3人で話してもヒロインとしろちゃんが2人意気投合する状況だったり…火賀くんの中ではもう勝敗がついているのかもしれません。

かと言って、しろちゃんがヒロインとの関係を元通りにするような意志も感じられず…どうなる?!?!

 

 

〜最終話〜

火『公史郎悪い、ちょっとあゆみ借りるわ』
火『お前がなあ…ほんまに恋してんの誰や』
火『奪えるもんなら奪いたかったよ』
火『でもな…お前戻すために一番苦しんだんあいつやろ』
火『気ぃ遣って迷うなよ』
火『あいつの圧勝や』

「借りる」というその単語だけで、火賀くんの選ぶ立場がわかってしまう。ずっと隣で見ていたからこそヒロインの恋心を誰よりも理解していたし、自分に訪れたチャンスのその裏でピンチを物ともせずヒロインに全てを捧げていたしろちゃんには、どうにも敵わなかったのだと敗北を認める火賀くん。ヒロインが自分に気を遣ったところでその結果は変わらない…それを自身が一番わかっているからこそヒロインの背中を思いきり押してあげるのだった。

 

火『俺があゆみの体に入ってもよかったんちゃう?』
水『俺がそんなことさせると思うか?』
火『結局全部おいしいとこ持ってってるやんけ!』
水『悪い』
火『だって一番得してんのお前やからな』
火『お前の弱み握ったからな!』

すごく微笑ましいやりとりだと思う反面、どうしたってしろちゃんに恋愛で勝てなかった火賀くんの、精一杯の反撃な気がした。大事なところを譲ろうとしなかったしろちゃんにも、その自信に満ちた彼氏力を見せつけられたようだった。

 

対戦結果及び総評:

しろちゃんの圧勝、その判定を他の誰でもない火賀くんが下しました。徐々に増えていく自分色のオセロを、それは友達という石でしかないとヒロインに抗議した彼。

ヒロインと海根然子が入れ替わる前から、その勝敗は既に明らかでした。だけど、入れ替わりを通じて、2人は初めて本気で対決できたのだと思います。そしてこの戦いによってしろちゃんはヒロインと付き合うための「自信」を手に入れ、火賀くんはちゃんとした過程のある「失恋」を手に入れました。

しろちゃんの計画的な一撃が強すぎて火賀くんは身を引くことしかできなかったけれど、その一撃は火賀くんの献身的な支えがあってこそだというのもしろちゃんは心から理解しています。だからこそ、この2人は親友関係を続けられるんですね…尊い

このブログを書くまで私は「圧倒的火賀くん派」でした。だけどしろちゃんの言動からその想いを辿るうち、最終的にはヒロインと同じくどちらも選べないという答えに行き着いてしまいました。

その上で、この物語においてヒロインがしろちゃんとのハッピーエンドを迎えるのは、これはもう必然です。その理由は…「私はあなたとは違う!もう元の体に戻れなくても、この姿でも、ここからあなたが悔しがるほど幸せになってみせる」という、ヒロインが海根然子に言い放った言葉。私がこの作品で最も痺れた場面です。この時点で、ヒロインにはもう太陽のような存在は必要ありませんでした。彼女は、太陽として闇を照らしてゆく存在…癒えない傷を抱えるしろちゃんと生きてゆくべきなのだと勝手に悟りました。

でもそうなると、全ての要因において失恋という道しかなかった火賀くんは、こんなにも報われないだけで終わってしまうのでしょうか。いや、それを救ってくれたのが海根さんです。海根さんの姿をしたヒロインとの、蜃気楼のような恋愛体験。その虚しさに涙する火賀くんだったけど、その日々が紡いだ結果として、クラスの輪に溶け込む海根さんの姿がありました。火賀くんが泣きながら笑ったのは、きっとそこに一筋の光を見たからだと思います。しろちゃんが嫉妬するほどのその人柄と人気力が、海根さんを助け、そして彼自身をも照らしたのでした。

 

 

しろちゃんと火賀くんの恋愛マウント合戦、どうだったでしょうか??

書いてるうちに自分でもよくわからなくなってしまいました…!散文悪しからず。

にしてもWESTの最高シンメかみしげが、恋愛バトルでバチバチ火花散らすこのドラマはとにかく最強で最幸のシチュエーションでした!!!関係各位に感謝!!!

 

それにやっぱりなんと言っても当て馬役の重岡大毅は本当の本当に…超イイ!

と言っていたらまたしても素敵な当て馬役がきましたね、そう、ドラマ『節約ロック』*12です!!今度は先輩であるKAT-TUN上田くんとの戦い…果たしてどんな当て馬っぷりを見せ付けてくれるのでしょうか?!期待しかない!!!

みなさん!!!これはもう!!!見るしか!!!ないですよ!!!

 

 

そ!し!て!

なんとしろちゃん役の神山智洋が今秋出演した舞台『オセロー』*13が、年末に地上波放送されることが決定いたしました!!!パフパフパフ!!!

 

放送日時:2018年12月30日(日) 14時〜17時

 

この中で神ちゃんが演じるのは、救いようのない最悪Guy、次々と人を貶める悪党イアーゴーです!!!

悪党といえど表向きは正直者の忠臣…その裏表の使い分けはまさにしろちゃんの延長線上の姿!!!

ぜひ!!!イアーゴー様の謀略を!!!拝みたてまつりましょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:Netflixで「宇宙を駆けるよだか」をチェックする:

https://www.netflix.com/title/80230018


愛されるべきは、外見か、中身か―『宇宙を駆けるよだか』予告編

*2:私が勝手に言ってるだけでシリーズとかではない

*3:読み方:そらをかけるよ↑だ↓か↓

*4:Netflixで「溺れるナイフ」をチェックする:

https://www.netflix.com/title/80199076


『溺れるナイフ』本予告

*5:すべて独断と偏見です

*6:しかもお姉さんに選んでもらっただなんて、相当勇気がいることだっただろうに。(そして冷やかされただろうに)

*7:ちなみにこのときはヒロインに真意を理解されず、空振りで終わった

*8:BGMに騙されるけれど冷静に見ればこれはときめきシーン

*9:急に彦摩呂が憑依しましたごめんなさい

*10:でも『気にすんな、食ってまえ』のシーン、ヒロインが火賀くんの前でドカ食いしたり体重の話をしたりすることが、個人的にはヒロインが火賀くんを恋愛対象として意識してないってことの表れなのかなと深読みしたりしなかったりらじばんだり

*11:文章力が宇宙の塵

*12:シンドラ『節約ロック』https://www.ntv.co.jp/setsuyakurock/

*13:舞台『オセロー』https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2018_othello/

彼の名は。〜舞台『ライオンのあとで』の気づき〜

デヌーセ…デヌーセ…デヌーセ…

 

 

 

時は平成30年10月3日、初めて足を踏み入れたEXシアター六本木にて、私は生まれて初めて黒柳徹子さんのお姿を恐れ多くも自分の五感で拝見したのだった。

 

徹子さんの存在感は確かに大きく、だけれどもそれは全てを支配するような独裁力とは異なっていた。

主人公のカリスマ性ゆえ、舞台上の他の人物たちをも運命共同体にしてゆくストーリー展開ではあれど、徹子さん自身は共演者の方々と対等にお芝居をしていて、その空気感がそのまま「落ち着き」「居心地の良さ」として客席に伝わってくる、そんな舞台だった。

 

『海外コメディ』の名にふさわしく、会話中のユーモアや、場面転換の陽気なBGMがとても印象的。やりとりのスピードや聞き慣れない単語には少し苦戦したけれど、大人な観客たちの笑い声が「私ももっと精進せねば」と自身の成長を誓わせてくれた。

 

 

今回の舞台、正直実際に観るまでは、我が自担・桐山照史くんが抜擢された理由があまりよくわからなかった。

徹子さんは彼の起用理由を「若い人が必要で」とだけ言った。

今も昔も若い俳優なんて星の数ほど存在するのに、その中でなぜ敢えて『ジャニーズWEST桐山照史』が選ばれたのか…その問いを私は大抜擢の喜びと並行して抱かずにはいられなかった。

 

舞台は2幕構成で、照史くんの役柄は幕間を境に一変。

 

1幕では、緊張と責務を軍服として常に身に纏う真面目な若き軍医だった。

思わず違和感を覚えてしまう彼の話し方を主人公サラが『電報みたい』と表現したのはとても秀逸で、彼は求められる機能性のみに特化したような生き方。

でもそうしなければ軍医として生きていけない、自分が成り立たないという一種の脆弱性を表現していて、結局彼は人間味のある若者でしかなかった。

 

2幕になると、彼の機能性は急に失われてしまった。炸裂した爆弾によって脳に障害を受けた彼の姿は、もはや会話すらままならないお人形のよう。

だけれども、空の一点を見つめながら床に届いてしまうまで靴下を無心に編み続けるその姿は、他の登場人物にとっても観客にとっても確かな癒やしとしてそこに在った。

仕事上の機能性にのみ存在価値を見出していたそれまでの彼には皮肉かもしれないけれど、その経緯があったからこそ新しい彼への肯定性や安心感も高まったように感じる。

 

照史くん自身が今回の役をどう捉えていたのか私はあまりわかっていないけれど、私が観た限り、とても照史くんらしい人物だった。

彼の普段の両面性が極端に表現されているようで、まさに照史くんこそが演じるべき役だった。

彼が今回のデヌーセ少佐に学ぶところがあるとすれば、それは彼本来の『可愛さ』『癒やし』に対する確かな需要を自覚すること。

意図して作り込まずとも照史くんは本当に魅力的なのだから、どうか臆せずにナチュラルな部分をさらけ出してほしい、そう思う。

 

 

それにしても本当に歴史ある舞台で、主役は日本の芸能界を建設してきた超大物女優、そんな最高にシビれる環境の中で彼が彼にしかできない役を演じることができた今回の機会は本当に貴重でありがたく、そして心から嬉しい。

 

自担の歴史的瞬間に立ち会えた自分の境遇がどれほど幸せか、それをしっかりと噛み締めながら、これからも私は桐山照史くんを追いかけ続けていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまあ、いかにも真面目を装ってそれっぽいことを語ってみたのですが!そもそも!

 

私、自担の役名間違ってましたやーーんん!!

 

いやほんとに固まったんですよ…少佐が電話するシーンで…

 

『デヌーセ。』

 

???

 

言い間違いかな???

 

???

 

いやでも普通に考えて自分の役名を名乗る場面で間違えるわけないじゃんか、いや考えなくてもアリエナイッティ。

 

ボルドー病院、至急。』って台詞言ったときの照史くんなぜかめっちゃかっこよかったなあ*1とか心に刻んでる場合じゃないんすよマジで。

 

*2

 

私の『ライオンのあとで』の半分はこの衝撃的な事件が占めてしまった…いや事件っていうかアホやんな???(´◇`)

 

初めてでしたね、こんな体験は。

 

調べてみるとオリコンニュースさんもやらかしているとかいないとか、友人に至ってはさらに「セデーヌ」という回答案まで作り出してしまったのでほんとみんなを惑わす悪い少佐だよ全く*3

 

 

まあそんなこんなで、デセ…デヌーセ少佐はかっこよかったですよ(はーと)(はーと)(殴)

 

いやでもまじでかっこよかった!!!

なんであんなに全身から色気溢れ出とるん桐山照史!!!

 

まずは背中が相当絞られていて(いつものムチムチ感がないのはちょっぴり寂しい)、スタイルが良くて、顔が格好良くて、電話するときの手が綺麗で、編み物するときの手は性的…

 

なんかもう無理でしたね(白旗)

 

やっぱりマリウスを演じたことでイケメン男性として開発されてしまったんだなあ…ありがとう山田洋次監督…。。

 

ちなみに1幕の最後で戦地に赴くデヌーセ少佐は帽子を被って悲しげに去っていくのでとてもマリウス…戦争の辛さと相まってすごく切ないシーンでした…マリウーーース!!

 

 

テキパキ動く1幕のデヌーセ少佐も魅力的だけど、2幕のほのぼのとしたデヌーセ少佐の方がより自担への愛を自覚させられました。

 

私はアイドルとして全てを的確にこなす仕事人桐山照史が好きだしそれだけを明確にしてきたんですけど、そうじゃなくてもほんと彼のガワが大好きすぎるんですよね!!

 

ほわほわ一点を見つめながら何を考えてるかわからないけど手がめちゃめちゃ性的で腕がとても男らしくて顔も非常に様子がいい。

 

改めて、私は、桐山照史顔ファンで(もあることをここに宣言しま)す!

 

 

それから、2幕のデヌーセが唐突にひとりで話し続ける場面があるんですけど、その時間は彼のためにあるものというか、全世界が彼に注目せざるを得ないような瞬間で。

 

やっぱり照史くんには華があるし、光が当たるし、何より彼自身が輝きを放っている存在だなあと直感的にそう思いました。

 

だから今度はきっと、代役じゃない主役がそう遠くないうちに来る気がします。本当にすごい凄いすごい舞台役者。すきです。

 

 

あと個人的になんとなくたまらなかったのが、サラの脚とか義足をいじるときに彼がこちら側に見せる靴の裏。

 

足の裏、靴の裏って地味に普段なかなか見せてもらえない部位じゃん??だから勝手に心許されたような気になって高揚してしまって愛くるしい!!!(日本語崩壊)

 

 

 

今回の舞台の感想はまとまらないものになるってわかってましたが、予想以上の混沌でしたね。

 

出演者の多い舞台も少ない舞台も、それぞれ違った魅せ方で人々を楽しませてくれる桐山照史くんの器の広さを改めて実感し、今後の活躍に益々期待を膨らませたところで今日はおしまい。

 

礼!ありがとうございました!!!

 

 



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*1:もしかすると照史くん×体言止めの親和性が高いのかもしれない

*2:フェードアウトすらできないほどの動揺

*3:彼は無罪

伝う涙は桐山照史

この世に実在している一人の成人男性としての桐山照史さん、そして芸能界で大活躍しているアイドルとしてのジャニーズWEST桐山照史くん、この度は29回目となる自身の誕生日を健やかに迎えられましたこと、本当におめでとうございます!!!

 


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照史くんの誕生日をブログでお祝いするのは2年ぶりだから、正直どんなことをどうやってまとめたらいいのかわからない…見切り発車です(笑)

 

 

1万字インタビューも読んだし、誕生日動画も見たし、人生初の写真ケーキでお祝いもした。

でも、照史くんの誕生日に胸躍らせながらふと、「なんで私こんなに桐山照史くんのことが好きなんだ…?」ってシンプルな問いが浮かんでくる。

 

過去のブログでは私のジャニヲタ経緯をわりと細かくまとめている*1から、たくさんの縁と自分の境遇によって今のような桐山照史ファンになっている、というのは理解してる。

 

だけど、照史くんを好きになって気づけば経っていた約4年という歳月と、そしてこれからもファンを辞める予定がないほどの確信的な愛。

その期間や強さは決して気まぐれでも偶然でもなく、紛れもない必然としか言いようがなくて。

 

自分をそれほどまでに惹きつけている桐山照史くんは、その魅力は、なんなんだろう…。*2

 

 

唐突だけど、私は星野源が好きです。*3

星野源という人は、その馴染みやすさで「源ちゃん」と呼べる余地を世間に与えてくれる一方、常人離れした創造力によって様々な分野で自分を表現し、そして世の中に認められている圧倒的天才。

 

源ちゃんのことは6年くらい前から好きで、だからジャニヲタになるよりも前に出会っていて。

好きになり始めた当時は今と違ってゆったりとした静かめな曲が多かったから、そのメロディと優しい低音ボイスにただただ癒やされていました。

でもそのうちにだんだんと源ちゃんの紡ぐ歌詞や創る音楽の凄さに気づいて、いつしか彼のことを唯一無二の天才音楽家として崇めるようになった。

 

星野源桐山照史も、今の実力の全てを自分の経験によって掴み取ってきた下積み職人で、それでいてセンスや感性がピカイチ。

そして2人は仕事大好きマン…というかM*4…というか、周りの期待の上を目指し続けることが心底好きなんだと思う。

こんなしょーもない自分ですけどって低姿勢に生きながらも、自分のやることに対しては「やる以上、絶対に評価されたい」「唯一無二の存在として必ず世間から認められてやる!」って常に炎を燃やしている気がする。

 

世間から認められること、社会に貢献すること、それは即ち『仕事』。だから彼らは、仕事に人生を捧げてる、仕事のために生きてる。そしてそれゆえ、特にこだわっている仕事に対しては、集中力が極限レベルにまで達する。

昨日のMステ、トークシーンではほんとにしょーもないパンツや性癖の話をタモさん、福山雅治、源ちゃんの変態トリオでわいわい話してて。*5

でもその直後、披露曲『アイデア*6』のイントロが流れ出した途端に…それまでニコニコしていた星野源の顔つきが変わった。アーティストモードになった。

プロの音楽家として最高のパフォーマンスをするための顔、渾身のエンターテインメントを世の中に届けるための一職人の顔になった。

 

あの表情が…顔つきが……魂の奥底から………

 

すきなんです。*7

 

 

パフォーマンスモードに入っている瞬間、もっと言うと、パフォーマンスのときにモードに入る人たちのことが、私はとても好きみたい。

 

山口百恵さんもそうだし、関西Jr.の大西流星くんも、そして源ちゃんだって、照史くんだって。

私が好きな人はみんな、排他的な自分だけのパフォーマンスモードを持ってる。そしてそれは決して自分に酔いしれるものではなくて、周りの期待に応えるための夢幻的時空間。

 

私は夢のような芸術がすき。音楽とか歌舞伎とか舞台とか、完成された夢空間がすき。瞬間的に現実離れした世界を創る人、魅せる人がだいすき。

 

だから!わたしは!桐山照史が!…

 

 

大好きな彼は、仕事に対して人一倍ストイックだからこそ、『情』を第一の判断基準とはしない。「ほんとはこうしたい」「こんなの嫌だ」そういう自分の感情は、仕事においては静かに胸の奥に沈める。

でも、本当は誰よりも『情』を持っているから、敏感で繊細なゆえに傷つきやすい…のに、それを仕事で見せるべきではないと思っているから、あえて鈍感になって淡々と突き進んでいく。

 

照史くんが泣き虫なのは、照史くんが隠そうとしている色々を、ほんとは照史くん自身が誰かに知ってほしいからなんじゃないかな。

照史くんの苦労も努力も、嬉しい感情も悲しい感情も、自分の言動では表せない代わりに涙がそれを伝えてくれているのかも…ふとそう思いました。

 

照史くんは自分の本音や内面を外側に出すのが多分苦手で、でも誰かわかってくれよって心の中で叫んでる。ある意味ストイックで、ある意味…抱きしめたくなるくらいに不器用。

 

私が桐山照史くんを好きになった瞬間は、魚が釣れなかった自分を責めずむしろ慰めてくれた仲間たちへの涙を見たときで、それはきっと、その泣き顔に、照史くんの本当の人間性を見たからなんだと思います。

 

 

つらくても笑っている、大変なことでも余裕そうに見せる、限界のときに「大丈夫」と答える桐山照史くん。

そんな貴方の29歳最初の舞台、そのチケットが今日、私の元に届きました。

しんどいこともありながら、それでも愛する仕事を全うする貴方の顔つきを、姿を、私はとても楽しみにしています。

どうかこれからも心身ともに健康で。

舞台の絶対無事故と大成功も祈っています。

 

 

そして、照史くん。

 

私に貴方の泣き顔を、

ずーっと愛させてください。

 

貴方のガラスのハートを、

一生、守らせてください。

 

 

 

*1:coh-extacy.hatenablog.com

 

*2:その答えを探るべく、我々は遠く離れたアマゾンの奥地へと向かいま…(す、す、す、す、)…せん!

*3:ほんとに唐突!!!!!!!

*4:おいっ笑

*5:個人的にはそーゆーのすごく好きだから面白かったwちなみに普段からタモリ倶楽部とかたまに見てゲラゲラ笑ってます🙋

*6:


星野源 - アイデア【Music Video】/ Gen Hoshino - IDEA

*7: (θヮθ)(´◇`)え??すき?!?!パカラパカラ🐴、ブヒブヒ🐷

音楽劇マリウス is 最高の喜劇



 

※ネタバレあり

 

 

 

今井翼くんの代役出演

そして初めての単独主演

 

ジャニーズWEST桐山照史くんが

一切の事情と責任を背負って座長を務めた

大阪松竹座の『音楽劇マリウス』

 

ついに、終わってしまいました

 

まずは、本当に、本当に、

本当に本当に本当に…

 

お疲れ様でしたーーーーーーー!!!!!!!

 

舞台を作り上げた方々、

舞台を盛り上げた方々、

あらゆる方々に感謝と労いと称賛を。

 

地震の影響で1公演だけ休演になったけれど、舞台を作る側の方々が舞台を楽しみにしていた方々のために命を削って振替公演を行い、そして舞台を盛り上げる側の方々が最善の努力と選択によって悔いなき思い出に変えた今回のできごと。

皆さんの『音楽劇マリウス』への愛を、とても大きな愛を感じることができて、それが私の『音楽劇マリウス』への愛を、深く深く、深く心に刻んでくれたのでした。

 

 

今回観劇したのは終盤の2公演*1なのだけど、1公演目と2公演目での舞台の印象が、なぜか、すごく違った。

 

 

まずは、1公演目の感想。

 

・とてもリアルな描写、あり得るお話

 

・レベルの高い人々の世界、照史くんが「出てくる人物、誰も悪い人がいない」と言ってたけど、ほんとにそのとおりだった。自分の想いを主張しながらも、それが常に他者を尊重した上でのものだった。みんな思い合っていた。みんながみんなの幸せを願いながら、自分の望みも叶えたい、叶えようと必死に葛藤し、悩み苦しんでいた。だからこそ、どうにもならないときの切なさが大きかった

 

・照史くん、本当にかっこいい、イケメン

 

・お願いだから右横顔をもうこれ以上見せないでくれと思った。理性が飛ぶ。右横顔はべらぼうに整っていて美しい。左横顔はとても人間らしく、少し粗さがあって、男くさい。それもまたいい。でも右の方がすき*2

 

・美織ちゃんファニーがめちゃめちゃかっこいい。肝が据わってる。声の使い方がうまいというか素敵というか。この物語はファニーが支えているように感じた。ファニー次第。でもとてもたくましくて、優しくて、ほんとは素直で、賢明で、懐の深い女性

 

柄本明さん、アドリブたくさんなんだと思う。でも全てちゃんと舞台におさまってる。あの世界に本当に生きてる。「俺の孫か」って台詞に心がグッときた。「あいつの子供か」じゃない、自分の孫という認識が真っ先に出てくる、温かい人

 

・カフェ店員マリウス。動きの一つ一つが、器用に仕事できる人そのものだった。めちゃかっこいい

 

・マリウスのファニーに対する接し方が、余裕のあるお兄ちゃんに見えたり、でも大事なときには信念の強いファニーにタジタジで尻に敷かれていた。常にファニーへの愛が感じられるやりとり。照史くんは愛情表現がうまい

 

・舞台が始まってすぐに、「映画を見てるみたい」と思った。場面の作り方とか、音の付け方とか。本当に同じ空間でやってるものを観てるのかなってくらい、舞台と客席の間に見えないスクリーンを感じた。そして役者さん一人一人がしっかりキャラ立ちしてて、アニメでも見てるようだった。声もみんななりきってて素敵

 

・目が足りなかった。注目すべき人たち以外のところでもずっとお芝居が続いてて、そっちも気になるし本筋も追わなきゃだし結構忙しかった

 

・掛け合いでクスッと笑えるところばかりで、山田洋次監督っぽかったけど、後半はストーリーが切なすぎてもう笑う余裕がなかった

 

・大学でフランス音楽を学ぶ授業を取っていた私にとって、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」がとても懐かしかった。ただ、今後この曲を聞いたときには切ない気持ちになってしまうに違いない…場面を思い出して

 

・大ちゃんのプティは二次元にしか思えないくらいキャラが確立されてた。役としてのニーズに応えるスキルがハイレベル。あと、プティは応援したくなるリア充

 

・ピコアゾー役の人、ごくせんのときは小さく見えたけど生で見たら小さくなかった(?)*3

 

・照史くん、脚が長い。身体が引き締まってて男らしく細い。ほんとに色男。全身いけめん。横を向いて演技を続けてたとき、その厚みがとてもちょうどよくて惚れた。演技だけじゃなく、体型作りやビジュも本当にプロ。絶対そこも含めて買われてる役者。衣装はファニーの家から朝帰りしたときのがいちばんすき*4

 

・照史くんの歌声、低い声はとても男らしくて、堂々とまっすぐ伸びていて、強くて。本気でディズニーミュージカルの人のように感じた。ミュージカルの仕事も今後来ないわけがない

 

・照史くんのフラメンコを見るたび胸にきて涙が目に溜まった。フラメンコをしっかり習得して熱くやり遂げる照史くんの姿、生き様がかっこよかった

 

・マリウスが海へ出ること、マリウスとファニーが結ばれたこと、その結果マリウスの子供をファニーが妊娠したことを、喜べない…全て切なさへ変えてしまう世間の常識や価値観が、ハッピーエンドを妨げてるようにも感じた。それからマリウスは覚悟が足りなかったのかも。ファニーとは一生を添い遂げられなくなる可能性があってそれでも海に出るという覚悟が。逆にファニーは全部わかってて、しかも自分の選択とその結果を肯定的に受け止めてた。ファニーの方が精神年齢はずっと大人。マリウスには先見性がなく、さらに目の前の結果を肯定的に受け止める器量もなかった。だからこの話は悲劇になってしまった

 

・松竹座の幕がオレンジであるおかげで余計助長されて開始と同時に目が潤んだ。そして1幕の最後の切なさにまたしんみり涙を溜めて、幕間も悲しさを引きずって、2幕始まったらすぐまた泣きそうになって、そしてマリウスとファニーが互いの想いを確かめ合うデュエットで涙を流してしまった。そして幕が降りた瞬間、号泣。カーテンコール中も涙が止まらず、物語の切なさと、照史くんが舞台の中央でたしかに座長として立っていたことが相まった。悲しいのか嬉しいのか、私はなんて人を好きになってしまったんだろう、自分なんかが好きになっていいようなレベルの人じゃないなあって感服して、いろんな感情が混ざって、それが涙になった…のかな?自分でも涙の理由がはっきりわからない

 

・カーテンコールの終盤、マリウスとファニーが二人で踊るフラメンコをみんなが楽しそうに盛り上げてる光景、それが本編では見られなかった二人のハッピーエンドだった。そこで少し救われた。こうだったらよかったなあっていう画そのものだった

 

 

1公演目は座席が1階11列の真ん中だったこともあり、舞台の全体感や空気感を重視して双眼鏡を覗かずに終えた*5

だから、演者の顔もはっきりとは見えなくて、それゆえ表情の演技を細かく読み取ることができなかった。

 

1公演目で一通り見ることができたので、2公演目は顔をもっと見ようと思った。でもそれは別に演技云々ではなくて、元々は超最強ビジュきりやまりうすを目に焼き付けるとしたら今回が最後のチャンスだと気づいたから。だけど、それが結果的にすごくよかった。音楽劇マリウスは、各キャラクターの表情が非常に重要な舞台に感じた。

 

 

…ということで、ここからは2公演目での印象も踏まえた私の『音楽劇マリウス』に対する印象と感情。

 

・マリウスがかっこいい、顔が、かっこいい

 

・1幕の平和な場面、ファニーを見るマリウスの目が、とてもとても優しくて、「ファニーを大好きな気持ち」がとてもとても溢れ出ていて、その顔を見ているだけですごく幸せだった。

ファニーがマリウスを見る表情にも、マリウスのそれと同様、マリウスへの恋心が溢れ出ていた。 改めて、本当に相思相愛なんだなあって思えた

 

・マリウスがパニスに嫉妬するシーン。マリウスは、距離が近いファニーとパニスの2人を睨みながら奥のカウンターで飲み物を作り、そしてパニスがファニーに煙草の火をお願いしたときに一言「自分でつけろよ」と苛立ちを吐いた。

この瞬間、照史くんがどれだけの声量でその言葉を発したのかが私にはわからない。だけど、双眼鏡を覗いていなかった1公演目では一切聞こえなかった、気づかなかった。2公演目のときだけ、私のレンズの中でアップになった彼が、彼の口の動きが、その声と言葉を私の目と耳に届けた。この場面、話しているのはファニーとパニスで、照史くんはあくまでメインを外れていた。でもその中でこれほど繊細な演技をして、その聞こえるか聞こえないかほどの絶妙な呟きをたしかに観客席に届けてくれた。このときの感動、それこそが私が俳優桐山照史を好きな理由なのかも…本当に、本当に繊細な演技を、自然に、完璧にできる人。大好き、大好きです、大好き…

 

・プティの大ちゃん、お肌がキラキラで、まるでかわいい陶器のようにツルっと輝いていた。タオルで拭いてるのに消えない顔のすす、すすが付いてるのに白くて綺麗な肌と顔。ジャニーズWESTのコンサートで初めて見たときから大ちゃんは、私にとって「キラキラかわいい王子様」

だけど、プティを演じている大ちゃんは、普段関ジュでセンターを張っているような先天的スターとはまた違う、俳優として着実にキャリアとスキルを積む職人のように見えた。プティと親方が仕事に戻る時間を、ほんの一瞬の演技で、時計への一瞥と落ち着かない表情で、セリフもなくこちら側に教えてくれた。俳優西畑大吾は本当にすごい。ドラマも映画も舞台もこなすオールマイティ俳優として、そして何より「アイドル」として、崇拝する二宮大先輩を超える存在に必ずやなってほしい…今回生で彼の演技を初めて見て心からそう感じた

 

・ファニーに愛の告白を迫られ、自分は船乗りとして生きるからその言葉には応えられないと断り、そして放った言葉「俺のことは忘れてくれればいいよ」

言葉の重みとは裏腹にさも軽く言い放ったマリウスのその顔を双眼鏡で見て初めて、彼の本心でないことを、悲しさを、ファニーへの届かない叫びを、私は知ってしまった。「船に乗るためなら、ファニーに忘れられても構わない」という心情だと信じていたのに、覚悟を持って割り切っているんだと思っていたのに、なのにマリウスは何一つ割り切っていなかった。マリウスはどこまでもファニーのことしか考えていなかったし、忘れてくれたらファニーの心を自分に縛りつけずに済むと思っているその優しさよりもずっと深い愛を、マリウスはこのとき既に胸に秘めていた。

マリウスはきっと、船乗りになるためにファニーへの想いを断ち切りたかったわけじゃなくて、ファニーと一緒になるために船乗りへの憧れを断ち切りたかったんだ。なんだかそう思った。でもそれは本人すら気づかない本心で、ファニーもまた気づくことができなかった

 

・「マルセイユを出て船乗りになりたい」というマリウスの考えを「マルセイユに残ってファニーと一緒になりたい」という考えに変えるべく、ファニーはあの手この手でマリウスにアプローチした。マリウスをダンスに誘ったり、幼い頃のキスの話を持ち出してマリウスを煽ったり、パニスとの縁談を仄めかしてマリウスの嫉妬心を引き出したり…そして最終手段として、マリウスに「抱いてほしい」とねだった。そうしてついに2人は結ばれ、マリウスはもうファニーへの責任を逃れられない状況となった。

それなのに、ついに目的を達成したのに、ファニーは、マリウスを、船へと導いてしまった。ファニーが冒頭の場面でマリウスに言っていた「船は女性名詞だけれど、貴方にとっては女のようなものね」という言葉。本当は、ファニーにとって船が女のようなものだった、そう思ってしまう。船を女として捉えているからこそ、ファニーにとって、マリウスにおける「船」と「ファニー」は2択でしかなかった。マリウスが本当に愛しているのはどちらなのか、一生を共にするべきは…船なのか…それとも自分なのか…。

そうして、ファニーがマリウスと夜を共にする中で導き出した答え、それは「私が彼を不幸にしてしまう」「そうして私は不幸な女になる」というものだった。「マルセイユを出て船乗りになりたい」というマリウスの夢を無理やり断ち切った自分が、彼のそばで一生を過ごしたとしてもお互いに不幸になるだけだ、そういう結論を下した。でもそれは、その判断は、あくまで「マリウスがファニーよりも船を愛している」という仮定でのこと。その仮定が誤っていたのなら、ファニーのこの決断もまた、正しいものではなかったということになる

 

・ファニーはきっと、マリウスが自分に対して抱いている本当の愛情に気づけていなかった。本当は、マリウスは、ファニーへの愛こそがすべてで、だからこそ船に憧れながらもマルセイユから出ることはなかった。そして何よりマリウスは、ファニーを抱いて、社会的にもマルセイユに留まらざるを得ない理由を作り、いよいよ船を諦める口実を、自分自身の憧れに区切りをつけるきっかけを、やっと、やっと手に入れることができた。あのときのマリウスは、私の見る限り、単に社会的責任のためだけにファニーと結婚しようとしていたようには到底思えなかった。むしろ清々しいほどに淡々と婚姻の話を進め、船の誘いも思いきりよく断り、多少の未練はありつつもひどく落ち込んだりせず、ファニーとの人生に向けて前向きに幸せそうに歩み出していた気がした

 

・ファニーがマリウスを無理やり海へ送り出してしまったあのとき、マリウスは失恋した。「恋や愛よりも大事なことがある」という言葉を、自分を愛し、自分が何よりも愛している女性から聞かされたマリウスにとって、もはやマルセイユに残る意味はなくなってしまった。「マルセイユに残ればファニーと一緒になれる」と思っていたのに、「マルセイユに残ってもファニーとは一緒になれない」という事実を、マリウスは他でもないファニーから突きつけられてしまった。1公演目のときは、ファニーの本心を知らないマリウスがファニーを置いて出て行ってしまったことに悲しくなったけれど、今は、マリウスの本心を知らないファニーがマリウスを突き放してしまったことにとても切なさを感じてしまう。若さ故、相手の本心はもちろん、自身の本当の望みでさえもわかっていない2人。そうして、その2人の本心を最も理解していたマリウスの父セザールが「マリウスと結婚する」というファニーの嘘に心から喜ぶ姿。1幕の最後、このやりきれない切なさは、私は生涯、忘れたくない。

 

*6双眼鏡で柄本明さんを見たとき、手がとても若いなあと思った。俳優さんとして、現実の父として、一人の人間として、この人はきっと毎日をしっかり幸せに生きている人なんだなあと思った。そして、かっこいい手だった

 

・郵便屋さんとか、トトとか、煙草をふかすかわいい女の人とか、カンツォーネ歌う3人組とか、町の人たちみんながとても愉快で、陽気で、そして生きていた。マルセイユという町を最大に伝えてくれた方々に感謝と尊敬

 

・マリウスの手紙を毎日待ってるセザール、自分でもマリウスを思わない日がなかったと素直に言っていて、本当に良いお父さん。節々にマリウスへの愛を表現していて、でもぶっきらぼうで、不器用で。見れば見るほど愛おしい素敵な人に思えた。

そして妊娠したファニーを「見損なったぞ!」と叱りつけたセザール、小さい頃からマリウスの幼馴染のファニーを、きっと我が娘のように思ってきたんだなあって。本当にセザールは、マリウスとファニーのことを心の底から愛している。そして2人の幸せを誰よりも願っている、温かくて、大きな、どこまでも優しい父親

 

パニスもまた、自分を散々振り回したファニーにもマリウスにも悪意をぶつけずに、すべてを受け入れて幸せへと向かっていく懐の深い大人だと思った。ファニーの縁談のときには正直もう少しズルい人だと思ってたけど、自分の資産を恋愛アプローチの手段の1つとして使おうとしただけで、卑怯な部分は最後まで何一つなかった。むしろマリウスとファニーのために、自分よりも未熟で若い2人のために、自分の望みを最小限に抑えることのできる、賢明で思いやりある男性だった。演じ方によってはもっとズルくなったり、押し付けがましくなるようなあの難しい役を見事に演じきっていた林家正蔵さん、すごいなあ 

 

・セザールが自分の孫を妊娠したファニーと一緒にマリウスからの手紙を読むシーン、それだけでも切ない状況なのに、さらにマルセイユを出て行ったマリウスの声で再生されて、なんかもう…切なかった*7

 

・自分を心配してくれているセザールへ手紙を書いたマリウス。誰よりも自分の幸せを願ってくれる最愛の父に、船旅での喜びや感動を通して「自分は幸せだ」「心配しなくても大丈夫」としきりに伝えていた。1公演目のとき、私はマリウスが幸せであることにほっとした。これでよかったんだ、誰も間違ってなかった。みんながみんなの幸せを尊重して、それぞれ少しずつ、我慢しただけ。そう思っていた。

だけど、2公演目、双眼鏡でマリウスの顔を覗いた瞬間…その考えは悲しく崩れ去った。あの場面に安堵なんて存在しなかった。残ったのはマリウスが航海に出たことへの後悔*8だけだった。セザール(とファニー)に「船乗りになったことは正解だった」「船こそが自身を幸せにしてくれる」と大げさなほどにアピールするマリウスは、その顔は、全くもって幸せそうには見えなかった。むしろ強い後悔ゆえの不幸な姿でさえあり、今にも消えてしまいそうなほど弱々しく、そして、目が虚ろだった。

照史くんがあの場面であそこまでマリウスの後悔を表現していたこと、1公演目は恥ずかしくも一切気づかなかった…一生の不覚。1幕で船乗りへの憧れを宿した瞳は、それはもうキラキラと輝いていて…それを見て私は、どうして目の輝きまで演技できるんだろうと、俳優桐山照史への畏怖の念を抱かずにはいられなかった。その、マルセイユにいた頃のマリウスの目、キラキラとした輝きは、船乗りになったマリウスの目からは跡形もなく消えてしまった。夢を叶えたマリウスは、その夢を叶えた瞬間に、それが一番の夢ではなかったことを悟った。そして一番の夢は、自分自身が遠い海の彼方へと置いてきてしまったのだと気づき、悔やんだ。

私も悔しかった…とてもとても。マリウスのバカ!なんでだよ!幸せになれよ!ファニーに導かれてしまったとはいえ、船に乗ったからには幸せそうにしてろよ!なんだよそんな覚悟もせずに船に乗ったのかよ…マルセイユを飛び出したのかよ…ファニーを…最愛のファニーを置いてきたのかよ…マリウス…幸せになってよ…。

たとえ最高の選択じゃなかったとしても、それでも無理やりにでも幸せでいてほしかった。悲しみのすべてを幸せに変えるくらい、強い男でいてほしかった。照史くんが言うように、ほんとは幸せに正解なんてない。だから、船乗りになったのなら、船乗りとして、笑顔で生きていてほしかった。でもマリウスにはそのタフさや楽観的思考はなくて、目の前の事実を、自分の境遇を「不幸」だと捉えることしかできなかった。そしてきっとそれほどまでに、ファニーを、ファニーを愛している自分を、マリウスは愛していたんだ

 

・マリウスが海から帰ってきて、みんなはファニーの赤ちゃんを囲んでいて。自分の初孫を、自分の孫だと言える日が来ないセザールを見ているだけで切なかった。だけどパニスやオノリーヌたちが赤ちゃんをバタバタと世話しているその光景は、切なくも、どこか温かかった

 

・ファニーとパニスの子どもが、実は自分とファニーとの子どもだと知った瞬間のマリウスの表情…あの一瞬の中できっと驚きや悲しみや悔しさや喜びや希望…いろんな感情をもったんだと思う。私が照史くんを見る限りでは、負の感情が強めだったように思えたけど、あのマリウスなら、自分の子どもが生まれたと知ればきっと、いや必ず喜びも抱くに違いない。あの瞬間の演技は、セザールが自分の初孫だと知った瞬間と同じくらい、いやそれ以上に難しかったんじゃないかな*9

 

・育ての親のパニスが一切をかけて愛情を注いできたその赤ちゃんを「俺の子」と言い張るマリウス、その姿は…パニスが言うように、ファニーを諦めたくないという執念の現れだった。だけど自分が血を分けた子どもを自分が育てられないのは、最愛のファニーと一緒に家庭を築けないのは、それはマリウスが歩んできた道の結果であって。自分のしてきたことに対しては、やはり自分で責任を取らなければならない。マリウスの気持ちは痛いほどよくわかるし、誰でも人生において失敗することはあるから本当は許してあげたい。だけど、だからといって、自分が幸せになるためにパニスから一番の幸せを、赤ちゃんを奪うことは決して許されることじゃない。

その事実を、最後は父親であるセザールがマリウスに突きつける。マリウスだって本当はわかってるはず、パニスからファニーや赤ちゃんを奪っていいわけがないって。だけどマリウスは一度自分の幸せを、ファニーを諦めて後悔しているから、だからそう簡単には引けない。自分のなすべきこと、なさざるべきことがわからなくなってしまったマリウスを殴り、強く強く叱りつけたセザールは、そんなマリウスのすべてをわかってあげていたんだと思う。マリウスのつらさを一番理解していたのは、唯一の肉親で、毎日一緒に生活してきたセザールただひとりだった。そんなセザールが手塩をかけて育ててきたマリウス、誰が見てもひどい叱り方をされたのに、最後は船乗りとして稼いだお金をセザールに渡す。「俺がもっと愛情を注いでおけば」と漏らした父セザールが十分なほどに愛情を注いできた息子マリウスは、瞬時に父親の愛情を理解し、父親からの示唆を悟り、自分の進むべき本当の道に気づいて、素直にその通りに進んでいく。そしてそれを受けた父親セザールは、「本当は我が子にそばにいてもらいたい」「マリウスには、ファニーと子どもと一緒に、誰に迷惑をかけることもなく普通に、幸せになってほしかった」という本心、その叶わぬ想いをほんの一瞬の涙に収める。本当に、本当に素敵な親子だと思った。そして、照史くんと柄本さんの間合いが、とてもとても、完成されていた

 

・セザールと別れの挨拶を済ませたマリウスに、「あら、私にはお別れの挨拶はしてくれないの?」と声をかけるファニー。ファニーもファニーでまた、マリウスへの愛を捨てきれず、自分が独断と偏見で諦めた最愛のマリウスと、できれば、できる限りで、愛を確かめ合っていたいという、若さゆえの未熟さがある。ファニーがマリウスの本当の想いに気づき、そうしてファニーが抑えていた自分の本当の想いをマリウスに伝える。本当の意味で相思相愛だったのだと気づいたとき、もう2人が一緒になることは決して叶わない状況で。だからこそ、その2人が互いに、互いへの愛を歌う最後の場面が、それが、とても切なくて、悲しくて、どうしてこうなってしまったんだろうって、つらくて、気づけば涙が止まらなくて。

マリウスが帽子に泣き顔をうずめながら賑わうマルセイユの中に消えていき、それを見送ったファニーが本当は1年半前のあの船が出る前に呼び止めるべきだったその名前を叫ぶ…

 

「マリウス」

 

 

 

・ラストシーンでは、やっぱり泣かずにはいられなかった。でも、1公演目とは違って、2公演目で流したその涙は、マルセイユの人々…とりわけマリウスとファニーの挫折への共感の涙だった。

この物語は、悲劇ではなかった。なぜなら、登場人物が誰一人として不幸にはなっていない。たしかに誰の望みも完全には叶わず、つらい境遇が重なって、最終的には悲しみの涙を流すことしかできなかった。だけど、常に誰かが誰かを想い、そして誰かに想われていた。私は、この物語の中で一番幸せなのは、他の誰でもない『マリウス』だと思う。マリウスこそが、最も他人に幸せを願われていて、そしてそのために他人に涙を流させた。またそれほどまでにファニーとセザールから深い愛を注がれていたマリウスも、自分では気づけないほどの大きな大きな愛を、ファニーとセザールに心の奥底から抱いていた。

幸せの定義は様々あるけれど、私は、幸せを想い合える人たちに恵まれていることこそ、最高の幸せだと思う。その点、マルセイユは本当に幸せな空間で、不幸な人など一人もいなかった。そして、その中で悩みもがいていた若いマリウスとファニー…その2人を囲む大人たちは、彼らの選択を優しく見守り、困ったときには進むべき道へと導き、挫折を挫折と教え、人として取り返しがつかなくなる過ちを決して犯さないように叱咤し、そしてまた幸せな人生を歩めるようにすべてを受け入れて背中を押す…。こんなにも素敵な大人たちがいる空間、そこに生きるマリウスとファニーは、絶対に不幸にはなり得ない、そう私は確信することができたから、私はもう、この物語を悲劇だと思うのはやめた。

それに、パンフレットを読んでみると、続編の中でマリウスとファニーは20年後にその想いを成就させたという記述があった。おそらく、パニスの亡き後に、息子のセザリオ*10と3人で暮らしたのだろう、わからないけど。

とにかく、挫折を経験しながらも、みんなで支え合いながら幸せへと向かっていくこの舞台は、「音楽劇マリウス」は、間違いなく、喜劇でしかなかった。そこに気づけた私もまた、幸せでしかない…ありがとう*11

 

・2公演目は、カーテンコールで照史くんが美織ちゃんの真似をしてスカートの裾を掴む振りをしていた。ほんとどこまでも、みんなを楽しませる人

 

 

以上、細かい感想はこれで多分終わり。

 

千秋楽の中で、照史くんが「再演は翼くんがいい」と言ったこと、美織ちゃんが「翼くんと同じ表情のときがあった」と言ってくれたこと、そのレポを見て私が泣きじゃくってしまったのは、やっぱりそれは、今回の主演が「翼くんの代役」だったから。

照史くんの初単独主演だとしても、どれだけ照史くんがマリウスを自分のものにしても、それでも、どこまでいってもこの舞台の主演は、今井翼くんだった。それは照史くんにとっても、監督やキャストやスタッフにとっても、そして照史くんファン、翼くんファンにとっても。

ラストのシーン、マリウスが泣き顔をうずめていたその帽子は、それは、翼くんが初演のときに手作りした帽子で…もはやそれは翼くんそのもので。翼くんがマリウスとして涙を染み込ませたその帽子に、今回は代わりに照史くんがマリウスの涙を染み込ませ、そうやってマリウスの人生を繋いだ。

私の大好きな桐山照史くんは、演技が上手いだけじゃなく、きちんと人の想いを大切にできる、そしてその上で自分のやるべきことをやりきることのできる、本当に本当に素晴らしい人間だった。だから彼が、あの最高に温かいマルセイユの町に呼ばれたことは、俳優としてだけでなく、人間として、本当に必然だったように思えてならない。

そしてまた、最初に呼ばれた初演の今井翼くんこそが、やはり俳優界の中で最もマルセイユのマリウスを演じるべき人間だったんだと本当に強く感じた。自分が出れなくなっても、代役の照史くんのこと、音楽劇マリウスのことをどこまでも想い、最後まで成功のために心身を尽くしていた。

そんな翼くんの演じるマリウスは、きっと照史くんとは全く違うマリウスで、だからこそ照史くん色がどう出ていたのか、また本来のマリウス…翼くんマリウスがどのような人物なのか、それを見たいと私も心から思う。

 

 

今井翼キャプテンが見守る「音楽劇マリウス号」は、その航海を、ついに終えてしまったけれど、不思議とロスがなく、今はとても清々しい。

「観たあとで何か心に残るように」という照史くんの言葉の通り、私の中にはとてもとても大切なことがたくさん残った。

それについては、ちゃんと書けたら、また改めてまとめようと思います。*12

 

 

音楽劇マリウスは、自分にとって、生活の中で何度も見返したい、自分の見たいときにいつでも見られる状態にしておきたい、そう思えるくらい自分の人生においてかけがえのない作品。

もう要望は出したけど、心の底から円盤化してほしい…どうか…どうかーーーー!*13

 

 

千秋楽の挨拶、自分が話すときに泣かなかった桐山照史くん。泣き虫を克服してまた一つ素敵な男性になった彼のことを、私はまた…どんどん…ますます好きになってゆく。

 

そして代役主演として見事にマリウスを演じきった桐山照史くんは、俳優的にも、人間的にも、そしてビジュ的にも、とんでもなくイケメンで、格好良かった。

 

私の知ってる桐山照史くんは、こんなにイケメンだっただろうかと、彼が一人でフラメンコを踊っているときに不安になるくらい、それくらいイケメンだった。

 

今まで私は「イケメン」という言葉を、藤井流星佐藤勝利や、その他世間一般的に美貌を認められている人たちにしか使うことができなかったのだけど、これからは違う。

 

 

私の大好きな、ジャニーズWEST桐山照史くんは、正真正銘の、

 

『イケメン』

 

です!!!!!!!

 

 

最後にこうなってしまうのはヲタクの性、どうか許してください…

 

ということで!

音楽劇マリウス!

本当に!

本当に!

本当に本当に本当に

 

 

ありがとう

最高!!!!!!!

 

 



f:id:COH-EXTACY:20180626232652j:image

 

 

※ブログ中の台詞には、正確でないもの(ニュアンス)もきっとあります、すみません…!

※このブログの内容は、あくまで私の独断と偏見における解釈です

※とんでもない長文、お読みいただき本当にありがとうございました!!!!!!!

 

*1:6月22日夜と6月23日夜

*2:何の話?

*3:でも照史くんよりは身長低かったからやっぱり…???

*4:白ストライプシャツに紺スキニー

*5:でもいざというときのためにずっと膝の上に置いて握りしめてた

*6:箇条書きだというのを忘れてしまうくらい長文書き連ねてたのでここらで一旦軽いのを挟みます

*7:切ない以外の言葉が見つからない、見つけたいのに

*8:気づきましたか?そうですダジャレです

*9:しかし、そんな複雑な場面で、私はふと赤ちゃんの顔を双眼鏡で覗いてしまった。そしたら、赤ちゃんが、フランス人形みたいな色白肌&ぱっちりおめめで…マリウスとは似ても似つかないその顔に私の感情も泣き笑いの複雑なものになってしまった(笑) あの顔だったら、パニスの方がそっくり…かな…爆

*10:ファニーがセザールとマリウスを想って名付けたのかもしれない

*11:ブラッドブラザース、アマデウスの2つを観てきた私にとって、自担が死なずに幸せな人生を歩み続ける舞台は初めてだった…幸せ

*12:書けないときはすんまへんby郵便屋さん

*13:ちなみに要望フォームはこちらです→https://service.shochiku.co.jp/form/pub/dvd/request

音楽劇マリウスが始まってしまう前に

始まってしまったら、

観てしまったら、

発表されてからのいろいろを

忘れてしまう気がしたので

 

短いと思うけど書いときます。

 

 

2018年4月4日

Sexy Zone名古屋コンサート前日

仕事が終わるまでそわそわしないように

Sexy Zoneを一旦忘れて自らを律した

 

18時、いっきに上がる体温

頭に血が昇るのを感じながら退勤

 

18時すぎ

駅の改札通過して職場の人と別れ

1人になったのでスマホを見た

 

友達からのLINE

「単独主演…?」

「○○(私)の出費やばたん」

 

何かが起きていると瞬時に察して

すぐに情報を確認

 

『え?』

『え???』

 

ホームへの階段を上がりながら

リアルに声を発するヤバい自分

 

頭が真っ白になった

意味がわからなかった

 

 

待ち望んでいたSexy Zone初コンサートのため、仕事を無事故で終わらせて、帰宅したら遠征準備を淡々と進めなければならない…そう思っていたのに…?

 

参った

とても

参るくらいに

嬉しかった

 

照史くんのインタビュー記事を読んで

代役主演に対する誠実な緊張感と

見え隠れする不安

何より翼くんを大切に想う敬意が

とても優しくまっすぐに伝わってきた

 

本人がどれだけ不安に思ってても

絶対に大成功する、そう導ける

それが桐山照史という男だ

 

自身が彼に寄せる信頼によって

発表後の衝撃は

途端に昂ぶる高揚へと姿を変えた

 

チケットも無事確保できて

初単独主演舞台を観られる歓喜

胸を踊らせていたけれど

ふと

翼くんファンの反応を調べた

 

みんな、マリウス役の翼くんを

また見られると楽しみにしていたはずで

でもそのダメージよりもとにかく

翼くんの回復を心から願っていた

 

少し無神経だったかもしれない

自分自身の手放し加減が恥ずかしくなった

 

音楽劇マリウスに出る予定だった

翼くんが今、病魔と戦っている

翼くんがそのような状況にならなければ

自担が2018年に初の単独主演舞台をやることは…

 

すごく複雑だけれど

それぞれの立場でベストを尽くしていく

最高の今と未来のために進む

 

それしかない、それがすべて

 

翼くんが、病気を乗り越えて、

病気のおかげで得た様々なことで

これまでより何倍も幸せな人生を送ること

 

照史くんが、代役主演を乗り越えて、

今回の舞台で得た様々なことで

これまでより何倍も幸せな人生を送ること

 

翼くんも

照史くんも

共演者も

観客もファンも

みんなが、すべてが、

 

「最高だった」

 

そう思える機会にすることが大事

 

すごく難しいようで

実はすごく単純

 

目の前にあるひとつひとつを

悔いなくやりきっていくだけ

 

きっと、

わからないけど、

多分きっと、

照史くんもそう思ってるのかも

 

6月5日のなにわぶ誌に書いていた一言

『やるしかない。』

 

彼の

弱い自分を鼓舞するような

でももう乗り越えているような

いろんな葛藤を背後に感じる

決意

 

大好きな貴方が

大海を恐れず出航するのなら 

私も笑顔で…余裕の笑みで…。

 

 

私の大好きな

ジャニーズきっての演技派

ジャニーズWEST桐山照史くん

 

貴方が乗った船は

音楽劇マリウス号は

とても素敵な仲間とともに

今井翼キャプテンの想いを乗せて

未知の大海原を勇ましく進みながら

誰もが笑顔になる、幸せの島へと

必ずや

必ずや

余裕のよっちゃんで辿り着く

 

だから胸を躍らせて!

行っておいで!

楽しんでおいでよ!

 

私の愛する

私の信じる

世界一かっこいい

浪速のマリウス


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*1



 

 

 

*1:f:id:COH-EXTACY:20180607104713j:plain

発表の日、それを予知していたかのようにオレンジセーターを着ていた私

WESTival、それは最高な奴の集まり

ジャニーズWESTが、すき

桐山照史が、だいすき

 

それしか言えない、言葉にできない

 

コンサートは本業だと、

照史くんは言ってくれた

 

本当にそうだと思った

 

ツアーが始まってから、約半年待った*1

 

次々に上がるレポを横目に、私は日常を過ごしていて、前から好きだったSexy Zoneのコンサートに初参戦もして、ちょっとSexyな波に飲み込まれて

 

ずっと待っていたジャニーズWESTのコンサートなのに、直前まで実感が湧かなくて

 

グッズを買って、ゲートをくぐって、会場に入ってやっと、やっとほんとに、ジャニーズWESTのコンサートに来たんだなって思って、半年間抑えていた感情が解放されて、それだけで泣きそうになった

 

ミラーボール*2が開いて、中から現れた7人

衣装のせいなのか、キラキラと輝いて、思った以上に眩しく見えた

 

止まらない悲鳴と興奮

なのにサビになったらちゃんと踊るファン、自分も含めてかわいくてだいすき

 

一緒に切り分けたお好み焼きに青のりをかけて差し出すのは去年の春からの夢で、とうとうそれが叶った瞬間

 

おーさか☆愛・EYE・哀はじまりは最高。

 

 

次曲は浪速看板息子〜なめたらあかん〜

こんなタイトルだけど生はイケてるZO

 

噂に聞いてた「ちょいとお時間いただきやす!」をキメる照史くんのかっこよさ、思ってた以上にどどどどどどどどど*3っと刺さりました

 

ゆるゆるっとしてる振り付けもなんとなくエロい…あの曲にエロさを感じられるのはWEST担の特権なんだろうなと思うよ。

 

 

お決まりのズンドコと挨拶

 

ヲタクがちゃうねんっ!!に苦戦した裏で絶対笑ってるよねって開演前に話してたらほんとにそうだったし、しかも自担の口から聞けた*4

 

レコメンもなにわぶ誌もノータッチのファンにとったら「わんは元気ぞ!うぬは??」のC&Rは何のこっちゃだったんだろうけど、懲りずにこれからも続けてほしい…わんかわいい。

 

 

ってかさ、ってか…前髪アリ髭アリの*5照史くん、めちゃめちゃかっこいいんだ、かっこいいのに、ちょっと茶目っ気あるParade!!の衣装着ちゃったら、それはもう、まじで、超絶かっこよすぎ世界を抱きすぎなんだよな

 

1日目はそのかっこよさのせいでほとんど覚えてないんだよ、ほとんど脚見てたし*6

 

2日目、メンステ付近だったから始まりの部分がしっかり見えて、静止する照史くんの美しさが目から離れなかった、私の記憶はほぼそれなんだ

 

お揃いの衣装、同じ色の靴、明るいフィナーレはB.A.D.が告げて、それで、私のParade‼は終わったの

 

Is Parade!! cute ?

No.

Parade‼ is dandy.

 

 

プリンシパルの君へ

ため息をつく自担がかわいかった

あなたがため息をつくとき

隣には誰がいるのかな

きっと最高の相手なんだろうな。*7

 

 

SHE IS MY…は事前イメージと印象が違った

めちゃめちゃかっこいい

サビの腰なぞる振り付けがYABAI

衣装がかっこいい

自担が、かっこいい。

 

 

ここまでまだ6曲だけど、とにかく自担がかっこよすぎてほとんどの記憶がないんだ

 

今回のコンサートは…ほんとに…

。**8

 

 

シズマイの波にクラクラしてたら急に優しい表情見せるから、何万回だって「君が好き」

 

メンステ側から見たときは彼らを後ろから照らす光が眩しくて、何も見えなくて、でもその眩しさが彼らを綺麗な光景として私の脳裏に焼き付けた

 

最後に歌うま舞台班の3人がせり上がってゆく演出も、その立ち位置がとてもすき

 

桐山照史くんが優しく響かせるフェイクはそれは、私が彼を好きな理由の一つなんだよ

 

「優しく微笑んで」とうちわに書いた願いも、この曲で昇華。 *9

 

 

WESTお馴染みのお笑いコーナーとして今回取り入れられたコントとスローモーションは、彼らの本気がひしひしと伝わってきてそれがすごくすきだった

 

SMAP×SMAPのような、しっかりコントをする楽しいレギュラー番組がやりたいんだろうなって思って見てたし、後からパンフレット見てやっぱりそういう気持ちが載ってて、彼らの貪欲さと向上心、明確な目標と着実な挑戦とか、ほんとにすき、そーゆーとこ

 

念願の生桐爺、台詞を忘れる稀有な自担にグッと心をつかまれて*10、藤子がもうとんでもなく美女、でも私はあざといのに謙虚な濵子を守りたくなって、しげじゅんしげじゅん、ロボとポチャはかわいい。

 

 

それまで懐疑的だった奴衣装を生で見たら案外かわいくて、許しちゃった、私の負け

 

「生まれたことがチャンスの始まりさ」の濵田さんを見れたことが私の生きるチャンス

 

ドラゴンドッグは衣装のせいかTV披露よりパヤパヤしてたけど、みんな顔がかっこいいから関係ない、キメれば勝ちだ。

 

 

1日目MCでおーさか☆愛・EYE・哀のんちゃんソロの件話して、その流れで2日目のんちゃんソロが「ほっかい〜どう〜」なのは本当に天才だと思った、MCの使い方うま

 

神ちゃんオカンの手紙が素敵で、WESTの周りは本当に素敵な人たちばかりなんだなって心がきらめいて、そしてすごく納得した。*11

 

 

関ジュコーナーが終わって*12油断していたら出てきたしげと照史くん

 

え?

 

あれ…そういえばピアノが*13

 

乗り越しラブストーリーは突然に*14

 

思っていた以上のしげのピアノスキルと

思っていた以上にナチュラルな照史くんwith三線

 

優しい音楽と歌声と歌詞と楽器の音色が

 

何より誰より楽しそうな2人が

 

かけがえのない幸せな空気感を作り出していて

 

このまま続け、この曲よ永遠に

 

そう願わずにはいられない時間と空間だった。

 

 

が、清々しいほどにさっきの願いはぶった斬られ、気持ちいいくらいに熱い2人が出てくる

 

曲の激しさとは裏腹に、ひとつひとつの表情や動きがとても繊細だった

 

癒し系に分類されながら中身はTHE・男な濵田崇裕と神山智洋の、そのポテンシャルを全て生かした最高のロック

 

最後に殴り合うシーン、痺れたぜ。

 

 

熱い空気が立ち昇ったところで、急にピンクな雰囲気に包まれる会場

 

ジャニーズWESTの美形3人組がそれぞれの許されぬ恋心をめぐらす

 

美しい ああ美しい 美しい

切なく揺れて 女性(ひと)想う君

 

この短歌が感想のすべて

 

まさにステージ上で動くan・anでした

ありがとうございました。*15

 

 

ふいに始まる不穏な音楽のVTR

 

噂に聞いていた通り、これはたしかに人を殺した翌朝の美青年たち

 

ユーモアとセクシーとバイオレンスが融合した映像を前に我々はただ立ち尽くすしかなかった

 

と言いつつも、自担への贔屓目なのか照史くんパートに関しては何も怖く感じず、コート掛けにエプロンあるの愛しいな、エプロン付けたら男み増した、ああそのチャーハン食べたい…チャーハン…パラパラ…

 

Ladies & gentleman

メチャウマチャーハンツクリマッセ

 

とても楽しみにしていた新パラパラ曲が気づけば始まっていた

 

コンサート前日に振り付けを叩き込んだ結果、1日目は必死にパラパラしながら目の前のアイドルたちを鑑賞するというとても忙しい曲になってしまった、反省*16

 

衣装もとてもいいし、楽しいし、自担が真ん中でソロパート歌ったり、もう大満足

 

って思ってたのに2日目…

急に背後で大勢の人の気配…

え?ジュニア???

 

じゃなくて

 

スタッフさんで

 

とても楽しそうで

 

振り付けも完璧で

 

そして驚くメンバー

 

それはすなわちサプライズで

 

考える代わりに溢れる私の涙…

 

ジャニーズWESTってこんなにも、こんなに素敵な方々に愛されてるんだな、信頼されてるんだな、幸せな時間を過ごしているんだなって

 

ほんとうに、うれしかったです

 

まさかそんな素敵なことが起こるとも思ってなかったから、人生って楽しいなって感じることができた瞬間だった

 

ジャニーズWESTのスタッフさん、本当の本当にありがとう

これからも、本当に、お世話になります。

 

 

パラパラシリーズとスタトロ曲が終わると、淳太くんだけステージに残って、そこから始まっていくパフォーマンスコーナー

 

なにわともあれのアクセントダンスが好きな私にとってこのコーナーは胸が踊った

 

ソロっていうのも良い

それぞれのメンバーを集中して見れるから

 

オルバの照史くんは、シンクロ映像と相まって、とても強くて、誰も敵わない存在で、地球さえも破壊できそうな威力

 

神ちゃんが会場の視線と喝采を自分だけに集めて踊る光景、伸びやかなダンス、その空間と時間を最高に堪能しているような、生き生きと輝く彼の表情…本当にすきでした

どうか神ちゃんは、いつになってもいいのでソロコンサートやってください、歌とダンスと楽器とアクロバットを神ちゃんの世界観で表現する時間空間をぜひ作ってください。*17

 

 

パフォーマンスコーナーの大トリで流星が出てきて、イケてるDJをやりきって、そうしたら、ついにきた

 

『Evoke』

 

呼吸ができない

 

感じることしかできない

 

別にセクシーな曲じゃないのに

 

激しく踊る7人に、自担に

 

私は全身で虜になった

 

この曲を今回のコンサートで大きなポイントとしてくれたこと、本当に感謝しかない

作詞作曲振付をすべて完遂してくれた神山智洋にもありがとうじゃ足りない

 

ジャニーズWESTって、本当、天才。

 

 

Baby Good!!!もバッキバキにステージ上でキメるのかと思ったら盛り上げ曲に使ってきたのですごく意外だった

 

でも曲の内容的にも合っていたし、横花という近いところでしっかり踊っている姿を見せてくれたのはとても貴重でありがたかった

 

ほんと今回のコンサート構成は、細部の細部まで超絶完璧。*18

 

本編最後の曲であるパリピポアンセムで全力イヤホイして、気づけば終わりの挨拶

 

アンコールがあるという安心感の中で見送ったのは彼らのミラーボール*19に帰っていく姿。

 

 

そして…

アンコールを求めるジャニストコールも盛り上がってきた頃、しっかり作り込まれた映像とともに再び登場したのは

 

考燃戦隊ジャニーズWEST

 

いやほんと最高すぎありがとう

 

まさかあの衣装を生で見られるとは

 

すごく元気で愉快な気持ちになれたし

 

純粋に楽しかった…この曲ほんっと大好き。

 

 

ギラギラブベイベーがこのタイミングでかかるのはちょっとびっくりしたけど、最後照史くんの声掛けでハイハイ手挙げるのが楽しかったので結局最高な選曲に思えた

 

 

あっという間にアンコールの3曲が終わってしまって、1日目はここで終わり

 

2日目は、Wアンコールを求めてまたジャニストコールが響き渡った

私も何故か一旦座ることすらできなくて、すぐに出てきてほしくて、立ったまま心のままにコールを続けた

 

そして、また、会いたい彼らが戻ってきた

 

なんかもう嬉しくて、自分でもわかんないくらい魂から楽しくて、近くにメンバーが来ても心のままにええじゃないかを踊ってて、

 

そしたら濵ちゃんが、濵田さんが、

がむしゃらに踊る私達を見てとても嬉しそうに笑い、そして一緒に踊って、グッドサインをくれた

 

担当なんて関係なしに、ファンサとかそういう喜びとも別で、ただ純粋に人として、通じ合えた気がして、すごくすごく嬉しかった。

 

 

ファンの気持ちに応えて歌ってくれたトリプルアンコールの『バンバンッ‼』

 

もっともっとこの空間が続けばいいのに、そう思って駄々をこねてしまったけど、それも最後の一本締めで気持ちの良い余韻に変わった。

 

 

ジャニーズWESTのコンサート、やっぱほんと最高に楽しくてしあわせだった。

 

 

メンバー、ジュニア、スタッフさん、ファン、その全員が全力でコンサートの大成功に向かっていくこの空気感が、本当に本当にだいすきだと思った。

 

 

私も今回はちょっとがんばれた気がして、というのも参戦メンツが全員私のみを通じて一緒になった人たちで、だから私の橋渡しが重要で、少しだけプレッシャーもあって

 

でも、ファンサうちわを事前にみんなで作ることになって、私の家で和気あいあいとやってる間に私を介さない繋がりができて、それが当日の楽しさにすごくすごく反映されていた気がした

 

チケット当落の少し前から関わるようになった桐山担のフォロワーさんも、まるでタイミングも全部運命だったかのような、同行してもらおうって決めた相手がこの人でよかったって思える、本当に最高で素敵な方だった…そして桐山担と隣でキャーキャー言い合うことがどれだけ幸せか、それを私自身深く感じながら自担を堪能することができた。

 

 

個人的に、今まででいちばん現実と繋がっていたコンサートな気がした

 

自分の現実もそうだし、メンバーの現実、スタッフの現実、その全てが組み合わさってできた夢の空間だった

 

アイドルという立場、スタッフという立場、アイドルの家族という立場、ファンという立場、そのそれぞれの役割の中で全力を尽くして1つのイベントを大成功へと導いてゆく…この感覚を持てるのはもしかしたら、ジャニーズWEST特有でありそれが彼らの強みなのかもしれない

 

自分たちの団体芸参加も、全力パラパラも、友達繋がりも日々の仕事もぜんぶ、ぜんぶもしかしたらジャニーズWESTの大成功に繋がっているのかもしれないなって思えたら、そう思わせてもらえるのなら、それはすごく嬉しいことであり、この上ない、幸せだ。

 

 

コンサートを本業と言ってくれる彼らがもし、この先もずっと私達を楽しませてくれるのなら、幸せを願ってくれるのなら、私達もその気持ちに応えるべくがんばっていけることが必ずあるんだと信じられる。

 

 

WESTival、このコンサートは、私の中の『ジャニーズWEST』の存在、彼らとの繋がりがとても、とてもとても強く深くなった大切な機会だった。

 

 

ほんとうに、ほんとうに、

ありがとうございました!!!!!!!

 

 

 

P.S.

 

ジャニーズWESTへの愛を深められたのと同時に、いやもしかしたらそれ以上に自担である桐山照史くんへの愛の大きさを自覚させられました。

 

もう前髪ヒゲ照史くんかっこよすぎて記憶ない!むり!ほんとむり!うぅ〜〜〜!*20

 

近くのなんちゃらより遠くの自担、みたいなそんなこともう知らんぞってくらい照史くんのこと見てた、照史くんしか見えなかった。

 

クレーンに乗りながら!誰かに腰突いたり!

曲踊りながら!誰かを指差したり!

「俺たちが〜!」の直後でファンが『ジャニーズ』から迷いなく言えるように合図を出してくれたり…!

 

なんかもう!ほんと!ぜんぶ!だい!すき!*21

 

今までは正直、「照史くんが私の一番好きな人なんだけど、でも実際イケメンと呼ばれるのは違う人だってわかってる」って思ったり言ったりしてたんだけど

 

もういいんです、もうそんなこと知らんぞ

 

桐山照史が!

世界一!

かっこいい!

それが事実だーーーーーーー!!!!!!!*22

 

別にみんながそう思ってなくたって、照史くんが世界一かっこいいのは絶対的事実なので、もうそういうことですソウナンデス。

 

渋みと色気が増して、ファンに「抱いて」うちわばっか持たれて、プロポーズなのにワンナイト約束をするような、そんな男が、私は、一生、いちばん、すき。*23

 

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*1:ツアーラストの北海道が私にとってのWESTival

*2:笑った細い目がかわいいそれを私達は勝手に「鶴瓶」と呼んでいた

*3:ドラえもん〜♪by星野源

*4:我、担タレ?

*5:過去にアリ食べてた

*6:はあ?

*7:結婚の日を楽しみに待つタイプのヲタク

*8:句点前は感じ取ってください

*9:直接もらったとかじゃなくて、スクリーン越しの

*10:WESTの現場だからこそのリラックス感ゆえなんだろうなって私が安心しちゃった

*11:濵田のおっちゃんのことを自慢の父だという濵田さんのことも、おっちゃんとすごく良い関係の照史くんのことも、強面だけどお茶目な流星パパも、そのほかいろいろ改めてジャニーズWEST×家族っていいなって思えた

*12:静かに推してる日本美な中村龍之介くんにお目見えできて幸せだった

*13:気づくのが遅い

*14:いや気づくのが遅いんだ

*15:爽やかにお礼言ってもその前の表現がOUT、逮捕です

*16:それはそれで楽しかったけども

*17:神ちゃんがメンバーで良かったぁ〜by中間淳太

*18:特にのんちゃん、ありがとう

*19:鶴瓶

*20:自分よ、ちょっといや結構キモい

*21:叫びたい 空に向かって 叫びたい

*22:ほんとにやばい奴になってしまった

*23:ブログは以上です。いつも以上に表記も内容もまとまりのない散文的長文を読んでいただき、本当に感謝しかありません。お帰りの際はどうぞお気を付けください。本日は誠にありがとうございました…💛

この世で最もVR体験に近いリアル

私をジャニーズヲタクにした、佐藤勝利

 

彼のキュートな国宝級顔面が就活に疲れた私をジャニ沼に引きずり落としたあの日あの瞬間のおかげで、私の人生は変わりました。

 

それから自分も彼らもいろいろあって、今はジャニーズWESTを担当としている*1のだけど、Sexy Zoneがとても愛しい存在であることに変わりはありません。

 

あるとき、雑誌の中にフィギュアとして掲載されていた彼らの実写真を見て、ああ、だめだこれは綺麗すぎて恐れ多いからだめだ、追っちゃだめだ、TVに向かってキャーキャー言うくらいがベストだ、私にはあまりにも美しい存在すぎる

 

そう思ったし、今日*2の夕方ジャニショで写真を見たときも同じ考えに陥って「この人たちをこれから生で見るなんて大丈夫か、お腹痛くなったり動悸息切れ救心救…」…結構パニックになりました。

 

普段はこれから観に行くグループやアーティストの曲聴いてテンション上げたりするのに、今日は笠寺駅まで星野源を聴いて心を無にしていて。*3

 

笠寺駅着いた瞬間に何故か心が吹っ切れて、急に勝利の最新ソロ曲聴き始めたのでそこからはセクガルの魂が憑依したのだろうか、まあそれはいいんだけど。*4

 

デジチケをピピッと*5して出てきた席番はPブロックで、スタンド!Pだし!ああきっとこれは遠いやつだ、よかったこれで生きて帰れそうだYa!Hot!Hot!*6って思ってたのに席見つけて会場見渡した瞬間、ステージがすぐ斜め前にありましたんですよね、HaHa☆

 

なんかこれは終わったと思って、彼らの美しさに殺されるんだなあ今日は、なんて高貴な最期、お母さん…産んでくれてありがとう。

 

聞こえ始めたSexy Zoneコール、ステージ上の画面が動き始める、音が鳴り出してみんなキャーキャー、OP映像、私も叫び、お?ついに?ついにか??私の死に際!!わーーー!?!?!?!?

 

 

 

1. 美しい彼らは確かにこの世に存在していた

 

真っ先に私が思ったことでした。

 

アイドルを初めて見るとき、今回の私と同じようなことを感じる人はきっと多いと思います。でも彼らは人並み外れた美青年集団だから、実は仮想アイドルでした〜!って言われても「あ、ですよね〜!だって顔が綺麗すぎますもん(笑)」って納得できるじゃん???…でもちゃんと生きた人間でした。めちゃめちゃ顔が綺麗な同じ人間なんだなあと、まずはひしひしと感じました。

 

 

2. え、めっちゃ顔綺麗なのに真摯にパフォーマンスしている、え、めっちゃ顔綺麗なのにそれに甘んじたりせず目の前で一人の人間として誠実に生きている、え

 

途中からこの思考がめちゃめちゃ強くなりました。今日の教訓です。*7

 

彼らは、もはやこの世に生きていてくれるだけでどこかの誰かを幸せにできる。しかも大勢の人の目に触れるこの業界に入ってくれたのだから、もうそれだけで社会貢献度MAX、ありがとうございます、ありがとうございます。そういう存在なんだよ?????*8

 

それなのに、そうであるはずなのに、彼らはそうは生きていなくて、自身の美しさを武器としながらも、自分と他人の幸せのために日々挑戦と努力を重ねていて……

 

 

生きるのめんどいなあとか、がんばるの疲れたから適当に生きたいとか、私ごときがそんなこと言うなんて到底許されないんだぞという強い示唆を勝手に悟り、特徴や立場にかかわらず自分らしく何かに全力で立ち向かって成長しながら人生を進んでいくことの大切さを改めて学ばせていただきました。STY*9

 

「顔が綺麗」という、いつの時代においても相対的に幸せ・勝ち組として常に評価され得るその特徴だけでは自分の価値を評価したりしない、そんなことだけでは決して満足することのない彼らを見ていると、ある意味「自身の美しさ」に対する挑戦というか、「美しさだけで自分たちを評価する一面的で乏しい人たちへの反骨精神」のようなものを感じて、めちゃめちゃロックでかっこいいなあと思った。

 

彼らの使命なんだなあ

 

「顔がいいだけじゃだめ」って国宝級顔面の美青年に言われてる感じ、めっちゃ痺れるわ

 

とにもかくにも、本当に一生懸命でかわいくて愛おしい国宝レベルの美青年グループ、Sexy Zone

 

もしも叶うのなら…

 

冗談なしに自分の腹から産みたかった♡*10

 

 

3. やっぱり美しすぎるし完璧すぎるからこれってひょっとしてVR体験中???

 

最終的に彼らを現実として捉えられなくなったガイシホールの迷い人とは、この私…

 

顔含めて全身の美しさが人類レベルを超えている人たちが、私たちの期待に沿った喜びや癒やしを率先して提供してくれる。

そんな彼らが作り出す空間はとても美しくて、心地よくて、ひたすらに心が躍る。

自分の呼吸はとうに忘れ、目の前の世界がすべてとなって時間が止まったように進んでゆく。

 

今思えばこれこそが、ジャニーさんと彼の理想的アイドルが生み出す幻想的空間世界…

 

今日のMCで勝利がSexy Zoneコンサートを「夢の国」と表現したことに100000000000000000回相槌を打ちたい

 

私、リアルに*11VR体験をしたことがあるんですけど*12、仮想だとわかった上でリアルに*13自分の心も身体も昂っていく、ああ山﨑賢人くんが私の方を見て話しかけてる、私の言葉(選択した回答)に応えてくれた、待ってそんな綺麗な顔で近づいてくるなんてだめやばいだめ……

これです、こういうことです!!*14*15

 

かつて私が就活の波に乗れずどんどん塞ぎ込んでいったとき、「がんばれ」という言葉がいちばんつらくて、現実が始まる毎朝がもう嫌で、願うのなら布団の中で目を閉じたこのまま静かに次第に消えていってしまいたい、本気でそう思わずにいられないようなとてもしんどい日々を過ごしていました。 

 

でもそんなときふと目にしたザ少年倶楽部佐藤勝利くん、彼は一瞬で私の現実を消し去り、私の毎朝を夢の始まりに変えて、1日を楽しく生きるための「本能的希望*16」を私の心に灯してくれました。

 

私はあのとき、間違いなく佐藤勝利及びSexy Zoneに生かされていた。

画面越しに「楽しく生きなよ」って声をかけてもらったんです、何度も。

 

彼らは私にとって人生の恩人であり、もっというと多分生命さえも救ってくれた存在、感謝してもしきれない本当に尊い人たち。

 

他のアイドルには決してできない、Sexy Zoneだけが創り出せる仮想的な夢幻世界。

でもそれは彼らが確かに懸命に生き続けている現実があってこそ存在し得るという、紛れもない「リアル」。

だからこそ、現実を生きる気力を失くしたときに、心のオアシスとなりながらもちゃんと現実としての針を進めてくれる。

 

 

結論

Sexy Zoneは存在自体が国宝級の尊さ」

 

 

もう落としどころがわからなくなってきたけど、これがすべてです、それが答えだ!*17

 

今は私も元気になって、ジャニーズWESTとともに日々現実を生きることができているので、そんな私にとって彼らのコンサートはただひたすらに贅沢な時間!

 

今回、実際に彼らを生で見て、リアルで感じて、Sexy Zoneという存在を身をもって理解したという経験は、本当に本当に貴重でありがたいことでした。

 

これからは引き続きジャニーズWESTと生きつつも、Sexy Zoneによる夢空間に行かずにはいられない、もう我慢できない、私の人生においてこれは確実に必要不可欠だ!

そう思ったらまた、彼らのコンサートにお邪魔したい、ぜひお邪魔させてもらいたいです。 

 

魅せてくれる夢のパワーが大きい分、体たらくな現実逃避としてしまうことのないよう、また彼らに会えるその日まで、精一杯日々を生きようと思います。

 

 

というわけで、*18私の、Sexy Zoneコンサート初参戦の、独断と偏見にまみれまくった持論的概念の、発表を、おわりまーーーーーす!!!!!(☆u∂)*19

 

 

ってことでここからはコンサート覚え書き!*20

 

『Unreality』

・この曲からの始まり、超スタイリッシュオシャレかっこいい

・一人ずつの「Unreality」やはり良い

 

『Ignition Countdown』

・ひたすらかっこいい、曲聴いてる段階で既にかっこよさ感じまくってたけど目で見てもやっぱりかっこよかった

・マリちゃんソロから始まる英語部分(Tonight〜夢中さ)が歌詞割りとリンクでダンスも加わっていっててとてもよかった、最後まで後ろで静止待機してる風磨もとてもかっこよかったです

・炎の温度を感じられた貴重な体験

 

『プンププンプン』

・振りも曲もめちゃかわいい

・掛け声できるしなんか楽しい

・楽しい

 

『カラフルEyes』

・魅せれるし、C&Rもできるし、とてもハイスペックな曲だと知った

 

『My Life』

・風磨が出てきた瞬間から会場がいっきに菊池風磨の世界になったのほんとに圧倒された

・パフォーマンス力と影響力の凄さ

 

『Mermaid』

 ・可愛いだけでなく表現力を持っている聡ちゃんの魅力を発揮するための演出だった

・聡ちゃんかわいい

・そちゃーーー

 

『Kiss You Good-Bye』

・帝国劇場にワープした感じ*21

佐藤勝利の絶対的零番、ジャニー社長スペオキの強さをひしひしと実感させる演出

・その佐藤勝利を守る親衛隊(楽器付)

・ああ、スターなんだなあって

・彼が背負う期待を彼はひとつひとつ成長材料に変えながら生きているんだなあって、とてもとても抱きしめたくなるけどその恐れ多さに結局、合掌

・当たり前に格好良い

・ビジュ最高

 

『Pheromone』

・やっぱり最高に最高だったぁー!

・この曲にあの衣装合わせたのまじ最高

・なんか、すべてが最高だった

・早く映像見返したいです

・生でもやっぱり(* '-')スケベ理論! 

・この曲見れただけでこのコンサート観れてよかったと本気で思えたやつです

 

『忘れられない花』

・いやー、美しい

・強い、美しい

・美しい

・語彙

 

『O.N.E』

・美青年たちの反骨精神

・フレッシュな熱さが新鮮

・戦う彼らの胃袋支えるおばさんになりたかった、なにいってんだ

 

『Lov Manifesto』

・曲の前のMステパロww

・MステのOPに絶妙に聞こえるBGMワロタ

・とても強い中島健人の世界

・冷静に演説台セット笑いそうになるのにもうみんなSexyすぎてそんなのどうでもいい

・けんてぃーの強力な世界で、聡ちゃんもマリちゃんも自分の色を出していて、結果けんてぃーの世界がすごく地に足着いていた

・元々すきだったので裏切らない演出に感謝しかない

嵐にしやがれで一度やった技術をすぐにモノにする中島健人やっぱさすがだ

・早く映像化

 

『Sing along song』

・マツモリの曲振りww

・しょりたんのギター初めて観れた聴けた

・後ろで変なフリしてたラブマニ軍団もといケンティーかわいかった

・風磨のアーティスト力

菊池風磨の世界に、佐藤勝利の素朴さが加わってよりナチュラルな空気感へ

・風磨の衣装がすきでした

・ラブマニとこの曲、どちらも年長2人が弟たちに自分の世界を体験してもらった感じで、なんか、すごい、Sexy Zoneでした、しみじみ(感涙の気持ち)

 

『Mission』

・マイケル的中島健人を見れたことに想像以上の喜びを感じました

・歌い方がマイケル

・衣装がふわふわ(?)しててその独特さもまたスター感あって結局強かった

・Tシャツを破る行為とその瞬間に現れる上裸体に反射的かつ能動的に叫んだのがめっちゃめちゃ楽しかった、わたし超笑顔だった、ほんと楽しかった、今日イチ楽しかった、ジェットコースターみたいだった、たのしかった

・たのしかった

中島健人の世界観、つよかった

・たのしかった

 

『デジャブ』

・マリちゃんなんて呼べないかっこよさ

・マリウス様

・ほんとめっっっっっかっこいい

・マリウス様

・マリちゃんなんて呼べないくらいちゃんと歌って踊ってて久々に見たら親戚の子が赤ちゃんから成人したみたいに感動した(文章力)

・予想外のマリ落ち

・マリウスに〜?ハマリウス♡(* '-')

・自担はマリウス代役出演(関係ない)

 

名脇役

・隣の人が泣いていた

・けんてぃーのピアノ

・5人とも表現力すご

中島健人くんはピアノ弾き語りをこなすだけでなく指1本から魅せていてなんかもう惚れた\ケンティーーー!/(cv.庄司)

・同時期のツアーにおいて互いに切ない恋をピアノで弾き語る中島健人重岡大毅って…ほんとに…けんしげ is 運命

 

PEACH

・突如始まる乙ゲー

・映像制作スタッフさんの本気

・キャッチフレーズのトンチキさ=彼らのアイデンティティ

・客を楽しむふまたん

・ふまたんかわいい

中島健人

・風磨が会場を楽しんでる間も終始細かな仕草で魅せ続ける中島健人のパフォーマンス力&アイドル性、圧巻、すき

・もう何言ってもキャー

・いや何言ってんだよ(スカートのやつ)

・風磨の冷静なツッコミが的確すぎたのと、スカート短い=全部見せるの発想が中島健人すぎたのと

・とてもとても楽しいコーナーだったのでぜひゲーム化おね

・衣装ピンクかわいい!

・曲の振り付けかわいい

・早く見返したいので映像化急げ〜〜〜

 

『スキすぎて』

・絶対盛り上がる定番曲っていい!

・5人に取り合いされる我ら

・ありがとう、そしてありがとう

 

Lady ダイヤモンド

・まさかこの曲を一緒に踊れる日が来るとは…必死に練習していた4年前の自分に心から感謝感激

・たのしい

・たのしい

・たのしい

 

『ぎゅっと』

・あらためて、いい曲

・TV演出と一緒なの素敵

・わちゃわちゃかわいい、生でもかわいい

・みんなで踊れるし、ほんとにいい曲

・かわいさにほっとした

・かわいかった

 

『Fantasy〜1秒の奇跡〜』

・今日最大にVR体験を感じた曲始まり

・V6兄さんのシャンデリアのようで、それとはまた違うとても崇高な空間がアリーナ中央に創造されていて、なんかもうほんとにすごかった、オーロラ見たみたいな感覚

・美しすぎる5人と演出

・あちらとこちらで完全分離した世界

・唯一無二のSexy Zoneでした

 

『Silver Moon』

・Fantasyに続きとても綺麗なステージ

・こんなに美しくて元気もらえる曲ってほんと貴重、ほんと最良曲

・元々好きな曲なので、聴けて純粋にうれしかったです

 

『フィルター越しに見た空の青』

・なんとなくペンライトを青にしました

・やっぱり演出最強だった

・シャボン玉、ほんとに綺麗

・3曲通してとても芸術的

・3曲通して超バーチャル

・曲がいい

・なんだかすごくよかった

・映像で見返したいから早(略

 

『君にHITOMEBORE』

・まさか!!5人で!!この曲を!!

・さいっっっっっこう!!!!!

・個人的にすごくすきな曲なのでこれを5人という最高の形で見せてくれたSexy Zone偉すぎる、毎月1500円あげる

・よかったー

・たのしかった

・最&高

 

Sexy Zone

・人生初、待望のこの曲

・Tシャツ着用だったけどそれでも見れてよかった

佐藤勝利様のSexy Rozeをどきどきわくわくして待っていた私への「でら好きやで」*22

・生Sexy Rozeチャレンジ達成のため、必ずやまたSexy Zoneコンサートにてリベンジします(生きる意味をありがとう)

 

 

個人的抜粋でしたが、曲の感想は以上です!

 

MC力がとても上がってて、風磨をはじめみんなで真面目にがんばってて、WESTの漫談とはまた全然違う面白さで、Sexy Zoneの誠実さと伸びしろをとてもとても感じました!

 

最後に、近くを通ったSexy Zoneが5人ともみんなTVを見ているかのような綺麗さで、なんかもう、すげーな、国宝級顔面ってリアルに*23すげーな、なんかもう(エンドレスリピ)

 

お手手をニコニコ振ってくれた佐藤勝利くんと目があったと自分に言い聞かせ、今回のSexy Zone初コンサートを一生の思い出として胸に刻みます。

 

 

ありがとう!!!!!

映像化待ってます!!!!!

Sexy Zone、24時間TV、君たちの真面目さが絶対世の中の人に伝わりますように!!!!!

 

ありがとおおおおおおおおおおおおおおお

 

(☆u∂)(o'ω'o)(o´ω`o)(。^∪^)(* '-')❤💙💜💚🧡

 




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*1:詳しい経緯はこちらに書いてまする

 

coh-extacy.hatenablog.com

 

*2:2018年4月5日

*3:なんでやねん

*4:いいんかーい

*5:無音でした

*6:ジャニーズWESTの7枚目シングル『おーさか☆愛・EYE・哀 / Ya!Hot!Hot!』とは一切関係ありません。

おーさか☆愛・EYE・哀/Ya! Hot! Hot!(通常盤)

おーさか☆愛・EYE・哀/Ya! Hot! Hot!(通常盤)

 

 

*7:どんな目でアイドル見てるんだよ

*8:だからどんな目で彼らを

*9:言わずもがなSexy Thank Youの略。この言葉の創造主は後世にSexy時代の父として名を残す人物…そう…「中島健人」だ※歴史ミステリー番組は始まりません

*10:前世からやり直しても多分ムリ♡

*11:この「リアルに」は出川哲朗のそれと同意義です

*12:「フジテレビ・お台場みんなの夢大陸2016」での月9コラボコーナーhttps://www.oricon.co.jp/news/2073736/full/

*13:この「リアルに」は出川哲朗のそれと若干意味が異なります

*14:どういうこと〜cv.さっくんこと佐久間一行https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=683

*15:つたわれ〜cv.以下略

*16:「がんばろう」とか「絶対大丈夫」とかそういうのじゃなくて、超空腹の人がとても美味しい食べ物を見つけ、それを無我夢中で食べ続ける状態のような、「他の一切への意識を排除し自分の欲望や思考の全てを集中させてしまうほどに魅力的で刺激的な対象」の意味で『本能的希望』という言葉を使ってます。

*17:ウルフルズ『それが答えだ!』https://youtu.be/Z28KuShADpw

*18:どういうわけで?

*19:読んでいただいた方々にはもう感謝の言葉も言えないくらい感謝です…!STY

*20:まだブログ続くんかーい

*21:ジャニワ行ったことはありませぬ

*22:名古屋弁だから当たり前に「でら好きだがや」だと記憶してましたが皆さんのレポ見てたら正しくは『〜やで』だったので修正しました。しょりたん方言混じってるかわいい。そして推しが名古屋弁言いがち (´◇`)アチキ?

*23:出川の