みんなちがってみんないい
私は桐山照史くんに盲目でした。
彼は私にとっていわゆる「自担」で、他の人とは違って特別で、まるでお腹を痛めて生んだ我が子のように良いも悪いも抱きしめてきました。
前々から彼は言葉選びが下手くそで、Jr.時代に目の前の自分よりも遠くにいるデビュー組の先輩ばかり見ていた当時のファンのことを「失礼」と表現したり、WESTメンバーはスタッフへの愛や感謝を全面に押し出しすぎているのではという一部のファンの疑問に対して「スタッフさんより今これを読んでるあなたに一番感謝してる」となにわぶ誌に書いたり。
私は彼に悪意がないと信じているから単なる言葉選びの問題と捉えて受け流したけど、目の前のJr.よりも遠くの推しを見つめた経験を持つほとんどのファンや、日々一緒に仕事しながら献身的にジャニーズWESTを支えているスタッフさんは、上記の彼の言葉を単なる言葉選びの問題として受け流せるのかな?
私は、必ずしもYESとは言えないと思う。
私は彼に盲目だったから、上記の発言があったときももちろん擁護側に回りました。
でも、2つ目の発言のときは1つ目のときより盲目さが薄れていたから、もしかしたら荒れるかもという危険をなんとなく感じ取りました。
もし私が彼を一番に推すファンじゃなかったら、もし私がスタッフだったら、私は彼のちょっとした棘に心を刺されて傷ついていたかもしれない。
でも私は彼を一番に推していて、彼に対して盲目だから、私は第三者として相互を見守るだけで足りると、そう思って乗り切ってきました。
時が経ち、先日のコンサートにおける彼の言動。
自分の指示でファンに飛んでもらい、揺れる胸をガン見するという行為。
そのレポを見た私は最初何も考えず、アホだなあと笑って流しました。
でも気づけばファンの間で問題になっていて、恥ずかしながらもやっと事の重大さに気づき始めました。
そして、それについて大好きな同担の方が書いたブログを読みました。
ブログを読んだあと、私は明らかに動揺してしまっています。
私と同じように彼を推すファンの一人、普段から同担として共感する部分の多いその方の文章には、盲目さは1ミリもありませんでした。
間違っていることは間違っていると、推しだとかそういう事情は持ち込まずはっきり言い切っていて。
内容も本当に共感できるものだったし、彼がどれだけOUTな行為をしたのかを改めて気付かされ、そして静かにショックを受けました。
私は、桐山照史くんに盲目、ではいられなくなってしまいました。
私は普段から、「ズルい人」「無神経に人を傷つける人」が嫌いです(と言いながら自分にもそういう部分はあります)。
だから、もし彼が私と直接やりとりをする距離感に存在していたら、もしかしたら私は彼を嫌いになっていたかもしれない。
私は言葉を大切にしがちな人間で、たとえ相手に棘を刺すつもりはなくとも自分が棘と受け取ってしまうような言葉を言われると、勝手に傷ついて悩んで落ち込んでしまいます。
彼がラジオやブログで過激な発言をしても、今までは気にならなかったけど、気にしないようにしていたけど、彼に盲目でいられなくなった今、私は彼を嫌いになってしまいそうです。
でも、私は彼を大好きでいたいのです。一生。
私は日常生活において、相手に嫌いな部分や受け入れ難い部分を見つけると、それが自分にとって大きな要素であればあるほど、相手を嫌って心の距離を取ります。
でも、私は照史くんに心の距離を取りたくない。
顔だけのファンになりたくない。
パフォーマンスだけのファンになりたくない。
だって照史くんの素敵なところは外見にも内面にもたくさんあるし、それら全てが愛しいし、その一切を自身のアイドル活動に生かしていく照史くんのことを心から愛して応援したいんです。
嫌いなはずなのに大好きでいたい、こんな感情は生まれて初めてで、だからこそ大きく動揺しています。
最近はあまり彼のことを考えないようにしていたけど、ずっとこのままでいるのは自分にとって損でしかなくて、早く彼に心から沸きたくて。
もやもやと悩んだ結果、私は、彼を推し続けるために、心から愛して応援するために、自分を変えなければいけないのだと悟りました。
人それぞれ、長所と短所があること、価値観の相違があること、それらを好き嫌いの判断材料にしないこと。
たとえ傷つけられても、愛する勇気を持つこと。
実は彼の一件が生じる前から、私は自分を傷つける人との関わり方に悩んでいました。
悪意はないとわかっているのに、相手の言動に自分が傷つく。
でも相手に悪意はないから、自分が傷ついたことを相手に伝えれば逆に相手が傷ついてしまう。
八方塞がりの傷は、結局自分の心に沈めて、そのときはそれで鎮めて、でもふとしたときに結局全てが表面化。
やっと、この負のスパイラルから抜け出せそうです。
自分は繊細だけど、無理に傷つかないようになる必要はなくて、でも傷ついたときにその傷を理由にして相手を嫌うのはもったいない。
傷だらけでも笑いかける優しさを、傷だらけでも相手を愛する強さを、私はそこを目指していけばいいんだ。
やっぱり桐山照史くんは、私の人生を変えてくれる。
私はこれからも桐山照史くんを大好きでいます。一生。
そうあり続けるため、私はこのポリシーで生きます。
そのポリシーがタイトルのこの曲、聴いてください、ジャニーズWESTで
*1:1/30発売 ジャニーズWEST 11thシングル
『ホメチギリスト/傷だらけの愛』
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