夜明けとバレーとWESTと照史🏐🌠
9/23、ワールドカップバレー女子ケニア戦in北海きたえーる、withジャニーズWEST。
9月になって夏が終わり、そしてこの日を迎えるまでの私…was a しかばね。
生きてるか
起きて食べたら
横になり
怒涛の8月を必死に耐えたんだから少しだけ休憩しよ〜〜〜〜〜〜〜〜。
……………………………………………。
ほぼ何もせず2週間経過。
昼過ぎに起きて、外が明るくなりそうな頃に寝る。外が明るくなってから寝る。夕方前に起きる。
こんな生活でした、最近。
無気力、というかこの現実世界をできるだけ生きたくなかった。
十分な眠りと夢から覚めても意識的に必死でまた目を瞑って寝続けるくらいに、なぜか現実逃避がひどかった。
朝は、何かを始める朝だから。
就活ができる時間だから、家事を片付けるべき時間だから、いろんな用事が果たせてしまうから、だからそんな明るい時間には起きていたくなかった。
もう気づけば頑張る時間は終わりだね、そんな安堵を作ってはかろうじて生命だけを繋いで、でもしかばねの姿のまま、ずーーーーーーーーーーーっと、明日はがんばろう、がんばらなきゃ、がんばりたい、こんな日々はほんとは嫌だっっっっっっっっって思ってた。
母もこんな娘いやだろうなあ、でも何も言わずに普段通り接してくれる、ありのままを受け入れて認めてくれてるんだなあ、私が気にしても母側はこんな娘いやだなんてこれっぽっちも思ってなさそう、本当に母が私の母でよかった。
でもなんでこんな無気力なんだろう、疲れとかの次元じゃない、何らかの不可抗力。もしやこれは私のお得意のやつ…『長生き応援キャンペーン』*1なのか…?
何もできない自分のことを責めそうになるのを極力やめて、きっとまたこの世を颯爽と駆け抜ける日が私にくるのを信じて、今はそのための準備期間なのだと自分に言い聞かせて。
むしろ無気力すぎて結婚式の招待状ハガキ返送を遅延*2してしまうくらいのこんな私だって、この経験だって、全部意味のないことはないのだと信じることにこそ意味があるのだ、思い通りにいかないことを焦りや悲しみではなく強さに変えていけばいいのだと自分を励まして。
どれだけ生活に無気力でも、お腹が減れば食事を用意してるじゃないか、お風呂に入ったり服を着て食べ物を買いに行ったり、夢の世界のようなTwitterフレンズたちと楽しくWEST話をしたり、バレー日本代表を真剣に応援したりして、自分は立派に楽しく命を繋いでるじゃないか、ちゃんと生きようとしてるんだからそれだけですごいのだと、自分を、こんな自分を、褒めた。
ジャニーズWESTに出会った頃は毎日毎日理想通りに生きられない自分を責めて嫌いになって自分で幻滅してもうそれはそれは苦しかった私が、今や同じような自分を目の当たりにして幻滅するどころか褒めた…褒めた…褒めた???????
やばい、すごい、今日からは「失敗しても自分を責めない」をYESで回答します、とぅっとぅるー、ドラえもんテスト*3の結果が「のび太」から「しずかちゃん」に変わりました、おめ!!!!!!!
こうして今回の『長生き応援キャンペーン』&『しずかちゃんに進化するんだってばよフェスタ』は笑顔で幕を閉じたわけですが、9月の暗いトンネルのような日々から私を引っ張り出してくれたのは、他でもないジャニーズWESTであり、桐山照史くんでした。
2019/9/23にワールドカップバレーinきたえーるで照史くんたちに会う予定がなければ、私はその日も目覚ましをかけて起きることはなく、変わらずそのまましばらく長いトンネルをもがき続けていたかもしれません。
どれだけ無気力でも照史くんに会うとなれば、起きるし準備するし顔パックするし地下鉄乗るしきたえーる行くしスティックバルーン膨らますし応援するしたまに双眼鏡覗くのです。だから私にとって桐山照史くんは本当にスゴイお方なのです。なかなかいないのです。照史くんへの本能的な愛が私の心と身体にパワーを与えてくれるのです。
これまでのブログでお察しかもですが、なんでもかんでも桐山照史と自分の人生をキツく結んでしまうのが私のヲタクスタイルです、激重ズンズン丸。*4
というわけで、9/23が最高に楽しい人生の縮図だったから、その翌日以降も、また元気で楽しい日々が始まる予感。やったね。*5
そうして結局終始しあわせな日々を送っている私は、9/23の翌日も甥2人&母と楽しい1日を過ごし、夜に田舎まで送り届け、明け方また母の運転で札幌へ戻るためそのままばあちゃんちで仮眠…。
………しようとしたところ、ばあちゃんちの家の前から見る星空がまさにプラネタリウムで、少し見るだけではもったいないので一度布団に入ってから0時半頃ひとり静かに*6外へ出て、秋の星座早見表*7と照らし合わせながら、オリオン、エリダヌス、ろ、おうし、ぎょしゃ、ふたご、ペルセウス、さんかく、カシオペア、ケフェウスなどの星たちを自分なりに見つけて鑑賞しました。*8
普段見えないだけで、どんな星もいつだってきれいに光ってるんだと、自分も目立たなくても気にせず自分らしく光り続ければいいんだと、しみじみ感じていた深夜1時頃…………………
キラキラシュッ!!!!!!!
?!?!?!?!?!?!?!
ふたご座の中を、ひとつの星が左下へ流れてゆきました…………………
なんてこと、わお、大歓喜。
がんばったねと、がんばろうの、流れ星。
興奮冷めやらぬままにされど物音を立てずにばあちゃんちの布団へ戻ってきた私は、このことを忘れないように、一連の体験を、自分の大切な日々の出来事を、今このブログで書き留めることにしました。
生きる楽しさと幸せはこうやってひとつひとつ積み上げていくものなんだなあ、なるほど人生。
そしてやはり…
ジャニーズWESTは最高。
ホメチギリストは世界を救う。*9
愛せ、君の人生。*10
*1:比喩じゃなくガチで目の前の物事に全身全霊をかけて取り組む生き方なので、心身を常に削ってしまう。人生を短距離走のスピードで走ることになるので、マラソンコースの途中で行き倒れる危険大。そんな私は最近「長寿」を目標にする『いのちをだいじに』コマンドをようやっと覚えました。全力で完璧にやり遂げることも大切、でも1分1秒でも長くこの世界にいれば会える人もできることもたくさんになるから、それを考慮して無理のないペースと方法で進んでいくことも本当に大切なのだとわかりました。照史くんにも長生きしてほしいから、私も長生きしよう。そんなこんなで、無気力とか体調不良とか不可抗力的な状態のときには、極力自分に負荷をかけないように心軽く休ませてもらって、生き急がないように寿命を伸ばさせてもらう。『長生き応援キャンペーン』とはそういう期間、そうやって私が考えて決めて受け入れているやつです。長い説明セクシーソーリー。
*2:友人には後日LINEでしっかりと謝罪し、無事ハガキを投函しました…!
*3:ジャニーズWESTのフジテレビ初冠番組『ジャニーズWESTの出世する人しない人』https://www.fujitv.co.jp/b_hp/WEST7surushinai/index.html
#ジャニーズWESTの出世する人しない人
— 【公式】ジャニーズWESTの出世する人しない人【9/14土10:25放送】 (@WEST7surushinai) 2019年9月14日
ご視聴いただきありがとうがとうございました!
またお会いしましょう‼️#出世したってええじゃないか pic.twitter.com/XHeTmSHKHa
#ドラえもんキャラクター分類 の結果はこちら!
— 【公式】ジャニーズWESTの出世する人しない人【9/14土10:25放送】 (@WEST7surushinai) 2019年9月14日
テストまだの人はこちら⬇︎⬇︎⬇︎https://t.co/xPPZadLeYh#出世したってええじゃないか #ジャニーズWESTの出世する人しない人 https://t.co/v3NyPlp5zD pic.twitter.com/efwWBsn1if
*4:たった今作ったけどこれいいな、気に入った、これからも使うぜ
*5:ちなみに9/23ワールドカップバレーinきたえーるの感想はこんな感じ(´◇`)(θヮθ)(^ヮ^=)↓
中国vsアメリカを観たいバレー経験者としての欲望と、ジャニーズWEST桐山濵田重岡の北海道ローカル生出演を観たいジャニヲタとしての欲望が戦った結果、一時的に会場外でワンセグ視聴してまた戻るという和解策が生まれました。(二期前のスマホががんばってくれているおかげ)
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年9月23日
今は短いバレーソックスが主流なのかなと思うのだけど、中国の選手は全員が白長ソックス&黒膝サポーターで、世界レベルの方々も学生時代の私たちと同じスタイルでバレーしてることに勝手に親近感覚えて感動した#ワールドカップバレー
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年9月23日
サーブレシーブをほぼ3人でやってる世界レベルの方々まじですごいよな…9m×9mだぜ…?6人で守ってもミスは容易に出るのが普通なのに…すげえ…(生で見て凄さを実感した)#ワールドカップバレー
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年9月24日
全力でBig Shot!!をやりきった甥(4)の隣で私は涙目でした。しあわせ。
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年9月23日
上手に手をたたいて応援できる甥(1)も私の自慢です。しあわせ。
スポーツマンシップを大事に、全ての人を尊重して試合を盛り上げるワールドカップバレーに惚れました。日本WINありがとう、おめでとう🏐#ワールドカップバレー pic.twitter.com/kb3m9rQodk
最高に、最高だった、最高に。
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年9月23日
自分がやっていたバレーボールと、世界の代表たちがやっているバレーボール、きちんと繋がってるのだと実感できました。昇華されました。
ジャニーズWESTのおかげでここまで来れたから、全てに感謝です。#ワールドカップバレー2019 pic.twitter.com/tbqrfK2FU5
私はちょうど照史くん側の2階スタンドで、目の前の強豪バレー部JKたちがオレンジ色の練習着で思いきり手を振ってたことに照史くんが気づいてこちら側に大きく手を振ってくれたんだ〜!JKたちオレンジ色着ててくれてありがと〜!きっと条件反射でファンサしてもらえたに違いない、豚足ピース
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年9月24日
今まで照史くんは仕事人だと思ってたけどTV裏の照史くんはほんとにピリッとしてたし、濵田さんと重岡くんも仕事人の佇まいでしかなかった。きっとジャニーズWEST全員がそうである気がするし、そんな彼らが自他の幸福のために周りを巻き込んで盛り上げるという理念を掲げて活動してる…つよつよのつよ…
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年9月24日
は〜〜!一生に一度しかないかもしれないスーツ姿のジャニーズWESTを、しかもTV裏のジャニーズWESTを見れたこと、すげえな!すごい体験!しあわせ!こんなん好きが増幅する一方だよ!まいったな!どうした!
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年9月24日
*6:出ようとしたらトイレ直後のばあちゃんに遭遇(笑)
*7:https://www.study-style.com/seiza/autumn.html
*8:そういえば大学の頃にサークル内で「天文部」なるものを作って流星群をみんなで見に行くくらいには星が好きです。小さい頃も家の前の駐車場にキャンプ用の椅子を置いて流星群見たりしてたなあ。いとなつかし。
*9:ジャニーズWESTの11thシングル『ホメチギリスト』より。
☆歌詞→http://j-lyric.net/artist/a058b38/l04a6d4.html
*10:ジャニーズWEST『アンジョーヤリーナ』より。(12thシングル『アメノチハレ』初回Aに収録)
桐山照史誕生祭〜じみにみそじ〜
2019/8/31の桐山照史誕生祭。
とっっっっても楽しかったから、そして濃かったから記憶装置としての記事を今ここに作っときます!
まず、8/30の夜、星野源主演映画『引っ越し大名!』*1初日舞台挨拶ライブビューイング付上映を仕事終わりに見て、しかも仕事の時には私の大好きなしょりたんの眉目を兼ね備えた好青年とのトークイベント*2に参戦していて、さらに帰宅後はめったにない男友達との楽しい長電話まで経て、気づけば0時40分でした。え?
桐山照史が30歳になってるーーーーーーー!
2019/8/31じゃんっ!
桐山照史(30)の世界…ひょえひえひええ。
0時過ぎちゃったけど!
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年8月30日
愛に手遅れなんてない!
ジャニーズWEST桐山照史くん、この世に確かに存在する桐山照史くん、30歳のお誕生日おめでとうございます🧡
どんなことがあっても一生大好きでいたいと願うくらい、貴方のことを応援しています。
今年も健康無事故、最高に幸せな1年に絶対なりますよう✨ pic.twitter.com/BrxlMPyMuX
AKITOとWEST#アイドル詩#桐山照史30歳おめでとう pic.twitter.com/h3sDJN7Sgj
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年8月30日
そんなこんなで2時半くらいまでずーーーっと照史くんおめでとうTLにアドレナリンがドバドバで、いよいよやっとお風呂に入って、ついに睡眠まで到達したのは朝4時。どうかしてるぜ、どうにかしてくれ。
2時間後の朝6時頃、たまたま目が覚めたら桐山照史誕生祭の一部予定変更のLINEが届いていて。
だからちょっとした調整をするために一度起きて連絡取り合ってて、そうしてるうちにまた飛び込んできた照史くんおめでとうTLにアドレナリンが再来して、全然二度寝始められず。ってか冷静でいられなかったねえ。
私「だめだ、30歳になった実感わかない!」
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年8月31日
私「そりゃそうか、私がなったわけじゃないから!」
母「そうだね」
冷静じゃない桐山担の皆さんへ
— 激重ズンズン丸🚢 (@genichi505) 2019年8月31日
Shall we dance?
こんなんじゃ睡魔も寄り付かないからもう潔く『Twitter in ベッド』で休息を取ることにして、結局二度寝せずにそのまま参戦会場となるカラオケ店へと向かった、ハハハ。*3
今回の桐山照史誕生祭に参戦したメンバーは私を含めて3人。コンサート映像の自担に対して「いいよ〜!」「体力大丈夫かい??」と保護者メンタルを叫ぶ小瀧担Kちゃんと、自らの顔とゴリラ画像融合&手には自担の団扇を持った自撮り画像を生き生きと送ってくる桐山担Eちゃんと、コンサート映像でファンサ曲以外の一瞬の隙にファンサした自担を見つけると「今やったぞ!あれ!」「有罪!!」と即現行犯逮捕に乗り込む桐山担(私)。*4
ただ、桐山担Eちゃんが当日諸事情により家から出られなくなり、彼女だけ会場参戦ではなくLINE文字中継で繋がった自宅参戦へ急遽変更。全員で同じ場所に集えなかったのはすごく残念で寂しかったけど、鑑賞用映像をほぼ同時に再生したり、写真を共有したり、リアルタイムで実況し合ったり、できる限りで一緒に盛り上がることができたので個人的にはみんなで楽しめた気がしてます。
てな感じで早速いよいよ、桐山照史誕生祭2019開始!
ちなみに本日のドレスコードは「年上彼氏との誕生日デート本気服」です。*5
まずは部屋のテーブルに、厳選されたMy最高峰の桐山照史くん達を並べました。*6
実はこれ、諸事情でたまたま持ち込まれたニ輪の薔薇を絶妙な位置に添え、さらにケーキ用で買ってきたナンバーキャンドルを写真立てに刺したのは全て美的映えセンスの持ち主である小瀧担Kちゃんの所業。
し!か!も!彼女の本当の凄さはこれだけに留まらない!!!
いざ写真を撮ろうとすると、ナンバーキャンドルの「0」の方が部屋の黒壁と同化してはっきり見えない状態に…なった途端なんと小瀧担Kちゃん、自分の羽織ってきた白い上着をすばやく手に取ってその下部分を写真とテーブルの間へ滑り込ませ、上着の端を持ちながら自らを撮影用の白い背景に変えた………what?
プロ撮影アシスタント…?それとも美大卒…?それとも背景歴云十年のベテラン背景師なの…?
非才な私にはよくわからない神ワザ(`-´ )が目の前で繰り広げられた衝撃を受けつつ、彼女の仕事を台無しにしないように私なりの精一杯の撮影スキル*7でなんとか写真に残しました。
続いて、バースデーケーキお披露目。
今回は私が奇跡的に巡り会った、まさに桐山照史くんそのものとしか思えないケーキ「まんぷくマンゴーシフォン」と「トロピカルパイン」をチョイス。*8
ケーキ界の桐山照史とアイドル界の桐山照史を無事対面させた私達は、小瀧担Kちゃんプロデュースの撮影会をしばらく開催。
さてさてさて。
写真も満足ゆくまで撮り終えたことだし、いよいよここらへんで再生するとしますか、WESTVツアー本編を。*10
映像再生中は先にも書いたとおり、みんなで声が枯れるまで叫び倒したり、LINE実況を楽しんだり、一時停止して「ちょっと今の画面右側にいた〇〇の顔見た???」と対象研究に精を出したり、YSSBを3回見たり。
それだけで十分楽しんでいたのに、さらに小瀧担Kちゃんから下記の最高(最幸)企画が提出され、即可決されました。
〜企画コンセプト〜
我らの元へ運命的に舞い降りし薔薇の花、それは紛れもない、いつかのクラブパーティーで幻の彼と愛し合った秘密の証。*11
楽しすぎた!!幸せすぎた!!世間への恥ずかしさなんて捨ててただ自担の前だけに乙女の紅潮を晒せばいいからみんなもやって!!
とまあ、一応それぞれ自担との幸せな誓いを無事立て合ったんですけどね?実はね?私が鼓動を早めながら大好きな桐山照史くんと対峙したその瞬間に、小瀧担Kちゃんによる謎の連呼が始まったんですよね?
リンゴ酢サワーを飲んでいた彼女が他でもないこのタイミングで「リンゴ酢が、リンゴ酢過ぎて、リンゴ酢で、リンゴ酢だから…」とか言い始めるので私と彼との雰囲気が…というか私の顔が爆笑でぶっ壊れてもう全然写真撮れず💢💢💢彼だけの写真すら私の身体が笑っててまともに撮れず💢💢💢何してくれとんじゃ💢💢💢
このときばかりは普段めったにキレない私もたまらず「いい加減にしろ💢💢💢」と爆笑しながらキレまくりました。こんなの人生初体験(茶番)。
あとはね、同じくYSSB前映像の薔薇を渡す少し前の照史くんの意地悪な左口角が素晴らしいということで「左口角上げ無差別級」という新たな競技を2人で作り上げて爆笑。ちなみに照史くんは次の大会で3連覇かかってます。「右口角上げ58㌔級」の王者は藤井流星くん。
自宅参戦メンバーを入れても3人なのにとんでもなく賑やかなWESTV本編再生がついに終了したあとは、そのまま現場の2人でカラオケパーティーをやりました。
ドリカムの『大阪LOVER』を歌う小瀧担Kちゃんに思わず「がんばれ〜!」と叫んだ私、もはや歌唱への応援の気持ちは一切なく、シンプルに早く小瀧望から大阪同棲を提案される女に昇格してくれという願いが口から出ました。自分でもびっくり。*12
私は桐山×小瀧に歌ってほしい『愛のしるし』を一曲目からチョイス。2人には気だるげかつ愛らしく歌ってほしいよね〜、ちょいちょいふざけて顔面至近距離にして爆笑したり、やってよおおおお。*13
『恋におちて-Fall in love-』のMV内の安藤サクラの妊娠が不倫相手との関係をどう動かしていくのか気になりつつ、最後はジャニーズWESTの名曲『人生は素晴らしい』でフィナーレ。好きな曲熱唱したり、Sexy ZoneやA.B.C-Zも織り交ぜて、最初から最後まで自由に楽しいカラオケパーティーでした♡*14
カラオケを去ると、そのまま同施設内のプリクラコーナーへ。
なんだろう、プリクラすごく難しかった。ああ、これが「若い子の遊びがわからない」という感覚なのですねマイマザー…is woman.
目のすぐ隣で横向きピースをやるのがおそらく人生初で、中指を横髪と前髪の間にぶっ刺して自らデッドゾーンを作ってしまった悲しみ*15と、いざ落書き用のペンを持っても1分くらい何を書けばいいか頭真っ白になった戸惑いと、ちょっと待って私が知ってるプリクラは落書き機能がめちゃめちゃあったし色もガチャガチャカラフルだったのに今のプリクラってこんなシンプルイズベストの世界なの…?という衝撃がありました…が、結論としてはとても素敵な思い出と写真を残せて大満足💮💯
カラオケでもらった無料券もあったし、小瀧担Kちゃんも普段からやっちゃうということで、最後は同施設内のクレーンゲームコーナーに寄りました。
生まれてこのかたクレーンゲームが苦手、大人しくコンビニキャッチャー*16と全力でボタンを殴り下ろすゲーム*17で景品を狙ってきた私は、純粋に楽しむ気持ちだけをGETしよう的スタイルで挑戦。
でも、なんとまさかの、小瀧担Kちゃんのアドバイスが的確すぎて、、、
とれたーーーーーーー!!!!!!!
これはもう…あれですね…誕生日デートを共にしていた彼氏の桐山照史くんが「ちょっと俺、これやっていい?」って何気なくプレイして1発で取ったのを「はい、今日のお土産」って私の手に乗せたカービィですよね?そうですよね?私の記憶が正解だと叫んでるのでそういうことです!カチャカチャ!(記憶改ざんの音)
不覚にも宝物を手に入れて幸せな私と、クレーンゲームに真剣な姿勢で取り組む小瀧担Kちゃん。当初決めていた予算をオーバーする泣きの100円を投入するときの「私、タイホされる?タイホされちゃう?」と私に聞いてくるKちゃんの姿は可愛すぎて思わずタイホしたくなりました。
そんなこんなで撮影会、鑑賞会、カラオケ、プリクラ、クレーンゲームを半日かけて全力で楽しんだ2019/8/31桐山照史誕生祭。
帰り道、ふと重大な過ちに気づく…。
そういえば、結局ちゃんとお祝いしてなくない???
そう、今回集まった名目は"桐山照史誕生祭"なのに、最初に来たカルピスサワーに一口つけてから「おめでと〜。」と適当に言い合って、ケーキも普通に食べてからWESTV再生中に「あ、歌うの忘れた!」と思い出し、足早にハッピーバースデーの最後1小節だけを歌った*18私たち。
これって、まさに、桐山照史バースデー動画のメンバー6人の姿では…?*19
照史くんの誕生日をお祝いする時間を、照史くんを差し置いて楽しく過ごすこのラフさ、すごくすごく最高でしたね!!!(爽やかな笑顔)
改めて、桐山照史くん、30歳の誕生日おめでとう。そして素敵な1日をありがとう。貴方の可愛さを、格好良さを、器用さを、不器用さを、笑顔を、涙を、これからも私なりに刮目し、見守っていく所存です。
今日も元気に豚足ピース🐷✌
akito🍴831…
*1:フジテレビ特別ドラマ『68歳の新入社員』で小瀧望くんの恋人役だった高畑充希ちゃん、桐山照史くんが出演したNHK朝ドラ『あさが来た』で大番頭役だった山内圭哉さんもそれぞれ最高の役で出演!
映画『引っ越し大名!』予告90秒 8月30日(金)荷造り開始!
*2:仕事が暇すぎてひたすら雑談した☆
*3:楽しいことは眠くならないから大丈夫大丈夫〜!ハイ、オッパッピー
*4:他のWEST担も含めたグループLINEメンバーの中でも特にクセが強い、やかましい、ひな壇芸人並に賑やかな私たち3人は自ら『バラエティ班』と命名して活動中
*5:ちゃんとドレスコードに沿って一生懸命考えたのに、気づけば最後はオレンジスカートを履いていた私。全身見渡すとそれはただの現場参戦服。そっか、彼とのデートといえばコンサートだもんね。自分は結局彼のファンとしてのみ存在するということが証明されました。めでたしめでたし。※ブログはこれからです
*6:長年変わらぬ本命は、センターの指さしファンサ彼
*7:映えさせないことに定評があります
*8:http://sapporo-romantei.co.jp/
*9:大道具の桐山さん、格好良すぎて、仕方がないよね、叫びながらの撮影
*10:我らの劇薬
*11:もしも目の前の友達が急にこんなコンセプト文言を迷いなく宣言したのであれば、私はきっと彼女を女優もしくは脚本家の道へと誘います。正直に言いましょう、コンセプト文言はたった今わたしが考えました。さすがにね?でも当日の現場で小瀧担Kちゃんが、薔薇の花を彼らから受け取れちゃうということに気づいてくれたおかげで今回こうやって夢のような企画を実現することができました。すべてに感謝。
*12:叫んでから慌てて「今のは〜という意味のがんばれだったの…!」と説明する私。普通の人からしたら高い声の曲ゆえのがんばれとしか思えんから紛らわしかったよね、反省
*13:はい、一回落ち着こうね
*14:ちなみに私の念願だったWEST担との『おーさか☆愛・EYE・哀』ウエストファンキーチキンinカラオケがついに実現しました。やってみてわかったこと…相当酔ってないとMAXダンスはムズいな???大人数&アゲアゲ飲み会でのみ最後まで完遂することが許される、それがウエストファンキーチキンだと知りました。そうじゃない場合、しかもWEST担だと顔面偏差値の高さに着目して身体落ち着いちゃう(目で真剣に追う)ので。でも楽しかった。
*15:でも落書きで小瀧担Kちゃんがバッチリ隠してくれた優しさ…惚れた
*16:http://www.xn--sck0a0gxbd6b8cz620e.com/conveni-catcher/
*17:赤いクッション付きボタンが真ん中にあるだけ、殴り下ろした強さによって上昇した目盛りがちょうどよく景品のところに合えばそれをもらえる、というゲーム。名前は知らぬ。
*18:名前部分歌わんのかーい。
*19:無理やりこじつけたとか言わないで…!
*20:桐山担Eちゃんが送ってくれた照史くん画像と会場撮影画像を錬成!心に距離はない♡
紫陽花の記憶
ジャニーズWEST濵田崇裕さん💜
『恋の病と野郎組』*1というBS日テレ連ドラへの出演決定、おめでとうございます!!!!!!!
7月20日(土)23時半初回スタート…つまり今日からいよいよ始まっちゃうんですね。
ドラマの中で濵田さんが演じる役はなんと先生…既婚者…先生…先生……ということで、大好きな濵田担さんと一緒に楽しい妄想してたらさらに大量の妄想というかストーリーが私の頭の中で膨張してきたので、これから思い切ってアウトプットしていくことにしました!*2
好きなときに好きな分だけ気まぐれに更新したいと思うので、もし読んでいただけるのであればどうぞ暇つぶし程度にお付き合いください。
《主な登場人物》
■瀧川このみ(主人公)…高校3年生。この高校唯一の写真部員であり、部長も務める。(ただし、いつも持ち歩いている一眼レフで写真を撮った経験は一切なし)
■石野ゆめ…このみの親友。このみとは同じクラス。吹奏楽部の副部長で、担当楽器はパーカッション。
■濵田先生…30歳。このみ・ゆめの担任教師。担当科目は化学で、写真部の顧問。いつも気だるげ。
■神山先生…25歳。担当科目は世界史で、吹奏楽部の顧問教師。無類の甘いもの好き。
ガラガラガラッ!*3
ひとりぼっちの静かな部室にドアの開閉音が響き渡る。
何も警戒することなく少しゆっくりと顔を上げれば、ドア音の演奏者がさらに足音を軽やかに奏でながら、やや興奮気味に近づいてくるのが見えた。
「このみ!ちょっと聞いて!今日も部活だったんだけどね、なんと神山先生が〜…」
目の前で急に始まる、始まったら止まらない親友ゆめの恋バナ。私は特に驚くことなく、相槌を打ちながら写真の現像作業を続ける。ただ、ほおを紅潮させながら楽しそうに話すゆめの姿はいつも愛らしくて、今日も私は何度か手を止めてしまいそうになっていた。そしてそんなことをしているうちに、今度はゆめが私に話のターンを渡してきた。
「そういえば、今日の濵田先生はどうだったの?何かあったならもれなく教えてよね!」
とはいえこれも私の恋バナではなくて、やっぱりゆめの恋バナ。ゆめは神山先生だけでなく、濵田先生のことも大好きな恋多き乙女なのだ。
「話せるようなこと何かあったかな…あ、そういえば。さっき先生が部室出る前、『今日の紫陽花は綺麗やなあ』って言ってたかも」
「紫陽花?!何それ、すごくアンニュイじゃない?うわあ…生で聞きたかったな!このみ羨ましいぞ!」
ゆめは多めに瞬きをしながら私を見つめた。
「そうかなあ…?多分、私にそう言って写真を撮らせようとしたんじゃない?まあ、残念ながら私はその期待には応えないんだけどね」
私が少し冷めたような口調でそう答えると、ゆめは若干不服そうな表情になった。
「もう!せっかく写真部にいるんだから、このみだって自分で撮ってみればいいのに。私もこのみの写真見てみたいし、濵田先生もきっとそうなんじゃないかな?」
「ありがとう、そう言ってくれて」
ゆめのまっすぐな言葉を、私はありきたりな感謝で軽く受け流した。私が写真を撮らない理由、それを目の前にいるゆめは知っている。それから、私が今こうして淡々と現像している写真が、一体誰によって撮影されたものであるかということも。
私には姉がいる。でももしかしたら、もうこの世にはいないかもしれない。姉は、私が中学2年生のときに家出した。そしてそれっきり行方がわからず、今でも姉は家族の誰とも連絡を取れていない状態。姉がいなくなってすぐ、私は姉の部屋にあったデジタル一眼レフカメラの中に姉の居場所の手がかりを探した。その一眼レフは、高校の写真部に所属していた姉が毎日肌見離さず持ち歩いていたものだった。
「すごい…」
初めて見る姉の写真、それはどれも不思議な空気を纏っていて、純粋で、とても綺麗だった。姉は、誰もが見覚えのある物や風景を、まるで魔法をかけたように誰も見たことのない姿へと変えていた。そしてその魔法は、一瞬にして私の心にも変化をもたらしたのだった。私はすっかり姉の写真の世界に惹かれてしまい、今度は画像データではなくきちんと現像された写真によって、姉の目に映った世界を見つめてみたくなった。だから私は、姉と同じ高校、同じ写真部で、その思いを実現することにしたのだ。
それなのに、高校に入学した私は程なく、写真部が既に廃部となっていることを知った。一体何のために私はこの高校に来たんだろう、そんな絶望が私の心を覆った。でも、私のそんな姿を心配した当時の担任が、部員1人でも活動できるように学校側へ懸命に掛け合ってくれた。そしてそのおかげで、私は念願の写真部員、しかも部長(部長なんて必要ない気がするけど、部活動として登録するために無くてはならない肩書きらしい)としての高校生活を、晴れてスタートしたのだった。
神山先生からさっき教わったという指揮のリズムを私に披露する笑顔のゆめ。その背景が、気づけば夕空から夜空に変わっていた。今日は天気がいいみたいで、既に幾つかの星も瞬き始めている。
「ゆめ、続きは帰りながら聞くね」
「わ!ほんとだ、もうこんな時間。やっぱりこのみと話してると、まるでタイムスリップしたみたいに一瞬で時が過ぎちゃう!」
目を輝かせながらそんな可愛らしいことを言うゆめに、私はこっそりと鼓動を早めた。
「じゃあ、私は濵田先生に終わりの報告してくるね」
「了解だよ。私は校門で待ってるから!」
「うん、私も終わったらすぐ行く」
ゆめとは一旦教室の外で分かれ、私はそのまま化学準備室へと向かった。校舎2階の端にある見慣れたドアの前に着くと、いつもどおりノックをして無言で反応を待つ。
「おるで」
「失礼します」
少し低めで無愛想な声に私は挨拶の言葉を返し、重いドアを開けて部屋の中へと足を踏み入れた。途端に、薬品の匂いとは違う苦い香りが鼻をかすめる。顔を歪めながら部屋の奥に進み、そこで窓際の椅子に座っている痩身の男性を見つけた私は、彼が着ている白衣の胸ポケットが変に膨らんでいるのを睨みつけた。
「濵田先生、またここで煙草吸ったんですか?」
「しゃあないねん。敷地内全面禁煙やねんから、どこで吸っても一緒やろ?」
「もう。見つかったら怒られますよ」
「そうそう見つからへんし、お前は誰かにチクる人やない。せやから大丈夫や」
流暢に理屈を並べて、濵田先生が私を丸め込もうとする。その姿は一切反省の様子もなく、むしろ私が勝手に怒っているのを笑顔で宥めているかのようだった。
「とりあえず、今日の部活も終わりました。ありがとうございました」
私は彼の飄々とした態度に苛立ちを隠せず、今日の部活の終了を早口で愛想無く伝えた。でもそんな私を前にして、濵田先生は面白いものでも見たかのように目を細くしてさらに笑っている。
「まあまあ、そんなカリカリせんでも…あ、俺のせいで怒ってんのか。ごめんなあ。そういえば、今日は写真撮ったんか?」
「いいえ、撮ってません」
「そうか…了解した。ほんなら、もう暗いから気をつけて帰りや」
「はい、お疲れ様です。失礼しました」
私にとって最も面倒な時間、濵田先生との会話が今日もやっと終わった。私は安堵しながら早々と彼に背を向け、部屋の出入り口に近づいていく。私がドアノブに手を掛けようとすると、不意に濵田先生が私の後ろ姿へ向かって声をかけてきた。
「瀧川。好きな子、待たせてしまって申し訳なかったなあ。お疲れさん」
「え…?」
思いがけず耳に届いた濵田先生の言葉が、その意味を理解されないまま何度も私の中を周回する。私の脳も身体も全てがフリーズし、そして再び動き出した頃に今度は心臓がけたたましい音を立てて全身の温度を上げた。私はひどく動揺しながらも、恐る恐る後ろを振り返ってみる。一体彼はどんな顔で私のことを見ているのだろうか、いや、全く見ていなかった。濵田先生は、もう私のことなんて気にも留めず、机に向かって淡々と作業を始めていた。私は自分自身の居心地の悪さと、彼の意地の悪さにまた苛立ちを募らせる。
「ほんと嫌い…なのにっ」
濵田先生に聞こえないくらいの音量で呟き、ひんやりと冷たいドアノブを強く握った私は逃げるように化学準備室を出た。
校門に着くと、退屈そうに空を見上げるゆめの姿があった。
「ゆめ、遅くなってごめんね」
「ううん。今日は星が綺麗だから、じっくり見れてよかった」
「そっか。ありがとう」
ゆめのさりげない優しさが、私の胸にすうっと広がっていく。私の大好きなゆめは、いつだって自分よりも相手への思いやりを大切にする人だ。そんなゆめが、気づけば至近距離で、心配そうな顔をして私を覗き込んでいた。
「でもこのみ、どうしたの?来たとき、すごく険しい顔してたけど」
「何でもないよ」
私は心臓を大きく揺らしながら、必死にポーカーフェイスを貫く。
「ほんと?濵田先生と何かあったの?」
「ちょっと、考え事してただけ」
「…そっか!何かあったら要報告だぞ〜?」
「はいはい、ありがとね」
私はなんとか取り繕って、ゆめの鋭い質問を終わらせた。ゆめが声の明るさとは裏腹に、少し淋しそうな表情で私を見つめる。私は胸にチクリと針が刺さるような痛みを覚えつつ、これ以上ゆめを心配させないようにと彼女へ笑顔を向けた。
「そういえばゆめ、タピオカ飲みたいとか言ってなかったっけ?」
「そうそう!そうなの!神山先生がめちゃめちゃ美味しいタピオカのお店を見つけたみたいで、昨日私にも教えてくれたんだ〜。ねえ、ちょうど帰り道にあるみたいだし、せっかくだからこのみも一緒に寄っていかない?」
「行きたい!」
ゆめの瞳が、星空のようにまたキラキラと輝き出した。私は胸を撫で下ろしながら、隣で楽しそうに歩くゆめに今度は心からの笑顔を向けた。
次の日の休み時間、私は化学準備室にいた。理由は、濵田先生に呼び出されたからだ。どうして呼び出されたのか、それはおそらく、私の今日の態度に原因がある。昨日家に帰ってから、私はまた濵田先生の最後の言葉を思い出した。そして、どうしてわかったんだろう、どうしてわざわざ私に伝えてきたんだろう、どうして濵田先生は私にあんな意地悪を、どうしてあんな人が私の恩人…そんなことを繰り返し考え、気づけば朝を迎えていた。明らかに寝不足の顔で登校した私を見たゆめからはまた心配され、それでも打ち明けられない葛藤がさらに私を苦しめた。だから私はその怒りの捌け口として、今日一日、濵田先生を見かけるたびに睨み続けていたのだった。きっとそれが、濵田先生本人にもバレてしまったのだろう。おそらく私は、これから濵田先生に態度の悪さを叱られるのだ。
「申し訳ない、なんや教頭先生につかまってもうて」
濵田先生が右手を顔の前で縦にしながら、そそくさと部屋に入ってきた。私のためにパイプ椅子を組み立ててくれ、窓際まで進むとそのまま自分の椅子に腰を掛けた。
「ほな、とりあえず座って」
「はい」
私はゆっくりと座り、少し俯き気味に濵田先生の方を見た。私が座ったのを確認して、濵田先生が話を始める。
「瀧川、昨日眠れなかったんか?」
「え?」
予想に反する質問に、私の声が思わず裏返って響いた。濵田先生はそんな私の様子を気にも留めずに言葉を続ける。
「今日のお前の顔、寝てませんってマッキーで書いてるみたいやで」
「そんな…!」
「とにかく寝不足は健康に悪い。今日は部活休んで早う帰ってたっぷり寝とき」
「無理です、きっと今日も眠れません!」
一方的に話を進める濵田先生につい腹が立って、私は少し強めに言い切った。濵田先生は若干目を見開いてから、心なしか口角を上げて静かに答える。
「ほんなら今日眠れるように、今ここで俺に話さなあかん。生徒の寝不足をそのまんまにしておいたら俺が教師失格になってまうさかいな」
確かにこのままでは、私は毎日寝不足で過ごすことになってしまうかもしれない。それにこれから毎日、濵田先生のことを睨み続けるわけにもいかない。私は自分の睡眠と人相を守るため、意を決して口を開いた。
(続く)
フィルターもレンズも、ただ距離の単位で
私の敬愛するジャニーズWEST桐山照史くんは、決してファンの前では気を抜くことがない、生粋の仕事人。
舞台やステージの上ではもちろんのこと、本来なら素を覗かせてもおかしくない舞台裏映像に至るまで、彼は常に隙なく理想のアイドルを演じ続けている。
そう、私は今までずっとそのように捉えていて、そして彼のそういう部分に何度も強く惹かれてきた。*1
でも、私が抱く仕事人のイメージには無意識に「非情」も含まれる。
だから照史くんにおいても、自身やファンのためというよりは、シンプルに仕事として終始完遂している、という印象があった。
そしてそのために、私は純粋に温かい人としての照史くんに触れると、いつも心のどこかで変な違和感や意外性を感じてしまう。
あんなにも色んな人に好かれているのだから、優しくて心遣いの行き届いた温かい人間なのだと頭ではわかっているはずだった。
それなのに、なんとなく心ではずっと、その事実の理解や整理ができていないままだったのだ。
でも、もしかしたら今日やっと、そんな私の中の照史くんに対する誤解をついにとけたかもしれない。
照史くんは別に、私たちファンの前でひたすら演者として生きているのではない、そういうことではなくて。
物理的に近い距離の人たちに対する態度と同じように、照史くんは双方にとって最高に幸せな関係を築くための振る舞いを、ファンという立場の私たちに対してもただ純粋に貫いているだけであって。
つまり、私たちファンが見ることを許されている照史くんの姿が全てアイドルとしてのフィルターを通されたものであるということは、それこそが、彼の理想としている「ジャニーズWEST桐山照史」と「ジャニーズWESTファン」とのコミュニケーションの形にほかならないからだと、そうふと思えた。
私はずっと、照史くん側の一切はあくまで"ビジネスとして"ファンに提供されている、との認識だった。
もちろん今でもその認識は部分的に正しいと思っている。
でも照史くんは決してビジネスとしてだけではなく、もしかしたら一人の人間「桐山照史」として、誠実に、愛をもって、彼に夢見る私たちファンと向き合ってくれていたのかもしれない。
そう考えると、私の見る照史くんは常に私たちファンへの心遣いで溢れていて、ファンとのコミュニケーションをはかる照史くんは常に真剣そのもので、そうして作られる照史くんと私たちファンとの関係はいつだって最高の状態を目指されている、ということになる。
なんて幸せなのだろう。
私はファンという立場で、自担から最高の関係を約束してもらっている、しかも、絶え間なく。
よって、照史くんがファンに隙を見せないのは、決して彼が非情だからということではない。
もちろんそんな結論は当然にわかっていたけれど、改めて今日の機会に、心の中の疑問との決着をこうしてつけておくことにする。
私の敬愛するジャニーズWEST桐山照史くんは、私たちファンに対する温かな思いやりがあるからこそ、今日もこちら側に一切の隙を、どうしても見せてはくれないのだ。
桐山担、Oggiを読んだってよ
念願のOggi8月号*1と対面、表紙を見つめる。
はぁ〜!!待ちに待ったジャニーズWEST桐山照史くんの個人連載とともに沖縄特集まで入れてくるOggiさんにまず絶大な信頼を寄せました。
しばらく表紙と退治し続ける私…どうしよう、開かなきゃ、でもこわい…。
そしてかっこいい照史くんを覚悟しただけで腹痛が起こったので一旦トイレへ避難。
戻ったら意を決して、ウォーミングアップがてら沖縄特集から開きます。
ですが心ここにあらず*2、カウントダウンでもするかのように1枚1枚雑誌をめくりました。
そしてついに来た、来てしまった…!
(株)ジャニーズWESTホールディングス7人の働く男Volume_02桐山照史の場合(エネルギー部/入社8年目/29歳)*3
ひえええええええ
顔が良い、顔が良い、ひとつ飛ばして戻って進まなくても進んでも兎にも角にも…
顔が!!!良い!!!!!
もう全部刺さったのは前提として、お写真への感想としては
・187ページ左上の枕2つあるの見てしんだ
・188ページ左下が視線、目尻、口角、輪郭、眉毛、濡れた髪、モフモフのバスタオル、その他すべてにおいてどうにも敵わなくてズルい
・189ページ上段のシートベルトが締める左肩に恋
・189ページ下段のタクシー降車時点で既に滲み出ている取引先への姿勢に恋
・192ページ左端はあまりのかっこよさに現場をザワつかせ「待って、こんなに格好良い人を好きになったつもりない」と私を困らせた
・193ページ左端のビール&瞳 is さいこう
それからOggiの最高ポイントは、とにかく設定が神ってことだ!!!!!!!
"先輩にしたい男No.1"を正直甘く見ておりました。憧れのビジネスマンの生き様を見せてくれるだけかと思うておったのに後輩育成まで組み込んでくるなぞ、そなたやりおるのお。
そしてバッキバキアクティブ仕事人のほにゃほにゃ愛しい一面を見(魅)せてくれてありがとうの世界…個人的には以下です。
・本読んでるうちに栞も挟まず寝落ちしちゃって読んだところわからなくなる桐山さん
・自分で買った炭入り歯磨き粉の中身が黒くてびっくりしちゃった桐山さん
・外回りから帰ってきて付箋の多さにちょっとイラつく桐山さん
・"だれもおらんから"プリン休憩する桐山さん
・週末には沖縄でガッツリ楽しもうとしている桐山さん
インタビューの内容については、「うんうん」「そうなんだ」「そうだったのね!」と素直に相槌を打ちながら読んでいたのでそこまで考察とかはしていないのだけど、メンバーの中の遊び相手として常にハマダタカヒロのことを挙げる照史くんと濵ちゃんが久々に一緒に釣りに行ける日を楽しみに私も生きようと改めて決意しました。
最後に、いつだって頼られることに存在意義を置く照史くんだけど、本人が思ってる以上に照史くんは愛されているんだよ、ということをどうか伝えたい。
照史くんの安心感はもう十分すぎるし、ジャニーズWESTの他のメンバーもいろんなことができるようになっているから、7人でいるときくらいはもっともっとほにゃほにゃ愛しい一面を見せてくれてもよいです。
仕事ができるところに惚れてるのに、ヲタクって、我儘ですね。
酸素のように自然に体内の血液へ取り込んでしまう照史くんのことを、あえてなんとか文章にしてみた今回の殴り書きブログ、最後まで読んでいただきありがとうございましーさー。
*1:https://www.shogakukan.co.jp/magazines/1220108119
*2:こころここりこりこりby濵…言いたかっただけです
*3:ちゃんと改行しないことで当時の私の荒ぶりを表現
オレンジ色のお守り、ではなく
先日経験した、2週間の自動車免許合宿。
心身ともにキツい毎日の中で私は事あるごとに、オレンジジュースを抱きしめていた。
大事な試験がある日には必ず、オレンジ色のパーカーを着た。
食堂から寮へ帰るとき、私がいつも見つめていたのは食堂の従業員口に咲く、オレンジ色の花だった。
オレンジ色、それは私が愛してやまないジャニーズWEST桐山照史くんに与えられたメンバーカラー。
私にとってオレンジ色は、すなわち照史くんを意味している。
特にアイドルのメンバーカラー文化に接したことのない人からすれば、私が今言ったことは理解しづらいかもしれない。
でも私は、オレンジ色を見るとそこから照史くんを連想する。
だから私にとっては、オレンジジュースも、オレンジ色のパーカーも、オレンジ色の花も、全部照史くんだった。
合宿を無事に卒業して、今日(6/11)の学科試験に合格した私は晴れて、念願の自動車免許を取得した。
私の手が試験を解いていたとき、その爪に塗られていたネイルは、オレンジ色だった。
初めて手にする免許証。
そこに写る私はお気に入りの、オレンジ色のワンピースを着ている。
ネイルも、ワンピースも、オレンジ色であるということはつまり、どちらも照史くん。
最近、オレンジ色をよく店頭で見かける。
もしかしたら今年のトレンドにオレンジ色が入っているのかもしれない…そう捉えていたけれど、だんだんそうではないような気がしてきた。
私はおそらく、日常風景の中にあるオレンジ色の存在に、これまでにない異常なレベルで気づいてしまっている。
「オレンジ色過敏症」とでも呼べばいいのだろうか。
視界に映る景色の中から無意識にオレンジ色が判別され、そのまま無防備な私の思考に突如として飛び込んでくる。
そうして私が生きる世界は、照史くんだらけになった。
照史くんは私を安心させてくれるから、オレンジ色は私を安心させてくれる。
だから私にとってオレンジ色は、安心をもたらすお守りのような存在。
こうしてただのオレンジ色は、照史くんのメンバーカラーという事実を介することで、私にとってのお守りになった。
オレンジ色のお守り、ではなく、オレンジ色がお守り。
もしあなたが現にアイドルを応援しているのなら、そのアイドルのメンバーカラーはあなたにとって、一体、なんですか?
あてなき片想いの行方
もっと他にタイミングがあったんじゃないかって、そんな風にも考えたけどやっぱり今だからこそっていう気もするから書く!!
この世を生きるアイドルの、恋愛について。
アイドルに限らず有名人は、たとえそれが純粋な恋愛だったとしても何故か「熱愛」という謎に冷ややかな表現でその事実を広められちゃう。
発信する側の一部の人がそれらを「面白いネタ」として扱うことで世間の興味を引くためなのかな、わかんないけど。
自分や自分の大事な人の恋愛話を、自分から離れたところで「熱愛話」として噂されるの、私は純粋に嫌だなあ。
とはいえ、どんな愛や恋にも温度はあるわけで、そういった意味で「熱愛」に間違いはないし、その言葉自体に罪はないんだけどね。
要は…恋愛をしている有名人に対する冷やかし、有名人の恋愛行為に対する得体の知れないネガティブイメージ、それがよくない気がする。
でもこういう偏見や固定概念って、世の中にたくさんあるんだろうな。
ひとつひとつ、気づいて変えていくしかないもんね、そうしよう。
「有名人」という括りですら恋愛話は世知辛いのに、「アイドル」になると話はさらにややこしくなるの。
たとえば同じレベルのイケメンだとしても、「俳優」なのか、それとも「アイドル」なのかによって恋愛話への反応は結構違うような気がする。
俳優だったら、メインの商売道具は演技。
歌手なら、メインの商売道具は楽曲。
でもアイドルは、メインの商売道具が自身そのもの(?)
だから、アイドルが恋愛でもしようものならまるでその商売道具に傷でもついたかのように、一部の*1消費者がそれを裏切りだと嘆いたり、怒り狂ったりしちゃう。
わからなくもないよ、気持ち的にはね。
でもそもそも、アイドルって本当に「自身そのもの」を商売道具にしてるのかな。
良い例になるかわからないけど、私はコールセンターに勤めたことがあって。
そのとき私、電話の向こうのお客様に対して、私自身の言葉と、私自身の対応で、たしかに「電話越しの私自身」をもって商売してた。
私はアイドルじゃないけど、もしかしたら私の声や話し方を個人的に気に入ってくれたお客様がいたかもしれないし、態度や姿勢から私自身のことを親切丁寧な人だと感じてくれたり、そしてそれらが後押しして商品契約に繋がったことだって、可能性としてはゼロじゃない。
でも別に私は、私自身のことを売り込んでたわけじゃない、あくまで電話応対という「パフォーマンス」を売り込んでただけ。
話すスピード・声のトーン・口調・内容などなど、お客様と接するときだけ特別に意識して提供してた、ただそれだけ。
だから接客中とそれ以外での自分は当たり前だけど全然違うし*2もし仮にプライベートでも接客中の話し方を強要されるようなことがあったら、それこそ理不尽さに怒り狂って沖縄の海に飛び込むだろうね。*3
一方アイドルも、きっとその場その場で最も喜ばれるような姿・話し方・振る舞いなどなどを仕事中だけ特別に意識して提供してくれてるはず。
コンサートではこう、バラエティではこう、音楽番組ではこう、みたいな感じで。*4
だから必ずしも仕事中とプライベートが同じ姿とは限らないし、むしろ違って当然だし、仕事上のあれこれをプライベートにまで強要されるのは嫌だろうなあと私は思っちゃう。
うまく書けたのかな、わからないけど、結局コールセンターの私と同じようにアイドルだって、商売道具はきっと「パフォーマンス*5」なんだと思う。
アイドルはなんでもやっちゃうから私みたいに電話応対とか電話越しの姿・情報だけに留まらないし、プライベート情報も仕事に使うからある意味全ての時間をアイドルとして生きてるし、各アイドルによって働くスタンスがバラバラだから線引きがとにかくわかりづらすぎるけど、でもやっぱりどこまでいってもアイドルの商売道具が「パフォーマンス」を超えて「自身そのもの」になることは絶対に無い。
あえて断言しちゃう、だってアイドルは「身分*6」じゃないから。
アイドルとして生きる、というのは、あくまでアイドルという仕事で収入を得て生きる、ということだから。
アイドルの子どもは必ずアイドルになる世界、生まれたときからアイドルとしての人生が定められてる、みたいなことは現代にはあり得ないし。
だからまず、アイドルにも私たちと同じように仕事以外の時間を自由に過ごす権利があるんだよって、もっと言うと自分の人生を好きに生きて当然なんだよってことを、まずは言いたかった。
言えたかな、言えてるといいな。
じゃあ、次。
アイドルの恋愛って、商売道具としての「パフォーマンス」に含まれちゃうのか…?
もしもアイドルの恋愛が「パフォーマンス」のひとつなのだとしたら、ファンクラブ料を払ってまで熱心に応援していた消費者が、その熱や愛を裏切るような「パフォーマンス」をしたアイドルに対して悲しみや怒りをぶつけるのは一理あるような気もする。
難しいなあ、たしかにアイドル自身の魅力、生き方、プライベート情報、そういうのと同じように家族構成も、仕事に使われてたりするもんね。
恋愛の続きとして結婚・子育てまで辿り着けば、それこそ子持ちアイドルとしての仕事が来ることだってあるだろうし。
でも、アイドルがそうやって恋愛を仕事に使うのは、あくまでアイドル自身が事実を公表してる場合に限られるんじゃないかな。
逆に言うと、アイドル自身が公表してない恋愛行為・事実は、そのアイドルの商売道具としての「パフォーマンス」には含まれない気がする。
たとえば、また私の仕事を例に出すけど、学生の頃に店頭での接客アルバイトもしてたの。
それは積極的にお客様に話しかけて、ご要望を聞き出したり、適した商品をおすすめする仕事。
一度きりのお客様でも、お互いにハマると結構長めに会話したり、なんなら私も少し個人的な話を織り交ぜたりして。
お客様の大半は女性だったけど、もちろん男性のお客様にも接する機会はたくさんあった。
とまあそんな仕事で、ここからは全部仮の話だけど、私がめちゃめちゃ男性ウケの良い店員だとする。*7
私の顔を見た男性のお客様たちは、その日必ず高めの商品を購入する…一応現実的に絶対あり得ない話じゃないよね、あくまで可能性の話として。
でもあるときから、私に異常なほどの大人の色気が備わって*8それを見た男性のお客様は皆、私に彼氏ができたんだと推察して、ショックのあまりお店に足を運ぶのをやめてしまう。
結果、お店の売り上げはガタ落ち。
私はもちろん、自分に彼氏ができたかどうかなんてお客様に言ったりしないし、お客様も直接事実を確かめようとはしない。
このとき、私の彼氏の有無は商売道具としての「パフォーマンス」になってるのかどうか、それが問題。
まずそもそも、私の彼氏の有無がはっきりしてない、そこが大きい。
もしかしたら異常なほどの大人の色気を身に纏わせる魅惑のメイク*9に手を出しただけかもしれないし、はたまた本当に彼氏ができたのかもしれない*10し、それはわからない。
あくまで「彼氏ができた」と認識したのはお客様側の勝手な推察だから、私としては特に彼氏の有無を仕事に自ら繋げたわけじゃない。
というわけで、この場合は私の商売道具としての「パフォーマンス」に私の恋愛は含まれない、ってことでいいと思う。
ただし、お客様に彼氏の存在を感じさせちゃった仕事中の私の身なりや振る舞いは、商売道具としての 「パフォーマンス」に含まれるよね。
だってたとえ私が商品を売ってるだけの店員だとしても、お客様の購買意欲が仕事中の私の姿によって左右される以上、そして私自身も仕事中の自分の姿や振る舞いによってお客様の購買活動を促す以上、それはもはや「パフォーマンス」でしかないから。
とりあえずこんな感じで、彼氏有無はっきりしないパターンは終わり。
そしたらもし、実は私には男性のお客様たちの推察通り彼氏がいて*11私が休日に彼氏とカップルシートで野球観戦してるときに偶然お客様の1人と遭遇 しちゃってたとしたら。
これは、私は仕事以外の時間に彼氏と野球観戦してただけで、それをたまたま普段お店にお客様として来店する1人の男性が見ちゃっただけで、なんなら絶対にバレない噓をつける能力がもし私にあれば遭遇したときにうまく彼氏の有無を隠し通してそれで一件落着だから、私が彼氏の有無に触れない限り、自身の恋愛を「パフォーマンス」という商売道具にはしてない、ってことになる気がする。*12
でも、最悪なことに、遭遇したとき私が持ち前の嘘能力で相手を丸め込もうとしたらなんと、隣の彼氏が「僕たち付き合ってますよ☆」とか言っちゃった…これは?
これは…どうしましょう…私としては頭真っ白だよね…コイツ何言っちゃってんのまじで…そういえば嘘がつけない正直なところに惚れたんだった…oh…状態。
いや私の心情はさておき、ここまで私はお客様に対して特にアクションを起こしてない、ということでこの後にかかってるよね。
まず、彼氏がペロッた後でも彼氏の有無については自分の口から一切話さなかった、ってパターン。このときは、とりあえず「隣の彼とは付き合ってない」ということさえ伝えておいて実際の彼氏有無情報について伏せておく、というスタンスをキメればとりあえず恋愛を「パフォーマンス」として自ら認める言動は回避できるのかなあって思う。*13それにもし、瞬時に落ち着きを取り戻して持ち前の嘘能力で起死回生の逆転満塁丸め込みを相手へかますことが成功すれば、ほら、いけなくもないよね。*14
ただ、実際の仕事への影響も大して考えずに「私の彼氏」という立場を示しちゃうようなオトコを彼氏か友達に持ってたり、彼氏に疑われそうなオトコとカップルシートに座ってたという私自身の情報については*15きっと、ってか絶対、「パフォーマンス」に含まれちゃうよな。
ではでは、彼氏がペロッちゃったからもう降参してあっさりその場で認めちゃったとき、球場では黙って逃げたけど後日店頭でお客様から言及されて渋々認めたとき、もしくは男性のお客様たちが私の異常な大人の色気に異変を感じ取ったのを私自身が察して自ら彼氏の有無について公表したとき…これらは多分、ほぼ全部、自分の恋愛をついに商売道具としての「パフォーマンス」に含めちゃったことになる、と私は勝手に思ってる。
私のことを好いてくれた男性のお客様の中には、私の名前を気に入ってくれた人もいれば、私と共通の趣味があることを知って距離を縮めてくれた人もいるかもしれない…そうなると、私が公表した彼氏の有無という情報も、それらと全く変わらない店員としての私の情報のひとつなのかなあって。
だから私がお客様たちに彼氏の有無を公表しちゃったのなら、私の恋愛がもたらしたお店への影響については、一応私のパフォーマンス力をその原因として認めるしかない気がする…私としてはね。
ただし、休日の球場で遭遇した男性が実は既に商売を超える信頼関係・交友関係へ発展してる人だったり、互いにそのとき一切「客と店員」としてやりとりしなかったとして、そこで彼氏の有無をカミングアウトして、さらに「お店では、私の彼氏の有無については忘れておいてね」とかお願いして相手も快く*16了承した…そんなときは、そもそもその関係を築けた過程が私の店員としての「パフォーマンス」で、その結果として今回の場面ではもう店員としてのパフォーマンス云々の話ではなくなるんじゃないかなあ、感覚的に。
そんなこんなで、自分でもたとえ話がよくわからなくなってきたし*17、実際1人の店員の恋愛が大勢のお客様から責められることもないからそのまま置き換えるのはちょっと難しいけど、でも本質は同じだと信じて全部、アイドルに当てはめて考えてみる。
まず、アイドル自身の仕事中の姿・情報*18は、恋愛も含めて全て、商売道具としての「パフォーマンス」に含まれるってことでいい気がする。
そして、仕事以外の場面での姿・情報は、恋愛も含めて、たとえ消費者がその真実を知っていようとも、アイドルの周りの人が何かしたり言ったりしても、それでもアイドル自身(本人)が公表・公言しない限りは、商売道具としての「パフォーマンス」には含まれない、きっとそう、それがいいと思うんだ。
ただし、視覚情報は親しくない人に目撃されちゃった時点で「公表」と捉えられても仕方ない気がするし、公表された人間関係・交友関係それ自体は「パフォーマンス」に含まれちゃうんじゃないかな、多分。
だから逆に言うと、消費者との信頼関係も「パフォーマンス」のひとつだし、関係を築くまでの過程も「パフォーマンス」で、それによって「アイドルと消費者」という関係を少しでも超えられたのならそのときはもうパフォーマンス云々の関係ない世界に突入する、って感じ。
ってことはもしや…「アイドル」と「消費者」が互いに「アイドルと消費者」という関係を超えたとき、アイドルが商品として提供するパフォーマンスも、その対価として消費者が支払うお金*19も、どちらも両者の間には意味をなさない関係、つまり「人と人」という関係になれるってことかもしれない。
ではでは、自分で言ったけど、「アイドルと消費者」の関係から「人と人」の関係になる、って…?
「アイドル」と「消費者」を繋ぐ利害や取引を全て取っ払ったら、残るのは何…?
それはきっと純粋に、お互いの気持ちを思い合って、みんなの幸せを実現できる関係なんじゃないかな。*20
私、アイドルの素晴らしさとか、アイドルのファンとして生きる楽しさとかを知る前は、アイドルは外見で商売してるだけ、アイドルのファンは外見にお金払って癒やされてるだけって思ってたの。*21
でもそんな陳腐なものじゃなかった、全く。
アイドルもファンも、今日の幸せを、明日の笑顔を、ず〜〜〜っと続く平和で楽しい日々を、お互いに想い合ってる、祈り合ってる、そして支え合ってる。
それに気づいてから、アイドルのパフォーマンスは私にとって、応援の「目的」じゃなくて、幸せという目的のための「手段」になった。
そしてアイドル自身は私にとって、自分だけの幸せのための「手段」じゃなくて、それぞれの幸せという目的を一緒に果たしていくための「仲間」になった。
「仲間」って、それってつまり、「人と人」だよね。
ちゃんと対面したことも、話したこともない、向こうは私の名前すら知らないから、友達でもなければ知人ですらないけど、それでも私はアイドルと、「人と人」の関係、つまり「人間関係」を築いていきたいんだ。
そして「人間関係」を築くってことは、自分のこともアイドルのことも同じ一人の人間として大切にするってことで、対面したこともないくせに神経使ったり、勝手に傷ついて悲しんだり、小さなことで悩んだりしてとにかく大変だけど、でも一緒に成長しながら全部思い出に変えて笑い合って、人生をより豊かにし合っていける。
だから私、大好きなアイドルが嬉しいときは一緒に喜びたいし、悲しんでるときには励ましを送りたい。
私が悲しいときや嬉しいときに、たくさんたくさん寄り添って元気をくれたアイドルへの恩返しはきっと、一生かかっても終わらないけどね。
そんな、大好きな恩人であり仲間でもある、アイドルの恋愛…もちろんこれは…
祝福&応援一択!!!!!!!
ただ、恋愛に関してはたとえどんなに些細なことでも仕事への影響が大きく出やすい職業だから、ときめきをくれるアイドルってどうしてもそういう性質は否めないから、だから…
色々うまくやるんだぞ!!!!!!!
という気持ち、老婆心は常に抱いておるよ。
でも人生に失敗はつきものだし、それを許し合いながら成長していくのが人間らしい世界の姿かなって思うから、だからまあ、とにかく何事においてもお互い一生懸命がんばろうね、っていう気持ち。
それから、今の私はもう、自担へのガチな恋からは卒業してるけど、一時期は自担への恋愛的感情を募らせて、どうやったら本当に付き合えるのかって本気で考えて目標を掲げたこともあるから、「ガチ恋」という立場についても私なりにわかってるつもりだと思う、私なりにだけどね。
しかも片思い経験が豊富な人生だったから、届けたくても届かない恋心を抱き続けるつらさとか、片思いがついに片思いのままで終わった瞬間の満身創痍な感覚とか、それも身をもって理解してるよ。
私の片思いだったけど、それでもたくさんの人間愛をくれた、今でも簡単には恋心を捨てきれないくらい大好きな男性に、「君となら幸せになれると思うけど、一緒になることはできない」と言われた悲しさと痛み。
もう私の恋心が実ることなんてないって、実らない将来がお互いにとっては最高の道なんだってわかってるのに、ふと急にどうしようもなく求めては切なくなる想いの虚しさ。
名前を知られてても、対面して話せても、連絡先を知ってても、それでも報われない恋心はこの現実世界だけでも星の数ほど存在してるはず。
ましてや『溺れるナイフ』*22や『宇宙を駆けるよだか』*23のように、架空の作品で描かれるものまで合わせたら、一体、どれだけあるんだろうね。
そんな切ない片思いって、本当に報われないのかなって、私、前に本気で考えてみたことがあって。
結論…片思いは報われる、自分次第で。
というのも、私は私の信頼する素敵な人から教わるまで、恋愛成就=幸せだと思ってた。
でも、「幸福は恋人が与えてくれるのではない」って言われた。誰かが与えてくれるんじゃなくて、自分が自分で幸福になるらしい。
ということは、叶わぬ恋愛=不幸も正しくない。
同じ人から、ダンテという、西洋の有名な詩人の話を聞いたの。
ダンテは9歳のときに出会った女性への恋心と愛情を、生涯、自身の詩作の中に輝かせ続けた。
ダンテの憧れの女性は他の男性と結婚し、そして若いうちにこの世を去ったけど、その悲しみも痛みもすべて、ダンテは自身の芸術活動へ、生きる希望へと変えていったらしい。
結局は、相手がどうであれ、自分が相手への愛情によって幸せになれるかどうか、それだけが恋愛の勝敗を決めるみたい。
今まで恋愛って、報われるのは両思いになれたときだけ、それはつまり相手が自分を選んでくれたときだけだと思ってたけど、そうじゃなかった、想像してたよりも恋愛は温かくて自由で明るいものだった。
それなら失恋を、片思いを、嘆き苦しみ続ける必要はないってことだね。
やるせないつらさを、ナイフのような言葉にして、大好きな誰かに向けるなんて悲しいことを、もうする必要はどこにもないんだ。
そして、身近な人への恋愛も、アイドルへの恋愛…いわゆる「ガチ恋」も、境遇が違うだけでどちらも恋愛の本質は、きっと変わらない。
それに多分、「ガチ恋」という立場の人だけじゃなくて、アイドルと共に生きてる人なら誰だって、アイドルへの恋心、アイドルへのときめきを、たしかに胸に抱えながら日々を送ってる気がする。
だから、みんなで助け合おうね、何があっても。
みんなで驚いて、悲しんで、でも優しさと笑顔は絶対に忘れずに。
あらゆる感情と体験を、思い出と、希望に変えて、綺麗で幸せな人生を、みんなで、楽しく進んでいこう。
最後に、この世を生きるアイドルの恋愛について、誰がどう感じようと、どう考えようと、どんな立場を貫こうと、全部みんなの自由だ。
だからこそ、どうかみんなとアイドルと私の幸せのための最高の答えが、みんな自身の中に見つかりますように、アイドル自身の中に見つかりますように、私自身の中に見つかりますように、そう私は今日も祈りたくなる。
誰かの何かが、誰かを幸せにする。
誰かが、誰かの何かで幸せになる。
そんな日々が、景色が、世界が、アイドルの恋愛についてもきっと、きっとおとずれますように。*25
*1:ただし必ずしも少ないとは限らない
*2:地声が低いからなおさら
*3:飛び込みをどうか許して。ダイバーの自担に助けられたいだけなの
*4:ちなみに私は自分の電話応対を磨きながら、1対1ですら綺麗に会話するってこんなに難しいのに大勢の話や振る舞いをまとめる自担のMC力ってほんとどれだけ凄いんだろうとひしひし実感した。好きと尊敬の洪水。
*5:自身に備わる性能・魅力も含む
*6:法または慣習によって規制された境遇・階層
*7:実際はね、そんなことはない普通の店員でしたよ。むしろね…やめてこれ以上は言わせないでください今が楽しいんです
*8:自分で書いてて腹筋がじわじわきてしまった
*9:何それ欲しい…いや何事も平常がいちばんですね(急に冷静)
*10:せめて例の中ではできていてと願う
*11:やったね〜、春が来たね
*12:偶然見ちゃった男性は、ショックで野球どころじゃないだろうね〜、ごめんね〜(笑うところです)
*13:机上の空論かもしれないけど、不可能じゃない!諦めるな!
*14:みんな、僅かな可能性を信じるんだ!
*15:私が遭遇したお客様の目をまっすぐ見ながら同じカップルシートに座る隣の彼氏を指さして「こんな人知りません」って訴えかけない限りは
*16:内心泣いてたのかもだけど
*17:お前がそんなんでどうする!田舎の母ちゃんが泣くぞ!
*18: 仕事以外の場面で消費者と遭遇しアイドルとして対峙した場合も含む
*19:時間はお互いに払ってるから相殺シマァス
*20: 綺麗事かもしれないけど、綺麗事を信じたことで泥だらけ・傷だらけの姿になっても、それでも屈せず綺麗な笑顔でまた進んでゆけば必ず綺麗な心で綺麗な人生を送れると私は思う。
*21:やめて石を投げないで。でも本当に反省してます。
*22:映画『溺れるナイフ』https://www.netflix.com/jp/title/80199076?preventIntent=true
*23:Netflixオリジナルドラマ『宇宙を駆けるよだか』https://www.netflix.com/jp/title/80230018?preventIntent=true
*24:ウィリアム・ブレイク作『三匹の獣から逃げるダンテ』
*25:意味わかんないほどの長文、もしも読んでくださったのなら本当にありがとうございました。当の私は、最近恋人の存在が噂され始めた推しがそういえばあるときから急に異常なほどのオトコの色気を身に纏い始めたことを思い出し、なるほどあれは愛するオンナ(女性)があってのことだったのかという、妄想よりも刺激の強いときめきを勝手に被弾して幸せな興奮と腹痛を自身に呼び寄せるような、そんなスタンスのやつです。もちろん恋愛・結婚大賛成で、いつか自担が結婚したときは結婚祝いのファンレターで祝福したい(大人用の綺麗なカードか、それともかわいいスヌーピーのカードか、今から悩み始めてる)、自担のタキシード画像と結婚式エピをどうか公式web連載で拝みたい、自担の奥さんエピや子育てエピを滝のように浴び聴かせられたい、という夢を密かに胸の中で温めるくらいの熱意です。実際は繊細で複雑な問題(?)だし、もはや意味をなさないように思えて実は安心材料として欠かせない「アイドルの独り身宣言」とか、なんかほんと変に大変ですよね、みんなおつかれさま。私は好き勝手なことしか言えないけど、どうかちょっとでも、今日のこのブログが誰かの役に立てたらいいなという思いと、自担に何かあったときに冷静な思考を失くして途方にくれるかもしれない将来の自分に備えて、今のうちに自分の考えや価値観をまとめておけたらと、そんな理由で今回書きました。このあとがきのような注釈までも読んでくれたのだとしたら、ほんまおおきに、セクシーサンキュー、ありがとうそしてありがとうに尽きます。じゃ…あばよ。